伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

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穢翼のユースティア 感想

Augustの穢翼のユースティアの感想です

ゲームは選択肢によって分岐していくADVです
一本道のメインシナリオの途中で各ヒロイン個別に分岐していくタイプ
各ヒロインに関わるエピソードが順番に展開されていき
各エピソードの終盤で、ヒロインのEDに分岐することができます
分岐後はシナリオというより少し長めのエピローグという感じです

攻略対象となるヒロインは5人+αですが
メインシナリオのヒロインはあくまでユースティアで
他のヒロインは各エピソードのヒロインという感じでしょうか
エピソード終了後も活躍はありますが、扱いには差があります

シナリオはシリアス+ダーク成分が多めになっています
表面上はお気楽な雰囲気という作品が多かったことを考えると異例でしょう
そのためか、ヒロインとイチャイチャできる機会は少ないです
一応、「おまけ」という項目に追加エピソードがあるものの
それを含めても各ヒロインを目的としたゲームとしては厳しいかもしれません
また、ダークといっても、陵辱成分とかはほのめかされても描写は皆無です
そういうエロゲ世界における非情な現実成分は明らかに避けられています

さて、この作品はタイトルどおりユースティアがシナリオの中心です
各ヒロインに分岐しなかった場合はユースティアシナリオに行きます
突入後OPが入る辺りからもいつものグランドポジションと見ていいでしょう
そして、このシナリオが非常に癖があり、また他のシナリオの結末にも
少なからず影響を及ぼす、または、水を挿す内容になっていると思います

この辺りをどう折り合いをつけるがポイントになるかなと思います
変に奇をてらっているというわけではなく、王道といえば王道なのですが
好みが分かれる展開かと、作品の雰囲気からすれば想像できる範囲です
つまり、そういう形の決着がこの作品ではなされているということです

多分、メインのライターさんが好きなのでしょうと思いますが
過去のほとんどで、裏の暗い設定が多かったメーカです
今回も最初から雰囲気をあからさまに暗くしているものの
根底の部分ではいつもどおりのという感じがしないでもありません
ただ、今作はで日常による癒しが少ないという難点がありますね
オーガストのシリアス部分が好きならお勧めできるかなと思います

ただ、鬱描写がある中で、どこかでご都合主義的な部分も多いです
この辺りは、個人のバランスとあうかあわないかだと思いますけど
徹底的な救われないゲームを求める人、逆にご都合主義万歳の人にも
少し中途半端な印象を受けてしまう作品となるかもしれません
いつものオーガストではないけど、いつものオーガストといった感じでしょうか


以下、ネタばれの激しい感想になります



【システム】
・画面は16:9(4:3も対応)
・バックログでのシナリオジャンプあり
・コンティニュー機能あり
・キャラ別音声の変更機能あり
・スキップ速度の変更あり
・スクランブル(ママきた、ボスきた)機能あり
・ジェスチャー機能あり

いろいろ細かい設定までありますがジェスチャーとか使うんでしょうか
進行形の便利機能はあまりなし、一本道だからでしょう

シナリオは

プロローグ→フィオネ→エリス
→聖女イレーヌ→リシア→ユースティア

という順番でエピソードが進んでいきます
各ヒロインのエピソード終盤で分岐して
EDに行くか、メインシナリオを続けるか選択します
どのEDにも分岐しないとユースティアシナリオへ

聖女イレーヌだけは特殊でコレットを抱けば、コレットEDへ
コレットを抱かず終盤で2人を信じればラヴィリアEDへ行きます

各シナリオのEDや区切りを見ることでおまけが解禁されます
クローディアだけはおまけでアイリスとリサのおまけを見ている必要あり
上を押さえた上で全EDを迎えるとすべてのおまけは見られると思います


【シナリオ】
■全体
羽化病に冒された少女「ユースティア」と出会い、彼女の体から発せられた光が
大崩落の際見られた光と同質のものであると思った「カイム・アストレア」は
ユースティアを引き取り、光の謎について調べていく中で様々な世界、価値観に触れていき
浮遊する都市「ノーヴァス・アイテル」の秘密について知っていくことになります

ユースティアと出会い、不思議な光をみるプロローグ

羽狩りの隊長「フィオネ・シルヴァリア」と知り合い協力し
牢獄で殺人を重ねる謎の羽根つき「黒羽」を追うフィオネ編

腐食金融から離反し敵対する組織「風錆」との対立が
風錆の麻薬のばらまきにより本格化し、その中で謎の麻薬を見つけ
その脇でエリス・フローラリアとの関係がこじれるエリス編

天使の御子として、ユースティアが聖女イレーヌに呼び出され
その付き添いで聖女の住む聖殿に赴き、教会のシステムを知る聖女イレーヌ編

都市を浮遊させている本当の存在を知るために、若き貴族ルキウスに協力し
女王リシアを篭絡し、武装蜂起を行い浮遊する都市の秘密を知るリシア編

都市崩落を前に混乱する都市と各々が生きるために動く姿を描いたユースティア編

端的で一部ギャグみたいになっていますけど、こんな感じかなと
「~編」という名前は勝手に私がつけただけなので、適当にどうぞ
各エピソードで、ヒロインの弱い部分をカイムが受け入れることで
個別EDに向かうことができます、これはほとんどエピローグのような内容で
その後は特に波乱や山場はなく、イチャイチャしたお話を見ることができます

もっとも、最終的にはユースティア編にたどり着くことを考えると
各EDについて素直に受け止めることができない部分があるのがひとつ
そして、ユースティア編に限って他シナリオであったご都合主義的な
ユースティアとカイムの救済がなされていないというのが結構ネックです

ユースティアシナリオの存在といいますか根底の設定が
各EDをヒロインとのイチャイチャを素直に楽しめないものにしています
元々そういう作品だといわれればそれまでですが、少々しこりを残す部分です

■フィオネ・シルヴァリア
生真面目な羽狩り隊長、牢獄に出た謎の殺人犯「黒羽」を追う中で協力関係を持つ
羽狩りの仕事や自分の家に誇りを持っており、融通の利かない面が多々ある
しかし、カイムと協力関係を持つうちに、打ち解けていき、牢獄の理解をしていく
エピソードが最初ということだけあり、登場機会も多いヒロインとなっています
その割には、物語の核心には近づかず最後まで羽狩りの隊長をつらぬくのですが
知った人間のことを考えると一番幸福なヒロインなのかもしれません

個別としてはかなり空気の読めないイチャツキ具合です、そういう面では
結構厚遇されているヒロインといえるのかもしれないです


■エリス・フローラリア
牢獄で医者をする少女、なにかとカイムの所有物になろうとアプローチしてくる
かつて娼館に売り払われそうになったところをカイムが身請けしている
依存ヒロインというべきか、想像以上に濃いヒロインになっていました
シナリオの本編である麻薬、風錆との対立に直接関わらない話であり
別々の問題として扱われていたので、ちょっと散漫な印象を受けました
そのあたりはエリスという強烈なキャラクターでカバーしていますけども


■聖女イレーヌ
正しくはコレット(聖女)とラヴィリアで1セットのシナリオになっています
姉妹によって育った二人が、互いを信じきれず仲たがいをしカイムが苦労します
崩落が再び起こり、シナリオの転機ともなる重要なお話です
このあたりからユースティアがメインらしさをアピールしていきます

・コレット
聖女のシステムについては、大抵の人にとって予想通りのものと思います
そのシステムを知りながらも聖女として自分の信じるもののため祈る少女
流石に聖女というべきか精神力のタフなヒロインになっています
尤も、この作品はユースティアはじめ、やたらとタフな人が多いのですけど
変わり非常に負けず嫌いで意地っ張りという年相応面も見られます

聖女と崩落の関係をカイムに教える転機を促す重要な役割を果たします
そこでフェードアウトと重い気や最後でも大活躍したりとシナリオでは優遇
登場が非常に遅いですけどインパクトの強いヒロインでしたね
個人的には一番気に入ったヒロインです、悪そうな笑顔とか大好きです


・ラヴィリア
こちらはコレットと比較してサブという感じはぬぐえませんけども
聖女イレーヌシナリオでは重要なポジションで、EDも用意されています
コレットに対して、こちらは結構意志薄弱な部分も見られます、仕方ないですけど
変わりに別の面ですごい根性を見せてくれます、あれで誤魔化せるものなのか
最後のシーンはご都合主義的な部分が多く見られ気になりましたが
まあ、エロゲーだし良いよね、その分ユースティアシナリオが気になるのですけど


■リシア・ノードヴァス・ユーリィ
大抵の設定はここで語られることになりますという事で漸く女王の登場です
世間知らずで執政官の言うがままの幼き女王、それを篭絡するのが目的です
いままでためすぎた所為か出会ってからデレるのが早くないかと思いつつ
そこを除けばかなりまともにエロゲーしているヒロインだと思います
変化球のヒロインだったコレットが直前にいたのも影響しているでしょうが
素直にヒロインらしいヒロインをしているこの作品では珍しい娘になっています
このシナリオでユースティア編に進むか否かで展開が大きく変わります
ユースティアに分岐すると設定が大量に出てくるのでリシアの印象が薄れます
リシアは個別に分岐しないとサブキャラといっても差し支えのない扱いな気もします


■ユースティア・アストレア
落下を前に、都市を守るため自分の犠牲をいとわずにがんばるユースティア
都市を落下させないために、非常な判断を下し続けるルキウス
自分たちを守るために、王国に反旗を翻すジークたち牢獄民
ユースティアと都市を天秤にかけ選べず何もできなくなるカイム

そんなわけで、追い詰められるところまで追い詰められた都市を描くシナリオです
いままで説教していたカイムが、説教し返されるシナリオです、説教ゲー
天使の話とか一代目イレーヌの話とかあったけど正直、それは些細な話です
ちなみにユースティアはカイムにとって重要な存在ではあるのですけど
このシナリオ全体で見るとなぜか蚊帳の外になっていますね

理想論と自分の真意の板ばさみで動けなくなるカイムの鬱々とした葛藤
そしてその先にある完全無欠のハッピーといえない結末を含めて
かなり好みを分けるシナリオになっているかなと思います
特にカイムが散々説教されて、悩むシーンが長いのが難点ですね
展開はある意味よくある展開ではあるとはいえるのですけど、うーん

ヒロインとしては、とがった部分のない凄く良い娘的な平凡キャラですが
こういうキャラが物語の重要なポジションに立つのは物語のお約束ですね
平凡といってもかなり精神がタフなヒロインですがそれもお約束
もう少し、ご都合主義的なアナザーがあってもよかった気もするのですが
このヒロインに対してのみ、やたらライターが厳しいのは気のせいでしょうか

おまけシナリオといい徹頭徹尾ユースティアには現実を突きつけます
ユースティアに関してはおまけシナリオは割り切らないと見るのは厳しいですね
もう少しだけ扱いを大切にしてあげてほしかったです(おまけとかおまけとか)


【Hシーン】
・ユースティア:4
・エリス:4
・コレット/ラヴィリア:4(コレット:2、ラヴィリア:1、3P:1)
・リシア:4
・フィオネ:4
・リサ:1
・アイリス:1
・クローディア:1

本編は大体2シーン、おまけで2シーンという構成
娼婦の3人はおまけでの登場になります
ユースティアのみ本編で1シーン、おまけで3シーン
コレットは本編で2シーン、ラヴィリアも1シーン、おまけで3P

リサはフィオネエピソード終了後
アイリスはリシアエピソード終了後
娼婦2人をクリア後クローディア
という形で解禁されると思います

プレイ自体は3P、尻、足が特殊なプレイで基本的には普通です
陵辱などのプレイはなく、そちらの需要を満たすものは皆無です


【全体通して】
良くも悪くもユースティアシナリオがすべてではないでしょうか
本編といえるのは一本道のユースティアEDにつながるものであり
他はわき道やおまけともいえる結末になっています

シナリオで言えば各ヒロインのエピソードがそれにあたると考えれば
決してヒロインをないがしろにしているわけではないのですけど
どちらにしろ、ユースティアシナリオが全体の印象と直結するかと

また、ユースティアシナリオでは都市の落下が避けられない問題ですが
他のシナリオは執政公が動かず死期は早められていないものの
根本の解決はなされないため、落下は避けられないと思われます
リシアではティアが犠牲になった可能性はありますが、それだとしても
素直に楽しむことができない設定を全体に敷いてしまっているように思えます

この作品の雰囲気を見て、ハッピーエンドを望むのもアレかもしれませんが
他の4(5)ヒロインはある程度幸福な結末を迎えられただけに
ユースティア(カイム含む)が救われるような展開もまた用意してほしかったです
特に、おまけはフォローなのか追撃なのか良くわかりません、多分後者です

いつも通りの最後は無理にでもハッピーに向かう作品を望むと厳しい作品でしょう
とにかく鬱々として救いのない作品ではありませんが、その逆でもありません

ヒロインも活躍の機会は十分にあるものの
カイムとの交流については十分とはいえない内容かなと要はイチャラブ成分
特にという感じでユースティア、全般でサブポジションにつけるのですが
いざメインとなるとカイムが離れてしまうため、ほとんど放置状態に
ヒロインをフォローする意味でのおまけシナリオであるとは思いますが
ユースティアに対してはこれが満足に行われていると思えず
設定的に後日談でどうこうできない立場なのもあるでしょうが

いろいろ気になる部分はあるものの最後まではしっかり読み進めることができました
最終シナリオのダレと結末、そして演出に気になるところあったのと
各ヒロインの扱いを(エロゲ的に)もう少しだけよくして欲しかったと思う部分はあるのですが
リシスシナリオまでは普通に楽しむことができましたし、おおむね満足できた作品です
でも、次はもう少し明るい雰囲気のお願いしたいです

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