伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

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どうして抱いてくれないのっ!? 感想

プレイヤー的にはどうして抱いてあげないの?

Chococoの「どうして抱いてくれないのっ!?」の感想です
過激なタイトルですけど、コレは解釈によっては逆に……という作品
果たしてどちらに転んだのでしょうか?

ゲーム自体は普通の選択肢でEDが決定するADVです
場所による選択が多い為、直感的に分かりにくい時が多いですね
傾向がありますし、数は多くないので苦戦はしないのですが
ヒロインは5人+α、「柊蓮」も攻略する事が可能です
はい、つまりそう言う事をしているゲームになります

このゲームは明らかに交わることが難しい複数の設定が存在します

・舞台がIT技術者の育成に作られた最先端の人工島
・幼馴染みとその親友はプログラム技術に優れており
主人公「真田春人」もデバッグ能力について唯一の取り柄としている
・発表の場であるプログラミングコンテストや学園祭が近づいている

・春人はことある毎に女性に振られており、666人の女性に告白し玉砕する
・ある日、編入してきた高天原美鈴は「魅了」の魔法を使う魔法使いである
・美鈴は666人の女性に振られた春人に魅了の魔法を授ける事になる
・しかし、魔法は異性とセックスすると自分の存在自体忘れる魔法の副作用を持つ

私が見る限り上の設定と下の設定が交わるのは非常に難しい事であり
そもそも、別の作品の設定だと言われてもアッサリ信じられるレベルかと思います
これが、ライターの手腕に非常に上手く纏められ、何らかの化学反応を起こしてくれて
痛快なラブコメディになる可能性もありますが、至難の業であるように感じられます

実際の所上の設定について活かせているのは「藤沢蛍」シナリオぐらいです
更に言えば魅了の魔法の「魅了」効果についても蛍のための設定です
それ以外のシナリオと言えばもっぱら「魅了効果によって手に入れた恋愛感情」
と「セックスによって起きる副作用」について絞られた話になっています
2つの設定については筋が通った話になっており、コメディ色の強い恋愛モノとして
楽しめるレベルになっていると思うのですが、それ以外の要素は正直弱いと思います

所謂「どうして抱いてくれないのっ!?」については書かれているのですが
それ以外の例えばサブに付いてた「女の子だってヤりたいの!」成分を始めとして
他に用意した料理次第で美味しくなるであろう設定の殆どを活かしていません

特に痛手であるのが、「セックスをすると記憶を忘れられる」と言う設定を中心として
展開してしまったが為、タイトルに対してエロ成分が最近の萌えゲーとしても
薄いと思えるレベルになっているところでしょうか、尤も、魅了魔法の設定を見て
こちらの方向性になることも想像する事が難くなかったのは確かですけど……

設定を大事にするにしても、もう少し入れる機会があったと思うだけに残念です
最低限、今作で孤軍奮闘している「輿の宮卯月」レベルであれば印象は違ったのですが
基本的に、この作品はエロ重視のコメディとして楽しむには弱い作品になっています

そんなわけで、興味をそそられる設定とのギャップが激しくなってしまう本作なのですが
ヒロインの可愛さを楽しむ萌えゲーとしては個人的にかなり気に入った作品となりました
とはいっても、正直どれも読めるベタベタな設定と展開のヒロインばかりなのですけどね
それでも、メイン格五人全員がお気に入りと言っても良いほどツボに入りました

特にというと蛍と璃乃、正直、璃乃は金髪でツインで苦手なタイプなのですけど
恐ろしいほど直球で来られてやられました、蛍は蛍で良幼馴染みだと思います

ただこちらの方面で残念なのは全員が良い娘過ぎて修羅場的な部分が皆無である事
嫉妬は軽くあるんですけどね、でも基本良い娘達なので引っ張りません寂しいです
後は、全体的な恋愛としてのイベントでしょうかイチャイチャは良いのですけども
デートにしても何にしても特別な舞台というのが殆ど用意されていないのですよね
ひたすらトークを楽しんでいるだけというのが、少し寂しい気分になります

特別な舞台が無いという意味では他のイベントでもそうなのですよね
学園祭にしても背景は変わるモノのイベントらしい、イベントがほとんど無いですし
設定の件と言い全体的に贅肉部分をそぎ落としすぎている印象がありました
その辺りの肉付けを上手くしていればもう少し化けると思うのですけどね

そんなわけで、設定を見て惹かれた人には少し肩すかしなゲームになると思います
むしろ設定でエロゲーとしての首を絞めていると言っても良い作品です
特にエロ方面で期待を寄せている人には、やめておいた方が良いでしょう
恋愛コメディとして気に入りましたけど、個人差有りで判断基準が難しいところですね
体験版をプレイしてベタベタな蛍の態度を見て興味がそそられる人には良いのではないかと



以下ネタバレを含む感想



【システム】
・画面は4:3
・ヒロイン別の音声切り替え有り

システムは最低限で、特筆する部分はないですね
Q.SAVE、Q.LOADのボタンはメッセージウインドウに付いているのに
データ部分は画面の上から登場するのは少し戸惑いました
選択肢がヒロインではなく場所を選択するのが殆どで、わかりにくい為
使う機会が幾度とあっただけに、もう少し使いやすい方が良かったです

スキップしているからかも知れませんがオープニングが飛ばせません
そこまで、困りませんがあと一歩、足りない感じですね

攻略はヒロインのいる場所を重点的に向かえばルート分岐します
多分全ての選択肢でヒロインの元に行かなくても攻略可能です
また、サブキャラの蓮が攻略できますが、多分制限とかはなく最初から可能かと


【ヒロイン】

■高天原美鈴
メインヒロインその1
研究学園に編入してきた、「魅了」の魔法を使う魔法使い
666人の女性に振られた春人を見て、魅了の魔法を授ける事に
魅了の魔法を持つオリジナルである為に、春人の魔法は多分通じていない
故に、5人のヒロインで唯一、春人に対してマイペースに接してくれる
その性格は素っ気なく、春人に対して結構容赦のない言葉を掛けてくる
デレ後のギャップは非常に激しく、クール系キャラの王道を行きます

美鈴は魅了の魔法を持つが故に、自分へ好意を示す相手を素直に受け入れられない
それは春人に対しても同じであり、二度目の告白もまともに相手にしようとしない
別ルートの春人と同じ悩みを抱えるが故に美鈴の葛藤は共感しやすかったです
最後の最後にする告白と言い、逆「どうして抱いてくれないのっ!?」シナリオですね

特に攻略制限はないですけど蛍や璃乃辺りを攻略した後の方が楽しめるかなと


■藤沢蛍
メインヒロインその2
春人の世話を焼く幼馴染み、元から好意が透けて見えている娘ですけど
魅了の魔法でモテだした春人に表面上は平静を保ちながら焦る事になります
また、去年のプログラムコンテストでは優勝している程の腕前を持っており
学園祭とコンテストを前に現在作品を製作中、度々デバッグに春人を誘いますが

蛍と春人の共同でのプログラミングコンテストへの挑戦であるとか
ハッキングによる学園都市の暴走とか魅了の魔法によるパニックとか
この作品の設定を一番といいますか唯一活かしたシナリオになっていると思います
むしろ蛍がいない場合人工島の設定自体全く必要ないと言っていいレベルです

魔法の作用、副作用の両方に振り回されてしまうのもこのシナリオ
魔法発覚後もモテる春人に気が気でない蛍など美味しいイベントは殆ど蛍持ち
魔法の効果によって惚れているのではないかという好意を疑うのも蛍シナリオ持ち
良い悪いはおいておいて、この作品で考えられるイベントを殆ど1人でやっている娘です
そのあたり流石、メインヒロインというか、遊ばれているというか


■輿の宮卯月
妄想たくましい、お嬢様枠……お嬢様枠は実質3枠あるのですけどね
エロ担当として孤軍奮闘しており3枠4枠が精々のヒロイン中7枠を持ちます
他のヒロインも卯月さんを見習って欲しかったところなのですけど
しかし卯月であっても共通ルートでラッキースケベ的なイベントすらなく
基本、別ルートなどでは妄想を口走るおもしろキャラで終わってしまいます

シナリオ自体はこの作品随一の魅了の魔法から始まる逆転恋愛劇でしょう
ある種この作品で最も求められる仕事を果たしたヒロインとも言えます
例のルールもしばらくの間は大丈夫とエロの為に頑張ってくれます
他のヒロインも見習って……と、この発言は2回目だったね、ごめんね
しかし、このヒロインほど魅了の魔法と相性の良い方もいませんね

エロネタばかり目につけますが、包容力のある良い先輩キャラでした
でも、筆跡でもイケるとか上級者すぎる、やっぱりエロネタだ先輩は


■三島璃乃
ツンデレお嬢様枠、春人曰くして三島妹
春人とは初対面ですけど、蛍とは親友関係、プログラムでもライバル関係です
猫かぶりをしており、皆の前ではアイドルの筈が魅了の魔法で本性があらわに
以後、キツイ言動で主にマスターとついでに春人を口撃するキャラクターに
春人曰く特に魅了の魔法の影響を受けやすい体質らしく良く被害を受けます
本当は絵本大好きでとても乙女ちっくな少女です、ハッキングソフト作りますが

口は悪いですけど暴力成分も強くなく、暴力キャラにありがちな不快感は弱め
そもそもの出所が惚れている部分があるからとすれば許せる感じです
三島姉妹自体、ちょっとネガ気味な春人の性格が相性良く決まっている印象ですね

デレ後と言いますか、料理の練習をし始めた辺りからニヤニヤが止まりません
魔法によるデレで幾度と無くそれっぽい態度はあったのですけど
この辺りから魔法関係なくって感じになっているのがよいですね
つきあい始めてからも皆の前ではツンな態度を取ったりとベタベタな娘
電話を切るタイミングを見失いつけっぱなしで寝るの結論は吹きました、良い発想だ
いやー、あまりにコテコテで如何にもな娘なのですけど、凄く気に入りました予想外だ



■三島瑠花
後二度の変身を残している、璃乃の双子の姉、春人呼んで三島ちゃん
イメチェンキャラって久しぶりに見ました2段階目の正当派ヒロイン振りに吹いた
正直パッケージをこっちのバージョンにしたら売り上げが5本は変わったのでは?
と、恋は人を変えるとかそんな感じのお話です、2回変わりますそう言う事です

おっとりしているようで一番勘がさえているのは三島ちゃんですね
魅了の魔法のことを知っても気にしないヒロインというのが殆どですけど
敢えてプラス方向に評価する辺りが三島ちゃんだと思いました
それ含め、エピローグの告白で惚れました、先輩と言いおっとり勢の包容力は異常
三島ちゃんの成長は容姿以上に内面の成長が大きいですね
しかし、あんだけ寄り添ってなぜエロに入らないのかとエピローグシーン

因みに、容姿の個人的な好みとしては2段階目>1段階目>3段階目です


■柊蓮
純愛完成、春人を先輩と呼んで純粋に慕っくる可愛い後輩
好感度は高いが魅了の魔法の影響に左右されていない不思議な存在
実は昔、春人をお兄ちゃんと慕っていた幼馴染みだと判明します
セカンド幼馴染みって奴ですね、妹系キャラです、男の子ですが

慕われて、甘いデートをして、告白されて
悩んだ末、思いを受け入れる春人、そして学園祭で結ばれます
異性ではない為魅了の魔法の効果は関係が無く
普通の恋愛をします、普通?まあ細かい事は気にないように
この辺り良介と言い、春人と言い周囲のヒロインと言い懐が深すぎる



【Hシーン】
■本編
・高天原美鈴:3
・藤沢蛍:4
・輿の宮卯月:7
・三島璃乃:3
・三島瑠花:4
・柊連:2
■おまけ
・美鈴:1
・蛍+卯月:1
・三島姉妹:1

卯月を除いて本番は1シーン、あとは手とか口のみです
2回戦にまで及ぶ事はなく全体的にアッサリ気味です
前戯だけの自体の尺も短いモノが多く全体的に貧弱です

回想モードは前後のシーンが含まれており少々使いにくい印象
おまけは前触れのないシーンが多く、本当におまけ程度です


【全体を通して】
恋愛コメディとしては、かなりお気に入りになったんですけど
最初に期待したモノとしてはかなり違うモノになりました
ITネタが予想以上におまけ程度の存在だったのを始めとして
エロネタとしても非常に弱くなっているのが残念でした
蛍シナリオや卯月シナリオぐらいしか「魅了」の魔法を活かせてませんね

先に語ったとおり、どちらかというと「魅了」の魔法を手に入れた為に
まともに恋愛、セックスが出来なくなる事が主題となってしまっています
少年~青年雑誌ぐらいの恋愛コメディとしてはありなネタですけど
エロゲとして主題にあげるのは結構問題がある設定だったかなと思います

そこは無視するとしても、エピローグであるとか、卯月ルートの措置とか
普通のエロを入れる好きは十二分にあったと思うのですけどね
元からあまりエロを入れたくなかったのではないかと勘ぐるレベルです

これ以外にも、人工島や学園など面白くする為のネタ、設定はいっぱいあるのですけど
この作品自体はメインとなった魅了の副作用以外はおまけ程度になっていました
そこが余りぶれていないのは良いのですけど、折角魅力的な設定なのだから
もっとその辺りの要素を膨らませて欲しかったなと言うのが正直なところです

ヒロイン自体は5人ともお気に入り、蛍、璃乃はかなりのツボ
イチャラブ成分についてはかなりのモノだと思うのですがね
蓮についてはノーコメント、純粋に後輩だったら駄目だったんでしょうか
魅了の魔法の状態が「『異性』とセックスすると」だから生まれたのでしょうけど
面白い設定ですけどコレを含め色々と自分で首を絞める設定でしたね

全体的にもっと遊びの欲しかった作品ですね、雰囲気は良かったのですけど……
もう少しコレがあればと思う部分が多かったです、贅肉も必要ですよ、と


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