
(リンクは残っていないのでリンクはしていません)
もう、そろそろ発売から10年と言うところの作品になっています
翌年2003の夏にはアニメ化され、そのタイミングでDVD版も出ています
その翌年2004年にはPS2版が発売されています、以降、動きはないです
当時のエロゲーからアニメへの道程を考えると異例のスピードで初期からの企画でしょうか
(らいむ色とかあるからそういう流れがあったのかバブリーだったのか不明ですが)
DVD版とFDが々ブランドから出ているものの、以降作品を出していない事を考えても
専用のチームだったとか思わなくもないです(売り上げが芳しくなかった可能性もアリですが)
後にキャラメルダンセンのMADムービーで何故か再び日の目を見るのですけど
あのダンスは、DVD版とPS2版からの追加要素らしいの本作では見あたりません
……いえ、別に良いのですけど、ないと何だか少々寂しい気がしないでもないです
■本題に入る前に
さて、雑記で何度か語ったのですが、中々曲者であるこの作品は
オブラートに包んだ表現で言えば非常に個性的な意欲作に感じました
ともかく、2002の作品を現在の基準で語るのもアンフェアだと思いましたので
2002年の作品と大きく影響を与えるであろう2001年の作品について軽く調べました
■2001年の話題作
当時を端的に語れば非常に業界が元気だった年といえるのではないかなと思います
2001年で有名どころは「君が望む永遠」「みずいろ」「大悪司」「秋桜の空に」「家族計画」
「はじめてのおるすばん」「水夏」「鬼作」というところ多いですね、多いと思います
いまでも風味とか使ってしまうのですけどかな坊の方は某ひぐらしにお株を奪われた気もします
最後に上げた「鬼作」ですが、Fateまで売り上げトップを持っていた「臭作」のシリーズだけあり
その年の売り上げトップを持って行っています、今の時代だと考えられない結果です
売り上げで言えば「Piaキャロットへようこそ!!3」も見逃せない作品でしょう
話題性のあるシリーズだったので売り上げがあったのもありますがそれ以上に印象的なのが
メインヒロインがとある特殊な仕様になっており、色々と非難を受けていたことでしょうか
この頃には既にゲームとして奇を衒った作品は失敗すると色々言われる時代になっていましたね
あとコンテストのエントリーナンバー2番の娘が後々……いや、コレは語るべき事じゃない
思い出深い作品は「ねがぽじ」「メタモルファンタジー」「未来にキスを」など話題性を欠きません
後に名前を残す作品が非常に多く、記憶に強く残る年だったといえるのではないかと
■2002年の話題作
2002年も話題性なら欠かない内容になっています
「うたわれるもの」、「D.C.」、「エスカレイヤー」、「水月」と言ったやはり有名どころが並びます
因みにこの年の売り上げNo.1は「妻みぐい」でまだまだ抜きゲーの強い年だったようです
売り上げを見ると「いきなりはっぴぃベル」もベスト10に入っておりこれは純粋に驚きですね
また、とらいあんぐるハート 1・2・3という1時代を築いた作品のセットも出ていますね
当時のHDDを考えるとかなり常識はずれの容量だったように覚えています約10GBですっけ
派生作品としてまだ生き続けている事には驚きを感じますね因みに3は2000年の作品です
フィアッセ放置して忍がちゃっかり側にいる事に驚きを感じたのを覚えています、ファイエル!
なのはさんは12年選手なんですね、そら社会人になってしまうわけですわ
この年は売り上げこそ強豪ではないモノの話題性の強い作品がいくつもあります
「腐り姫」「BALDR FORCE」「ロケットの夏」「Hello,World」「それは舞い散る桜のように」などです
「BALDR FORCE」は売り上げがそこまで多くない作品ですが話題性は非常に強い作品でした
私自身、あの作品の幻影を追っ手色々と痛い目に遭っている記憶があります、リベリオンとかね
■思い出話
あと全く話題性はないですが「屈折」という作品が個人的に思い出深いゲームになっています
個別ルート1時間程度という超お手軽ゲームになのですけどね、メインヒロインがお気に入りで
とあるROのとあるLokiサーバーで同姓同名のキャラクターを見たとき思わず
「屈折の?」と聞いてしまいそうになりました、そのエピソードを覚えている程記憶に強いキャラです
直ぐに手が動かず話はそこで終わったのですが、あの時メッセージ出していたら……
多分、特に何もなかったと思います、同姓同名があってもおかしくない名前でしたし
閑話休題、因みに当時としては「フローラリア」「結い橋」という作品が出てきたのも特徴かと
「萌えエロ」と呼ばれ、萌え要素以外にエロもある程度力の入れた作品が生まれており
このあとエロイッカイズツの悲劇が段々と改善されていくようになった記憶があります
今となっては作品によっては下手な抜きゲーより回数が多いとかそんなのもありますね
その土台を築いたのもこの年代ぐらいになるのではないかと思います、異論は全面的に認めます
ところでなんの話でしたっけって2002年の末に発売しアニメ化もしたあの話題作の話ですよ
さて、2001年と2002年を作品と私の記憶だけで顧みて、フォローポイントを考えたのですが
失敗でした、話題作とはいえ、他の作品が粒ぞろいすぎて意欲作の一言で片づけるには
この作品の内容では言い訳が聞かない年代のようです、生まれた年が不幸でした
■本題
さて、ぽぽたん、本題です、このゲームは普通の選択肢だけで解決するADVとは違って
マップを歩き回るってキャラに会いに行くという要素を取り入れています
会った先でイベントが進行して、規定の期日までにフラグが成立していれば分岐します
・移動先を方向で指示してMAPを移動します、微妙に動作が重いです
また、このシーンではセーブとロードが出来ません

・フロア毎のマップと現在位置は見る事が出来ますがそれ以上の機能はないです

新しい事をやろうと言うより昔懐かしのコマンドADVの移動に近いような印象を受けます
作品のテーマとも合わせて、どこか懐かしいモノをと考えた部分があるのかも知れません
中途半端ですし、プレイの支障にしかなっていないような気もするのですけども
■作品全体
ヒロインは9人?Hシーンのないウナギを除くとすれば8人がヒロインとなっています
攻略に制限があり、3姉妹とメイドのアンドロイドのメアーを除いては攻略順があります
MAP移動による不透明な好感度のわかりにくさもあって攻略は難しい部類に入りそうです
精神衛生に良くないので愚者の館様の攻略を参照させて頂きました、CD版も使えます
CD版とDVD版のゲーム上の大きな変更点として探索の終了の有無があるようです
このゲームは特定の行動回数分、マップ内を歩き回る事が出来るのですけども
CD版では目的地がない場合は無為に移動するなどして時間を潰して
次のイベントへ進めなければなりません、非常に面倒な作業であるといえます
攻略などを参照すると、目的を果たすまで最小のステップで迎えるのでやる事がなくなり
無駄に階段を上下した廊下をウロウロしたりするハメになります、タノシイデス
ヒロインは多い為か個別のシナリオは短く、あっけない結末のモノが非常に多いです
恋愛の困難を乗り越え、一通りイチャついた後再び困難があり最後にイチャつきクリア
ということもなく、問題発生→解決→Hシーン→ENDという構成が多く目立つモノになっています
全てではありませんが、最近のゲームの殆どが持っている個別シナリオの尺を期待すると
間違いなく物足りないボリュームであるモノが殆どではないかと思います
作業感が強く、長く感じる共通ルートのMAP移動作業より、個別の方が短いのではないかと
思ってしまうシナリオまで存在します、個別ルートに至っても、短い分濃密という事もなく
結局何を言いたいのか分からない結末を迎え、簡素なエピローグで終わるモノが多いです
設定が色々と詰め込まれているとは思うのですが日の目を見る事もなく終わる事が多々あります
全ては最終シナリオのネタ仕込みの為と見る事も出来ますけど、結局その殆ど放置されており
情報収集に覗いたwikiに書かれているキャラ説明を読んだだけでシナリオで語る事の半分は
終わってしまっているような程度の軽く各キャラの世界の設定に触れる程度の内容が殆どです
最後のシナリオである程度のバックストーリーが語られますがそこが唯一解決された部分で
他にも説明されていない事がある気もしますが、基本は放置の方向で突き進むゲームでした
この辺りの設定資料などが存在したらかなり分厚い資料になるのではと思わなくもなく
ほのめかすような描写も多いのですけど、強い吸引力のあるシナリオであるかは別の話です
終わってみればなんだったのかと残尿感を残す者の強く求めるほどではないのですよね
もう少し上手く膨らませれば、興味の惹かれるシナリオになった気もするのですけど
普段は落としドコロの分からないキャラ同士の会話のドッヂボールと称しても良いような
個性の押し付け合いになっており、あまり真剣に語る気もないように感じられます
ぽぽたんで世界を作り出して、別作品でゆっくり拡げているという考えがあったのかも知れません
結果として見れば、ぽぽたんの世界のチュートリアルをしつつヒロインの交流を軽く描くのみで
以後何も音沙汰のない、中途半端さが拭えない作品として終わってしまっているように感じました
以降、何年も前で興味ないであろうゲームの中身の話など
【シナリオ】
ヒロインは良くも悪くも個性的であり、極端な言動のヒロインが非常に多く見受けられます
個別を外れたヒロインは、終盤を除いてはその個性を遺憾なく発揮して話の腰を折ります
特に3姉妹は目立つ立場ながら、強烈な性格であり、場合によってはアレな立ち位置です
攻略時以外はヒロインというより個性的な登場人物ぐらいの立ち位置で見ると良いでしょう
昨今のヒロインはツンデレを超え暴力系であっても媚びているなと思う程、揺るぎないキャラは
現在のヒロイン達の関係が如何にぬるま湯であるかを思い出させてくれる反面
プレイヤーのヒロインを攻略する意欲を容赦なく奪っていくのも間違いありません
しかし、いやがってもルート強制なので最後まで攻略するにはプレイしないといけません
結果論で言えば、メアー位がヒロインとしてそこまで悪くないかなと思ったレベルのキャラでした
最後に登場する雫は唐突すぎて、欠点もない分、存在感も薄い気がうするのでどちらとも言えず
尤も、他のヒロインに語る何かあるかと言われるとそれはそれであまりと言う気もするのですが
主人公の「クリス」は当時それなりにいた無気力で少し突っ張ったような性格をしています
今で言えばニートと称されそうな立ち位置を持つ存在です、一応バイトをしているのですけども
地の文が彼の無気力な言動で大半を占められているのもこの作品の問題点の1つといえるかと
MAP移動で移動先に誰もいないからと言って逐一、舌打ちをしたり、不満を述べられたりするのは
プレイしている身としてはゲームのテンポもあり気持ちの良いモノではありません
マップ先になにもないと「何もない」とわざわざ伝えてくれる優しい配慮です
因みにこの後のテキストは
「ま、常に何かあったんじゃ身体がもたないからな」
「……………………………」
「ここにいても、しょうがないか」
と、更に3クリック分のテキストが表示される事になります
このテキストはその時間帯で始め行くく場所で、イベントがない場合全てに表示されます
また、人を探すイベントで何もない場合は次のようなテキストになったりします
ちなみに、このイベントはプロローグでお屋敷に入居させて貰う為に
屋敷内に無断に侵入して人を探している場面になっています
ヒロインとの会話も自分の常識から外れている相手には心の中でかなり酷い事も考えており
時には陵辱ゲーから出張してきたような負のオーラーを感じさせるシーンもしばしばあります
個性的なヒロイン達の言葉のドッヂボールを見かね、強引にまとめ役に走る事もしばしば
沸点が分からず、急に声を荒げたと思えば、無理に話をまとめて場を治めようとしたりと
プレイしてる身としてはクリスのテンションは非常に読みにくく気持ちが測りにくいのです
理由は後付で説明されるのですが、納得するかというと別問題で、理解にしにくいキャラです
クリスなりに譲れない部分があり、しっかりと線を引いているのかも知れません
その割に、知識のないヒロインを騙してHな行為に及んで相手の人生を変えたりしますし
半ば騙すような行為で変態的なプレイを要求したりする場面も見受けられますが、無視
基本的には火がつくと熱くなる正義感の強い青年という事で納得した方が良いと思います
他にキーとなるのは現在話題となっているインディーズバンドのメンバーである「クロード」
シナリオによってやっている事は違いますが基本的にクリス達に嫌がらせをしてくる役です
別にクリスと因縁らしい因縁もないのですが(設定は顔見知りとあったような……)
利害の関係から対立する事になります、暗示を使って人を操り街に迷惑を掛けることもあり
不思議な力が使える3姉妹の秘密を探る為、メアーをメイドとして家に送り出していたりします
シナリオによって目的などが大きく違う為、ライバルの記号的な存在ぐらいでしょうか
・共通
全ての話は、路頭に迷い進退窮まって置き売りの野菜にクリスが手を出す所から始まります
徘徊し最後に街の外れにひっそり立った3姉妹と自称アンドロイド少女の暮らす屋敷に行き着き
そこの入居者募集の張り紙を見て、入居を申し入れる事で物語が始まります
かつては熱い思いを持っていたものの、目的意識を無くしてしまい自堕落となったクリスが
コンビニのバイトでもしながら街の人々と触れあい、様々な事件に巻き込まれていきます
【ヒロイン】
・あい
動植物の声を聞く能力を持つ、3人姉妹の長女
人とコミュニケーションを取るのが苦手で、テンポが人とずれている
脈絡のないテンポで会話に入って周囲を混乱させる事もしばしば
その危なっかしい態度から、みい以上にまいの心配の種となっている
一応、長女の威厳を持って周囲に言い聞かせる場面もあったりするが
基本的には周囲に置いてきぼりを食らう役回りになっている
あいの為に頑張ろうとするも、ちょっとした事でクビになりふて腐れて
あいと関係を持つだけ以てやり逃げしようと思うも瞬時に路頭に迷い
野菜を盗もうとしたところをあいと再会し、同棲という名目なら
家賃を払わなくても良いという理屈で半ばヒモのような感じで戻っていく話
一応作品の看板のような3姉妹ですが、シナリオの質とかは気にしない方が良いです
・ウナギ
あいに寄り添っているフェレット、あいシナリオ途中で旅に出てしまうも
EDのエピローグで人間の姿になって戻ってくるブランドのマスコットキャラ
にゃにゅにょが混ざった何とも独特な言葉づかいをするが一応意味は通じる
かつてあいを不良から守ろうとして、役に立たずクリスに助けられた事もあり
その反動からあいを守りたいという気持ちが非常に強い、クリスも気に入っている
話は、不良にからまれたあいをうなぎが意地で守りきるとい話、良かったね
・まい
3人姉妹の次女
激励した相手の身体能力を向上させる能力を持っている
自堕落な事が大嫌いで、何となく生きているクリスに対してきつく当たる
それが原因で、きつく当たるも言葉が過ぎており、心ない暴言に発展
シナリオによっては嬉々としてクリスを家から追い出そうとしたりする場面もある
メアーの存在を疑っているのか、他の仕事を奪って堕落させている事を嫌うのか
クリスだけでなくメアーに対してもしばしば心ないキツイ言葉を浴びせている
正直、個別ルートを除けば凄く不快な存在でした、あまりにあまりな性格づけに
力を持つ代償としてその性格が極端に出てしまうみたいな裏設定があるモノだと
他を見ると分かりやすいキャラ漬けの為に極端な色づけと言うだけな気もしますが
小奈美のほらから始まった「東京の外」の存在、誰も見た事のない世界を信じているまいは
それを強く主張するあまり、学園で孤立してしまい、今は登校せず1人街を徘徊していた
東京の外に出られるという噂のある、神社にある森を2人の力で森を必死の思いで抜けます
しかし、待っていたのは東京の外ではなく、捨てられた文明の後である、ゴミの山でした
クリスが慰めて立ち直り、森から帰る手段もゴミ山から自転車を見つける事が出来解決します
ゴミ山に自転車が捨てられていない筈ないじゃん!、とまるで一発逆転の展開のように
主題歌がバックから流れて終了するのですが、少々反応に困る結末でございました
クリス達の住んでいる世界の特殊性を知らせるという意味では意義があるのかも知れない話です
ヒロインは平生が酷すぎるのですけど、落差の激しいヒロインが好きならあるいは
一応目的意識がある人間にはそれ相応の応援をしてくれる人なんです、ハイ
・みい
3姉妹の3女、とにかく我が儘でマイペースな少女
クリスに一目惚れして、何かとすり寄ってくる
魔法少女の格好をして街を徘徊しており、人助けごっこをしている
ビジュアル的に生える故か、或いはマスコット的なキャラなのか
何かと前面に出されているモノの、なかなかに上級者向けのヒロイン
舌足らずな言葉遣いも、欲望に正直すぎる問題行動の数々も
微笑ましいの比と事では片づけられない癖の非常に強いヒロインです
ある日、突然凶暴化して人に襲いかかる事件が発生します
その為に駆けつけるみいですが力が弱く上手くその現象を解決できません
気持ちよくなる事で力を上げる事が出来るようですがそれが独りよがりで不十分
無理をして事件に挑むも返り討ちにあいそうになります
自分勝手に突き進んでいる、みいの性格を諫めて愛を確かめ合う2人
パワーアップしたみいは事件を解決し首謀者のクロードを追い払います
愛の力の勝利と言うところでしょうか、因みに引く事を知ったモノの
やはりマイペースなみいに振り回されるクリスという感じで話は終わります
因みにこのシナリオだと何度かミニゲーム(リズムゲームがあります)
テンキーの4,6,1,3を使い外から迫ってくるオブジェが中心の判定に重なったときに押下
高難易度は見慣れていないと難しいですけど、全体的には簡単で困らないでしょう
ナムロック掛けてないと無反応で、そのこと教えてくれないんですけどね……
ちなみに「おまけ」でいつでもプレイ可能、曲は2曲しかないのですけど譜面は多いです
・メアー
自称アンドロイドのマイペースで毒舌な屋敷のお手伝いさん
みいに弄られておりコスプレなどで毎回パーツが細かく違ったりする
まいに対しては堕落の象徴だからか、他の疑いなのか非常に嫌われており
ことある毎にばらしてゴミに出そうと言われている、まいさんのイメージダウン凄いです
実はクロードの命令で不思議な力を持つ3姉妹の秘密を探らせる為に潜入していたメアー
3姉妹の力の源を調べるべく奮闘するも上手くいかずクロードに怒られているのを見かねて
一緒に秘密を探るべく3姉妹から得た情報を元に姉妹の力の源について調べていきます
とりあえず星とつながり力を借りるというコツを元にメアーも力を覚醒させます
それをみて、自分のモノにしようとするクロード、因みに人間だけど暗示でアンドロイドと
思いこませていた事も告白しますけど、このあたりの設定って必要なんでしょうか?
既にクリスに心が傾いていたメアーはクロードを拒み、クロードから逃げる事に
ADVに向いているとは思えない茶番劇のような追いかけっこの後、3姉妹に助けられます
ここで、まいの素直でない部分を理解してあげないと以降あまり見せ場がないです
・小奈美
クリスの幼馴染みで、田舎からやって来た少女、まいと友人になる
外見は良いがその場のノリで生きており、ほら話によって周囲に迷惑を掛ける事も
元々初恋の相手だったらしいクリスとは気の置けない間柄と言うところ
人気のインディーズバンドのライブを見て気に入らず批判したのを受けて
2人でバンドを組む事を提案する小奈美、半ば強引に話を進めて行くも
軌道に乗ってきたところで、互いの焦りもあって失敗してしまう事に
そこで敏腕プロデューサの目にとまりプロにスカウトされるも断るクリス
しかし、小奈美はそれを受け入れ、互いのバンドを解消する事に
周囲に励まされ、互いの思いを確認した2人はバンドを再結成し
件のインディーズバンドと対決をする事になるも敗北してしまう
相手のバンドのファンから敵視され街に住めなくなり田舎に戻る事に
しかし、2人が幸せになるには有名になる必要もないしお金も必要ないよね
とかそんな感じの結論ですけど、そんなキャラですっけあなた?
バンド対決では描写が特になく、負ける方が正道、勝つとBADという変わったスタイル
一応音楽がネタであるものの、特別な音楽が要されているわけでもなくて
心が籠もってないとか、この歌詞は最高だとか、何故か批評の言葉だけで話は進む
本当に表面だけを撫でる内容になっているのはどうかなと思うわけですが
通常ルートでも小奈美は敏腕プロデューサに襲われる未遂シーンがあり
BAD ENDでは最終的に別れた相手に奪われているという軽い寝取られ要素があります
といってもHシーンとしては未遂止まりなので中途半端なわけですけども
・雫
最後に攻略できるヒロイン、街の外れを散歩しているところを見かける
気になったところで、再会するも何処か浮世離れして危なっかしい所を見て
無理を言って半ば強引に屋敷へ彼女を住まわせる事になります
このシナリオだけなぜか、前触れもなく他のヒロインのフラグを消化しています
恋人関係ではないので、うなぎの成長であるとか、メアーの力の覚醒であるとか
ゲームの開始は野菜の置き売りを猫ばばするシーンで他と同じなのですけどね
クリスとクロードの関係であるとかも他のシナリオを引き継いだ状態になるなど
前触れもなくループ構造のそれになっていました
雫はこの星の使者で、かつて地球から逃げ延びた人たちの手助けをしていた存在
3姉妹とメアーの力全てを扱う事が出来て、しかも全てが高レベルになっている
かつて皆の為に力を振る舞ったが故に、雫を巡って争いが起こってしまった過去があり
そのなれの果ての一部が東京の外に向かうときに見た光景であると思われます
本人の性格からその力で周囲の人間を再び助ける様な行為に出るも
周囲からの羨望や、やっかみを受け、果ては自分が原因の争いを起こすの見て
何も変わっていない世界に失望して再び、眠りにつこうとするも
クリスが他の4人が代用の力使えるし、力を失っても大丈夫じゃないかという
説得にならない説得が功を奏して、力を半減させ、4人の指導者として
そして1人の少女として屋敷に帰っていく事になるのでしたちゃんちゃん
・TRUE
雫END後に流れる、雫の歓迎会をする話、モブ含め登場人物をとりあえず集めて
みんなでぱーっと騒ぎましょうという内容になっています、クロードは放置します
最後はせっかくのピクニックなので花があると良いという雫の提案で
雫と4人の力を合わせて東京の街にそびえ立つたんぽぽの花が咲いて語りが入り終了
まあ、雰囲気として言いたい事は分かるんですけど良く分からない作品だったなぁと
斜め読みすると、進みすぎる文明への警鐘とかに見えたりもしますね
以下2人は、雫シナリオには攻略必須ですが扱い的にはサブです
サブと言っても良いか不安になるようなキャラですけどサブです
・ここあ
小奈美攻略後に攻略可能となるスーパーに勤める奥様
スーパーで出会う女性、幼く見えるが20代、処女だけど未亡人
スーパーは1人で切り盛りしており、その殆どは神様が助けてくれているらしい
見た目が幼いのを気にしており、奥様とか呼ばれる事に憧れている
冷やかしで入ったスーパーで押し切られてこんにゃくを大量に購入するも
ここあが中々用意できない事で脅して、Hな行為に及んだりします
そのままなし崩しに関係を持ってゴールインするお話です、まあ、サブだからね
・のの
ここあ攻略後可能になる巫女服を着た女性
いつも神社の前で掃除をしている少女、しきりに占いを薦めてくる
昔難病で治す為の手術をして貰ったが、莫大な借金を抱えてしまっており
その為、土地の立ち退きを言われているが、信仰を広める為にはどうしても手放したくない
どうにかする為占いをして有名人となって、お金持ちの人に目を掛けて貰い
借金をどうにかしようと、日々占いに励んでいる様子、突っ込む無用です
最悪の場合土地を手放して歩き巫女になるしかないという物騒な発言も飛び出してきて
他に案として出てきた森の神様の力を借りようと言うお話になっていきます
神様を見つけるも、どうも、ののが発する驚いたような超えに反応する様子
そんなわけでHな刺激を与えてなんとか神様に言葉を伝えようとします
そこで調子に乗ってしまうとBAD END、歩き巫女になったという結末に
上手く自制すると全てが上手く回ってHAPPY END、納得は行かない話ですけどね……
因みにGOOD ENDだと最後まで関係を結ばず、結ばれるとBADで歩き巫女という鬼畜仕様
「ここあ」と「のの」は結論から言えば語る要素が全くないおまけシナリオですが
敢えて言うならばこの街を緩く支える神様(=星霊?)の存在をほのめかしているのかと
【Hシーン】
自慰シーンやトイレを覗くシーン、着替えを覗くシーンなどお色気シーンはそれなりですが
本番に当たるプレイは1シーンずつぐらいしかなく、一部に前戯などで1シーン多めにある程度
その割にはNTR未遂であるとか、無理矢理処女を奪うとか酷いシーンも多くて無駄に挑戦的です
濃さで言えば今とは比べるまでもなく、当時としてもかなり微妙な部類の内容かなと
絵が悪くないのでその補正で戦えるのならアリではないかと思ったりもしますが
【まとめ】
語るほど何かあったのかというと疑問です、雰囲気と設定はあるけど内容がないモノなので
今後繋がっていくプロジェクトの土台作りみたいな作品だったのではと勝手に予想しますが
アニメは主人公(男)不在の別物らしいので、関連性はあまり無いと見て良いかと思います
その気はなかったんですけどキャラを語る為にシナリオのほぼ全容を語るハメに
それでこの分量で住むんだから凄いないようだなと思ったりもするわけですけど
当時のソフトと比べるても、最初に語ったようにこの頃は豊作で、言い訳は聞かないです
ただ、どれもがトップ勢レベルの良くできた作品をリリースしていたわけでもないので
シナリオの良し悪しに目を瞑れば、こういう感じの変化球なゲームがあった時代なのだと
歴史の資料的に受け止める事も出来るのではないかなと思います
あ、でも、コレを受けてこの作品をプレイしたと思ったら、DVD版が絶対良いです
本作は、今なら即、地雷扱いされそうな要素をふんだんに含んだ狙いが中途半端な作品が
一杯あったなという当時の惨状(傾向)を思い出させてくれた部分もありました
そんな過去の状況をふまえると口うるさく駄目だというのもどうかなと思う部分があって
システムや設定から意欲作のカテゴリーに入れても良いのですが、流石にこの作品は
全体的につたなさの方が目立つ内容の作品になっているなと思いました
あと、鳥居花音さんや長崎みなみさんという名前を見て軽くノスタルジーに浸れました
メンバーが豪華なのでスタッフロールを見てみると色々面白いところがあるゲームかなと
そんな、良くも悪くも昔を思い出させてくれるゲームでしたねという事で
今のゲームがどれだけ、プレイヤーに不快感を起こさない配慮に富んでいるかという
部分を自覚しました、保守的すぎるのも問題ですけど、流石にこういうのは勘弁です
偶にはこういう懐かしいゲームもいいですね、出来ればプレイが快適な方が良いですけど


