伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

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星の王子くん 感想

Leafの「星の王子くん」の感想です

男女問わず愛される超美少年「星野王子」と彼を囲む個性豊かな5人の少女の物語
序盤の選択肢の一発で分岐するお手軽ADVです、攻略要素なんて皆無
ただ、最終のぷりんシナリオは他の4人クリアまでお預け状態ですが
それもそのはずで、ヒロイン全員は王子くんに全員惚れ込んでおり
気になっているからツンツンしちゃうなんて、過程が存在しないからです
プレイヤーはいきなり5人の少女に愛された時点から物語を読むことになります

そんな、お膳立てされた状態でのルート分岐になるわけですが
2人の関係を少しずつ深めていくには強くてニューゲーム過ぎる状態
つまり、これはヒロインの分岐ではなく、シナリオの分岐なのです
プロローグで登場人物の紹介だけを最低限した直後分岐するわけで
他の情報は全く与えらていない為、柔軟に展開を変えることが出来ます
そんなわけで、シナリオ毎に全く違う展開になっています

個性豊かなヒロインでは飽きたらず、シナリオ内容自体も個性豊かです
会社経営だったり、神様だったり、怪盗だったり、SFだったりやりたい放題です
ただ、山場ともなると結局は、お約束の展開が待っていますので
ギリギリの所で踏みとどまっているのかなと言う印象です、良い悪いは置いておいて

基本はプロローグから書かれるような、ドタバタコメディとなっています
キャラが多く、逐一参加するため、1つの会話が長くなってしまうのが難点
会話のテンポ自体は良いと思うのですけど、長いのですよね1シーン1シーンが
1対1になっても延々と雑学知識を語り合ったりとやっぱり長かったりします
キャラの魅力につながらないシーンが結構長いのでそちら目的だと辛いですね

ただ、友人同士の会話ってこんなモノかもなという気もします
いつもヒロインとの恋愛を意識するのではなくて、1つの話題を起点として
止めどなく、楽しくみんなとヒロインとおしゃべりをする、嫌にマニアックな
偏った知識に行ってしまうことを除けばそう不自然なことではない気もします
それが作品の面白さに直結するかというとまた別なのですけどね
そこで語られた内容がシナリオ本編にしてはそれは置いておいて的な事が多いので

そんなこんなで1シーン1シーンが長いのですが、代わりに
エンディングまでの道のりはそこまで長くなかったりするのですよ
何気ないイベントがしっかりと書かれるのですけど、イベントは少なく
更に次のイベントでは全く関係のない話になっていることはざらで
いきなり起きた事件がそのシナリオの最終イベントになっていたりと、
シナリオによってはかなりとびとびな印象を受けることがありました

この構成なら一部のメーカーがやっているように1話完結式の
アニメ的な演出を施す等して、シナリオを無理矢理区切った方が
しっくり来たのではと思わなくもないです、個人的な意見ですけど

作品をプレイして全体的に感じた印象が、昔懐かしいドタバタラブコメディ
個性が立っている灰汁の強いキャラであるとか
むやみやたらにスケールのでかい出来事とか
無理な展開を勢いとノリで乗り切ってしまう部分とか
その辺りを見ると作ってる側も意識しているのではないかと思ったり

そんな感じで、今流行の萌えとか燃え、エロとかシナリオとか
意識した作品を期待すると弱いですけど、ノリの良いコメディが好きなら
と言う感じです、表面上は真面目を装っている部分があるのですけど
その辺りも含めてコメディとスルーするのがこの作品では良いでしょう
体験版をプレイすると雰囲気は解りやすいかと思います


あ、後もう1つだけ捕捉を
OHPにも書かれていますけど、ユーリは嘘偽り無く「男」です


以下、ネタバレを含む感想



【システムとか】
画面サイズは16:9のワイド
進行上の便利機能はなし(そもそも一発分岐ですので不用ですが)
バックログはウインドウ単位です
オプションでキャラ別に音声の切り替えが可能

分岐は序盤の一度で決定します
ぷりんのみ全ヒロインクリアまでルートがロックされます
クリア後、選択肢を一度選ぶとぷりんが乱入して選び直しに
よって、セーブデータは一箇所でよい仕様になっています

ぷりんクリア後タイトルで自己主張する星をクリックするとおまけシナリオへ


【シナリオとか】
プロローグはキャラの設定を紹介するのみに留まっています
全部分岐後に始まるようになっていますので、各シナリオで全く別の話に
ヒロインで選ぶのもありですが、シナリオの傾向で選ぶのもアリですね


■葵りんご
経済に関するお話が中心になります、多少時事要素有り、危険ですね

100万人の従業員を抱える世界的企業AOIグループのCEOで学生
他のシナリオでもそうですが、現実世界と大きくかけ離れた世界観で
それをベースに現実に即した話をされても困る部分があるなと

体験版を既にプレイしていましたが、そこを飛ばすとほぼ終盤でした
雰囲気を掴むには体験版推奨ですけど、製品プレイを考えるとなんとも
きっかけは多少、現代的な話になっているモノのやっていることは
政略結婚を邪魔するお話、スケールのでかさはこの作品ならではですけど
やっていることはバイクとかで殴り込む零戦で海外に殴り込むかの違いです

最後こそ急な展開でなんか勢いで誤魔化している部分がありますが(誤魔化せてない)
ヒロインと結ばれる過程は丁寧に描かれている部類です
これも星の王子くんにしてはという前提条件がありますけどね
全ルートでも活躍しますし、おまけもあり、扱いがよいヒロインかと思います


■神野こころ
分岐直後に意味深なシーンが登場しますが
そこで予想されるとおりの展開となります、直球です
体験版時はシリアスなシナリオになるのではと思ったのですが
多分全シナリオ中で一番のギャグシナリオになっています
シリアスな笑いとかではなく本気でネタをやっているんだと思います
学園長が若返りますが、容姿以外萌えドコロがないのは見事です

一気に山場に至るためか、後日談的なイベントが一番長い話になります
その辺りの構成も含めてギャグシナリオとなってしまっていますね
あと最終シナリオではあっさり解決してしまっているのですよね

腹黒とセクシーキャラと美味しいポジションですが
そのキャラが一番活かせそうな非攻略ルートではなんだか影が薄いです


■ユーリ・ゴローニン
OHPで確認すれば解りますが男の娘です、普通についています
ここから変にファンタジー展開で女に……となるわけではなく
そのまま関係を結ぶまでに発展するのはこのゲームの凄いところです
一応アリバイ作りで、変な坊さんが愛について語るシーンがあります
Hシーンは間違いなく人を選ぶ部類だと思います、見えにくくはあるのですけど
因みに唯一複数プレイ有りでカルルが乱入、そちらも男、どうしろと

メインとなるのはそっちのネタではなく怪盗ネタになります
ユーリが美術品を盗むのは幼い頃に死んだお母さんと会いたいが為
そこに葉加瀬の発明が絡んでくるのですが、まあ、何て言いますか
さっさとユーリを警察に引き渡すべきだと思います……

後の展開の方も結論もかなり好みを分けるかと思います
正直エッチシーンなどより余程……いい話カナー?
りんごシナリオと言い突っ込むと負けな展開なのかも知れません


■葉加瀬ちの
超科学により見た目は完全に人間で、電子機器への変形も可能
かつてのSFでもここまで万能に仕立て上げられた娘はそういないでしょう
だからと言うべきか、多くのロボット娘モノにあるカタルシスがないといか
それ以前に葉加瀬が万能すぎて緊張感とか言った物ではないです

全体的に話が端折られている印象が強いお話でした
お泊まりからのカレー作りが異常に長いかと思うと
そのまま、テロリストの話になっていたような印象が
後は超科学対決ですね、もう好きにしてくれって感じです
OHPの段階で公開されていた妹達は正直、存在意義が謎でした
もう少し本編に絡むと思ったんですけど登場するのは終盤
この存在が、逆に制作側の時間の都合を感じさせることに


■甘夏ぷりん
4人クリア後にちょっと待ったコールで追加される最終シナリオ
終盤の展開を除いたら、一番普通の恋愛している気がするシナリオです
テーマは愛です、愛、基本だけど一番大事なんだよって話です
だから今まで結ばれるまでの惹かれるが飛ばされていたのか……仕様ですね
グルメ紀行的な話で横道に逸れる展開も他のシナリオを考えると
今更と言いますかどちらかというと大人しい部類という感じです

最後は王子くんの秘密も解き明かされます
ただし、何故モテるかは解き明かされません
まあ、種族的に美少年で王子様体質なんでしょう
システムとかじゃなくて身体がそうできてるってそれシステムじゃん的な
プロローグのシーンや文化祭なども回収され唯一、序盤からの
流れを正統に引き継いだ正当派な展開になっています
そういう意味でシナリオの扱いは良いと言えるのですけども
ヒロインとして最後に登場するほどの存在かというと謎ですね
むしろ母親ヒロインにした方が最後に相応しかったかも知れません

最後は超展開ですが、今まで散々常識はずれの展開を続けていたので
この展開も、その1派生に過ぎないと感じてしまうのですよね


■おまけシナリオ
りんごのカラオケが酷いという、○ャイアンリサイタルみたいなお話
こういうコテコテのギャグ描写を直球で描くのが星の王子くんだなと



【Hシーンとか】
ぷりん:3
りんご:2
ちの:3
こころ:3
ユーリ:3
ユーリ+カルル:1

回数は普通ぐらいです、尺は短め
絵は良いのですけど、描写自体は弱いです

王子も音声あり、ON/OFFで切り替え可能
CGには王子の顔が入る場合もあり

こころはショタ系のHで好みを分けます
ユーリは普通にマニアックで好みを分けます
この3Pはなかなかな挑戦していると思います


【全体通して】
昔なつかしのなんでもありなドタバタラブコメを作ってみました
と言う感じですかね80年代ぐらいに流行ったようなアレです
登場人物の殆どが超設定を持っておりやたらやることのスケールが大きく
周囲を巻き込んで大騒ぎ、やっていることは凄く内輪の話って感じで
ああいうのりが好きならって感じですけど、エロゲーなのですよねコレ

最初から好感度MAXであるため、惹かれていく描写がないこと
ヒロインの魅力を魅せるイベントがあまりないことなどから
ヒロインに惹かれて萌えを期待するのは正直弱いかと思います
恋愛の過程を楽しむモノでもないので恋愛系としては弱いですね

じゃあシナリオかというと、正直ライターの趣味が出まくっていて
それを肯定できるかどうかでかなり別れるかと思います
超設定独自設定が多いのでつっこまないと気が済まない人は辛いでしょう
コメディとしてそれはそれと楽しめる人には問題ないかも知れません
尤もコメディとしても人を分けるタイプのモノですから注意が必要です

完成度としてもシナリオ全体見て走り気味なのを考えると
かなり見切り発車なのではと思えてしまう作品でしたね
実際の所は解らずこれ以上語ることはないのかも知れませんが
シリアスの強引展開は正直、そういうフォローがないと辛いです
そこも含めてコメディとしてスルーするのが賢いのかも知れません

この世界観をどれだけ受け入れて、楽しめるかがポイントでしょうか
気になる人は気になるのでかなり好みを分ける作品かと思います
体験版で合う合わないの判断は可能だと思いますので迷っている方はどうぞ

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コメント


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読ませてもらいましたが、とても分かりやすい感想でした。
個人的には「こういうもの」と割り切っていたので楽しめたのですが、
やっぱり結構人を選びそうな内容になりますね。だからこそあまり
体験版を出さないLeafが判断材料として出したのかも…。とか思ってます。

通りすがりのホワルバ2信者 | URL | 2011-02-16(Wed)15:57 [編集]


Re: タイトルなし

> 読ませてもらいましたが、とても分かりやすい感想でした。
> 個人的には「こういうもの」と割り切っていたので楽しめたのですが、
> やっぱり結構人を選びそうな内容になりますね。だからこそあまり
> 体験版を出さないLeafが判断材料として出したのかも…。とか思ってます。
そういえば体験版というのが異例なことでしたね
終わってみれば体験版通りの内容ですし後で色々言うのもアレな気がします

ただ、りんごシナリオで書かれるような現代社会を意識させるような描写が
いくつかあるため、どうしても現実のそれと照らし合わせてしまうのですよね
その中にライターの持つ主張みたいなものが見られる部分もありますし
ですから「そういうもの」と割り切れない部分がいくつかありました

変に現実的になってしまったと言う感じでしょうか
結果子供向けアニメに突っ込む野暮な人間状態となったわけですね
ある意味全部こころシナリオみたいなノリなら気にならなかったかも知れません(ぇ

RmG | URL | 2011-02-16(Wed)22:35 [編集]


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