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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

失われた未来を求めて 感想

TRUMPLEの「失われた未来を求めて」の感想です

文化祭「総合学会」を控えた秋の日のこと
部長の「支倉愛理」を中心に学園の一癖もある二癖もあるメンバーが揃う天文部会は
学生会執行部から学園の治安維持と3つの怪事件に対処するように命じられる
裸で倒れていた少女「古川ゆい」を天文部会に加えて、事件に挑んでいく
そして、とある事件を境に彼らの運命は大きく変わっていくことになる

体験版をプレイした人ならなんとなく勘づくと思いますが、あれ系のシナリオです
かなり構成が変わっており、システムを理解するのに少々時間が掛かるかも知れません

ヒロインは4人ですが、明らかな贔屓キャラが存在します「古川ゆい」です
「佐々木佳織」を中心に、他のヒロインに期待すると少々物足りない内容かなと
一応どの娘もHシーンやエンディングは用意されているのですけどね

全体的にゆいシナリオを中心として描いたような部分が見られて
他のヒロインのシナリオの力の入れようがどうにも弱く感じます
各ヒロインとイチャラブ分はある程度あるので、その方面は問題ないですが

どうにも構成がまずいと言いますか、現在ある素材でも構成次第で
もう少し印象が違ったのではないかなと思う作品です
設定が上手くいかせていない、構成で殺していると思う部分もちらほら

メインのお話自体は、纏まっていますし、何が悪いというわけでもないのですけど
要所要所で気になる部分があり、素に戻ってしまう部分が何度かありました
細かいところを気にしなければいいのでしょうけど、こういうシナリオになった以上
どうしてもそういう脇の甘さは目立ってしまうのではないかなと思うのです
「古川ゆい」が気に入っていた、ならそれはそれで恋愛モノとして楽しめるでしょうが


以下、ネタバレを含む感想



【システム】
16:9のワイド画面
システム周りは「次の選択肢へ」と「前の選択肢へ」があります
次の選択肢へは超速スキップの類でスピードは性能によります

シナリオは基本的に一本道で
「佐々木佳織」→「支倉愛理」→「華宮凪沙」→「古川ゆい」と
順番に攻略していくことになります、攻略すると次のシナリオが解放
同じ時間軸ながら別のシナリオとしてプレイ開始することになります
また、攻略後終、そのヒロインとのハッピーな結末が見られるANTOHERが登場
これにより、ゆい以外のシナリオを補完しています

古川ゆいは一度BAD ENDを見て再開し、もう一度エンディングまで行って分岐
その後「古川ゆい」視点の最終シナリオをプレイする事が出来ます
この視点のシナリオは今までのシナリオでゆいが選択肢にあるものを一度でも選んでいないと
最後の結末まで見ることが出来ません、シナリオジャンプがないと面倒でしたね

そんな感じで古川ゆいだけえらく凝った構成になっているのはお分かりになるかと


【シナリオとか】
■全体
所謂ループモノというかトライ&エラーなんですが
佳織を助けるという目的をゆいシナリオ直前まで上手く引っ張れていないです
明らかに二回目の愛理シナリオの時点でやっつけになってしまっているのです
プレイしている身としては、そこで扱いの違うゆいがメインだと解ってしまうワケで
そもそも、あの結末の後すぐに助かるシナリオがプレイできて回想が埋まる時点で……
更に言えば、落ち込んでいる描写がそれ程無く、すぐに愛理が前向きな意見を提示して
気付けばいきなり未来の話しになっている辺り余韻も何もなく、きっかけとしか扱われていない
奏よりもライターに佳織をもう少し丁寧に扱ってやれと行ってあげたいです

また、何の前触れもなく列挙された3つの謎も、解答聞いてもそんなの知るか状態ですし
全体的に引っ張り方が上手くないなという印象を受けました
折角凝った構成にしたのですから、シナリオの流ももう少し上手くして欲しかったです



■佐々木佳織
登場人物にとっては長い物語の発端である彼女
プレイヤーにとっても1週目はそうであるとおもったのですけど
支倉愛理シナリオでも何となく酷い目に遭わされてしまって
何となくゲームの構成を解ってしまうとゲーム的に酷い被害者であると解ります
そもそも、直後にANOTHER解放って言う構成がいかがなモノかと
他のヒロインの負い目にはなってもシナリオの中心にはなれない娘

ところで、この作品10月1日からのループで納まっているため
彼女との関係が最後まで掴みかねたのですけど、その辺り含めて犠牲者だなと


■支倉愛理
なんか天才らしい少女、全体的に狂言回し的な役割です
基本的に万能キャラで彼女がいれば大丈夫という存在になっています
そんなわけで共通シナリオのアドバイザーとしては重要な彼女ですが
ヒロインとしては取りあえず攻略しておこうと言う感じが見えて何とも
メインシナリオ自体では、佳織に負い目を感じるも明らかに惚れている感じは良く出ていて
好きなヒロインではありました、ゆい編一回目のあれと言い全体的に扱いは良いですね
どうも佳織と似通ったシナリオ構成や、何のかわりもない結末が物足りなさを


■華宮凪沙
ここまで来ると既に先の展開まで読めてしまうのが困ったものな先輩シナリオ
ヒロインとしては良いのですけどね、展開、流れ落ち含めて全体的に読めるのが
ただ、一番問題なのはメインルートでのHシーンの扱いかと思います
それだけで1シーン取るなよとか、そこでイチャラブ終わりかよとか
その分ANOTHERシナリオへのモチベーションは高いかも知れません
ネタ自体は良くあるお嬢様ネタになっています、着物も良いね


■古川ゆい
元は佳織を助けるために生み出された存在であるゆい
佳織が助かると言うことは、ゆいの存在意義が無くなることで
と気付けば佳織の扱いが非常に軽くなっていることに気付くシナリオ
佳織を助けることが出来なかったのに何故か、消えてしまって
そこから、佳織だけでなくゆいも救い出すための戦いが始まります

どうでも良いですけど、追加選択肢のタイミング解りにくかったです
ゆい視点シナリオでエピローグを迎えるためには佳織、愛理、凪沙、ゆいシナリオで
それぞれゆい寄りの選択を一度でもやる必要があります

そういえば、失われたのは「現在」じゃなくて「未来」だったなと
タイトルがそれを意識して描いたかは知りませんが謎の納得をしました
明らかに奪われていたのは佳織のヒロインとしての立ち位置ですが



【Hシーンとか】
佐々木佳織:3
支倉愛理:4
華宮凪沙:4
古川ゆい:5

何故か1シーンは絶対お尻のプレイがある仕様
あとは足コキとか、ちょっと変態チックなのが含まれています
愛理は14年後形態が1枠、ゆいは自慰プレイで1枠

佐々木さんの扱いの悪さここに極まれり



【全体通して】
プレイした瞬間、「古川ゆい」に恋することが出来たら問題ないシナリオ
佳織を救い出す物語だと思ったらなんていうか、かなり違います
正直、構成がまずくないかなと言うのが一番思ったところです

ANOTHERをゆいクリア後に解放ぐらいの扱いにすれば印象はかなり違うと思うのですが
こういう一本道のシナリオできちっとキャラ別のEDを入れたことは悪くないと思うモノの
もう少し入れ方と言いますか出し方があったのではないかなと思います

キャラについては、オーソドックスながらどれも悪くなかったです
絵買い的な部分が半分あったのでそちらの方はおおむね満足しています

シナリオについては突っ込むときりがないので、深くは語りません
シナリオのスタートは佳織だけど、制作側はゆい前提で作っているんだなと
その辺りの違いが全体的に現れてしまっているなという印象です
自然にゆいへシフトできたら良かったのですが、これ見よがし過ぎて
どうしても、抵抗を感じるのですよね、ゆい自身最後以外は狂言回しですし

気になるところは多々あるモノの、決して悪い作品ではなかったかなと
ただ、こういうシナリオは他で評判の良い作品が結構あったりするので
その辺り、どうしても意識してしまうと辛い部分もあるかなと

お気に入りは凪沙です

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