
ヒロインは4人+サブが4人ですが、エンドは4つ
ネタバレを少しすると、ヒロインエンドがあるのは1人だけで以外は
全員エンドに類するモノになっています、少々謎仕な様ではあります
ゲームはMAP上にいるヒロインから1人を選択するタイプになっています
規定ターン数か、特定の条件を満たすとそのまま個別ルート(ほぼEDへ行きます
ヒロインはどのタイミングでも8人の中から選ぶことが出来ます
ただし、各ヒロインについてイベントを全部見ると選択不可能になります
???と言う項目にさらっと攻略のヒントが書かれていますし、苦戦はないかと
あとは、ひたすら選んだヒロインとのH、その後ヒロインとの会話、そして日常
という流れを個別に分岐するまでひたすら繰り返すことになっています
先に語ったように、ヒロインが1人(アンジェリカです)を除いて個別EDがないため
1人だけに絞って攻略しても、そのヒロインが選べなくなるだけとかあります
ヒロイン自体には一応個別のエピソード締めくくるような話もあるのですが
それ以上の区切りが用意されないので何とも中途半端な影響を受けます
Hシーンはそれぞれの特性によって分けており、個性的になっているかなと
ただ、どのヒロインもメインは最終的には対等な関係になるので注意です
サブヒロインであるメイドは、シーン数が少ないですが種族の特性を生かしています
どれも魔物娘である為、軽くではありますがそちらの需要を満たしているかと
シナリオは基本最後のオチが同じなので特に語る部分はないですね
基本的には、魔王達との文化の違いなどを知りながら、日々を過ごしつつ
Hシーンを繰り広げてヒロインと仲良くなっていくというゲームになっています
雰囲気からしてそうですが、予想通りのお手軽な抜き系ゲームかなと
プレイ自体は濃くないですが、標準的な抜きゲーレベルの内容はあるかと思います
ヒロインが多いですが、プレイ数は決して少なく、このボリュームなら悪くないかと
折角ヒロインでプレイの個性を分けたのに最後はみんな対等とかどうなんだとか
その辺りは足並み揃えたのにEDが全員分無いのはどういう事だという不満はあります
そういった細かい部分に気になるところはあるのですけども
お気軽にヒロイン達とシナリオなど気にせずHをしたいならオススメできるかなと
日常描写でなくてHシーンにこそ魔王を活かして欲しかったのはありますね
メイドはともかく、魔王は魔王である理由を感じられるシーンは少なかったです
あと、やはり気になったのは会話中は蔵之助の立ち絵が常に表示されること
プレイヤーではなく、魔王とイチャイチャしているのは蔵之助ですよって事でしょうか
吹き出しという演出故もあるでしょうが、もう少し存在を抑えて欲しかったです
エロゲー好きの無精ひげ生やした30歳無職のオッサンを始終見せられるのも……
細かいところでは気になりますけど、お手軽なエロゲーとしては充分ありカナと
魔王とかあまり気にせず適当に楽しみたい向けのお話しかと思います
以下、ネタバレを含む感想
【システム】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定有り
・Hシーンでウインドウの位置が変えられる(上と下)
・ルートロック有り
こちらも既読SKIPだとCtrlで強制にスキップできません
【攻略メモ】
EDは???と言う項目にもなんとなく書かれていますが4つあります
1.アンジェリカ個別
MAP画面でアンジェリカのみを選択する(ただし一度クリアが必要?)
・魔王ハーレム
MAP画面で魔王のみを選択して、規定日数を経過する(魔王全員選択する必要はない)
・ハーレム
MAP画面で全てのヒロインを一通り選択して、規定日数を経過する
・メイドハーレム
MAP画面でメイドのみを選択する3×4の12日でEDへ分岐する
シナリオの終盤の展開が少し変わるのみで
尺も短いのでHシーンの回収ぐらいの意味しか、基本はないです
【ヒロイン】
■アンジェリカ・ノル・ベルツフォカ
アスモデウスらしい北方の魔王、戦闘能力は最強、無意味な争いを止めたいと思っており
その為に、大魔法使いであるの力を借りることになる、基本的には一番の真面目タイプ
お嬢様である為、蔵之助の住む部屋(旅館)をあばら屋と称したりHには戸惑いがなかったり
と、世間一般と比べると当然ではあるが大きくずれた部分も見られる(純粋というのか)
また、好奇心は強く、色々と人間の世界の文化に触れて見ようとする気概が見られる
だんだんと人間界のことを覚えてきて、蔵之助の前で照れたりする部分も出てくる
唯一の個別EDもちであるがHシーン自体は1シーンが多い程度だったりするので差は小さい
ところで、アンジェリカが蔵之助にどうして惹かれていったかは正直解らなかったです
選択毎にHシーンと魔王との噛み合わない会話を通す内に成長したとか誉められてた
ニコポ、ナデポという安易なシチュすらも見られない謎のデレモードが発動することに
といってもこの作品のヒロイン全員そんな感じなのですけどね
Hシーンはメイドのジトニャに入れ知恵されて、男を喜ばせる為の奉仕的なプレイが多い
それを除けば基本的にはノーマルなプレイが多く、その辺りは如何にもメインというところ
■ジトニャ・ノル・ブトカ
サキュバスであるアンジェリカのメイド、世間もある程度しっている常識人枠である
純粋誤解して暴走しがちなアンジェリカのストッパーにも、ただしHの入れ知恵はする
サキュバスらしく、性欲や強く、テクニックはかなりのもの、ただサブなので発揮されない
どうして蔵之助を押し倒した後のシーンがフェードアウトなんですかね
■メイシャオ・シー・カオリャンチャウ
アスモデウスらしい、西方の魔法、現在成り上がり中
一番になりたいが為にとりあえず戦争をふっかけている目下アンジェリカ
しかし、その侵攻が何度と無く失敗しており、状況を覆す為、大魔法使いを狙うことに
何故かモチーフが和装の狐少女、しゃべり方含めてアレなんでしょうけども……
アンジェリカへの対抗意識が強いものの、性能的に勝てない運命にある
しかし、根気というかしつこさは人一倍ある為、負けを認めず挑んでくる
そのように行動力はあるが、全体的に詰めが甘く失敗ばかりする、ドジッ娘
基本的には唯我独尊魔王様だが、こういう娘はやさしくするとコロッといきます
過程が短いですけどそっち系のギャップキャラということで
獣な見た目故なのかプレイは外でやることが多い
アンジェリカの対抗意識故かプレイ内容は過激なモノを好む傾向が見られる
耳年増だがテクニックはある故、奉仕のプレイでは蔵之助をリードしている
ただし、感じてしまってからは完全にやられる立場に逆転します
野外プレイも多い為、一番好き放題されているヒロインな気もしますね
■タオ
気弱で健気なメイシャオ付きのメイドで、スライム
ドジッ娘でもあり、失敗を重ねるポンコツなメイドであるが
妙なところで実力を見せる部分もある、役に立たないけど
普段は受け身だが、興奮をすると発情し、蔵之助やメイシャオに襲いかかることも
■エレアノール・エスト・ロートシルト
バエルらしい、東方の魔王
古くからの名門で裕福、東方のメイシャオ程派手に動かないモノの野望は持っている
登場時はマッチョで女性とは思えない見た目と声をしている、性格も男前
しかし、それは周囲に威厳を保つ為の偽装で本当は幼い見た目をした魔王である
少女の見た目の時はしゃべり方が独特な方言になり、性格も見た目のまま幼い
見た目通り、蔵之助に甘える感じてすりよってきて、遊ぶように要求する
その遊びがHな事だったり、普通の遊びだったりするのはシナリオのタイミングによる
後は遊びに付き合っていくうちに惹かれていく……ってインスタントですね
体系故に激しプレイはやりにくいので、序盤は責め担当です、足が得意後のお尻
まあ定番ですけど、いつも後者にシフトスルの何か間違ってないかなって……
■レオヴィル・バルトン
真面目で優等生なエレアノール付きのメイドで種族はアラクネ、格好は執事
普段は真面目で気の利く、優等生なボクッ娘であるが裁縫など可愛らしい趣味もある
発情すると自分を抑えきれず襲ってしまう、そのときSな性質を見せる部分も……
■アスセンシオン・スル・バルバンクール
ベルゼブブらしい南方の魔王、最大の領土を持つ所謂中二病の魔王様
煉獄の千年王国(詳細不明)を生み出す為に大魔法使いの確保のに乗り出す
眼帯をしているが、別に右目に問題があるわけでもなくそう言う演出
まあ、蔵之助の存在を地力で感じとったあたり実は実力者なのかも知れない
基本的には、中二的な発言をして周囲を引っかき回すキャラクター、友達はいない
その性質故、蔵之助と話が合う部分もあるので相性は良いのだろう
時々正気に戻りそうな部分もあるが、基本的にはぶれない人です
そんなネタの裏に隠された少し乙女な部分も見てあげると良いかもしれません
Hシーンは誘う側はいつもアスセンシオンであるモノのプレイ自体はSMチックな
アスセンシオン自体を虐めるプレイになっている、誘い受けタイプ
■デメララ・オレンダイン
エロ担当らしい、アスセンシオンつきのメイド、ラミア、家事も一応出来る
アスセンシオンの行動は適度な距離で可愛がっており、扱いにはなれている
エロ担当と言うことHシーン自体はどれもデメララのリードによるモノ
【Hシーン】
・アンジェリカ:10
・メイシャオ:9
・エレアノール:9
・アスセンシオン:9
・ジトニャ:2
・ジトニャ+アンジェリカ:1
・タオ:2
・タオ+メイシャオ:1
・レオヴィル:2
・レオヴィル+エレアノール:1
・デメララ:2
・デメララ+アスセンシオン:1
・アンジェリカ+メイシャオ:1
・エレアノール+アスセンシオン:1
・魔王4人:2
・ジトニャ+タオ:1
・メイド4人:1
メインは9枠+アンジェリカはED分の1、メイドは2枠で主を交えた3Pが1枠
あとは魔王の3Pと魔王全員、メイド全員と考えら得るパターンハ殆どカバー
これだけしていると、レオヴィル+デメララが無い方が不自然に
魔王は一応魔王毎に個性はあるのですが、後半戦はどれも蔵之助リード
メイドは3Pを除けば種族毎に色分けをされているかなと思います
回数などには不満は無いですけど、もう少しプレイに個性付けが欲しかったです
一応、メイドには魔物娘らしいプレイも見られますが、回数が回数ですので
過度の期待をすると肩すかしかと思われます、あくまでオマケ程度と言うことで
【まとめ】
ボリュームやHシーンの分量的にはミドルプライスと見るとそこまで不満はないです
気になったのはテーマを活かせておらず最終的にはただHをするだけになっている事
「魔王~」とタイトルまでに打ったんですからその辺りをもう少し活かして欲しかったです
また、前半は個性が出ていたのに、後半は殆ど普通のHシーンになるのが不満です
EDはアンジェリカのみ単独有りという仕様が少々不思議な感じがしますね
メイドはともかく、魔王とは誰でもある程度良い関係になっているのですけども
何故かそのままフェードアウトして、別のヒロインとなるのは少々アレかなと
ハーレム3種類用意したりしてますけど、魔王個別EDにその労力をとも思ったりします
細かい不満はありますけど全体的には、気軽に楽しめるエロゲーだったかなと
テーマにそれほど沿っていないという部分で、それ需要だと弱いかも知れませんが
難しく考えないお手軽なエロゲーと考えるとCP的にも悪くなかったと思います


