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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

キッキングホース★ラプソディ 感想

ALcotハニカムの「キッキングホース★ラプソディ」の感想です

シナリオは保住圭氏、原画はミヤスリサ氏とシリウスを彷彿とさせる作品
作品自体も恋人同士ですることをいっぱいするような話になっています

5800円のミドルプライスと言うことでボリュームは抑え気味となっており
攻略対象となるヒロインは「織奈のばら」「辻志乃」「芹摘聖」の3人
ハーレムルートや「槇之園出穂」ルートといったおまけ要素はありません
選択肢は少なく、単純な構造ですので迷うことはあまりないでしょう

設定のつつき方次第では結構ややこしくなりそうなお話ですが
そんなキッキングの創設理由とかお邪魔団の存在とかは気にせず
2対1のはたまた3対1の交友関係からの恋愛を楽しんでください
と言う感じです、嫉妬という重くなりそうな要素はありますが
スイカの甘みを引き立たせるための一振りの塩のようなモノで
基本的にイチャラブ中心でそちら目的だと安心して楽しめます
あとは敗れたピエロなヒロインって可愛いよね的な要素もあり

逆に言うとジェラシー爆発、血で血を洗う恋愛バトルに!とか
キッキングの創設理由とは、や、出穂の秘密に迫る!
という設定補完をされた作品を望むと辛いです、そんなのないです
それまた別の話って感じです、多分今後も補完されません

ミドルプライスですしあれもこれもと多くは望まず
ヒロインとのイチャイチャ恋愛を楽しみましょうという作品
テーマは恋愛なので、そう言うのが辛いという方には厳しいかも
また、ノリは全編を通してライトなのでヘビーなのが好みの人にも
あまりオススメできない作品です(そもそも手を出さないでしょうが)

以下、ネタバレ含む感想




【システム】
いつものALcotということでプレイ周りでは最低限
終了した時点から再開できるCONTINUE機能と
各シナリオの分岐からプレイできるシナリオセレクトがあります
再プレイ時にストレスを感じさせないシステムになっています
どちらも、セーブロードをこまめに取る人には無用と言いますか
シナリオセレクトに関しては知らない人もいるのではないかという機能です

シナリオ分岐はルートの途中で志乃、その後、のばらと聖に分岐
まるで志乃が傍流みたいなルートですけど、だいたいあってる
3人なので、1人削ればあとは必然的に2択になるだけなんですけども

私がプレイしたとき、志乃分岐回避後適当に進めると
聖ルートの選択肢が登場しませんでした(選択肢が1つだった)
よって、好感度の累積なりフラグがあるのだと思いますが
それを含めてもそれ程難しくない攻略ですので、適当で良いでしょう



【ヒロインとか】

■辻志乃
キッキング(略)のメンバーの1人で、のばらの親友、ノリで生きている人
「ククク、志乃はキッキング(略)ヒロインで一番の小物」
か、どうかはともかく、他より早めに分岐するシナリオになっています

他の2人とは恋愛フラグを立てていないため志乃とのばらの友情が中心に
(既に敗北確定の)ライバル不在のためジェラシー要素は弱いのですが
のばらには内緒でというシチュエーションからイケナイ感じはトップ
そんな軽い後ろめたさは無視してイチャつくときは好きなだけイチャつきます

のばらとの関係もそこまで長く引っ張らずあっさりと終わる風味ですけど
ノリからしてこれ位ライトな方がよいですね、イチャイチャも阻害されませんし

しかし、ヒロインとしての魅力はともかくキャラとしての志乃の魅力が出るのは
間違いなく攻略ルートから外れた後だと思うのです、ハイ


■芹摘聖
キッキング(略)と対立する組織「恋愛お邪魔団」のドン
しかし普段の彼女は「なんでも普通」というコンプレックスの固まり
デレた後の態度からしてお嬢様キャラ枠ですよね、普通の要素少ないような
Hシーン回数ではのばらに負けるも間違いなくエロ担当です、普通怖い
一番えっちぃのが初体験の体験告白だと思うのですが、どうでしょう?

フラグを蹴飛ばされた志乃のさり気なく見え隠れする好意がほほえましく
空回りヒロインここに極まれり、もう1ルート頑張ってくださいという感じで

恋愛お邪魔団は多少不穏な空気を匂わせるも、あっさり風味で終わります
ドンを影で操っている謎の集団とか、大きな悪意とかありません
ギスギスに至らない最後のラインは守っている感じがしますね



■織奈のばら
トランジスターグラマーと言うことでトランジスタの日が誕生日です
立ち位置的に時系列的にメインヒロインですね、攻略は最後が良いかと
前回空回り担当の加え、志乃に聖も戦線に加わります(敗北確定済み)
それっぽい雰囲気を匂わすだけだった聖ルートに対してこのルートでは自重せず
全くさり気なくないアピールしまくる2人を微笑ましく鑑賞できます

そんな2人の誘惑(?)に全くぶれず互いを信頼している2人の安定感たるや
イチャラブを引き立たせるのは恋愛に敗れたピエロ達なのだと確信しました
名前を呼び合うだけで、手を繋ぐだけで凄く幸せな感じが良いです
ステップアップしていきながらこいびとどうしですること全部って感じです
アドバイザーの志乃さんありがとうございました、蹴られてください

そんなネタのようなジェラシー描写も最後には纏まった感じで
全編で何度と無く描写が描かれていた理由に納得がいきました

あと最後に全部持って行くたいちょーは本当にいやな人だなー


【Hシーン】
のばら:4
志乃:3
聖:3

付き合って関係持ってからの頻度は少なくないのですけど
それこそボリュームの関係という気もする量になっています
外でのプレイもありますけど基本的にはノーマルです


【全体通して】
ミドルプライス故かボリュームは控えめですけど
それ故にぶれず良く纏まっている印象です
ボリューム故、軽く読んで楽しめるので、ハニカム文庫と称すとおり
文庫本を軽く読むような感覚で楽しむことが出来ます
その手軽さがウリであり、このシリーズのポイントなのでしょう

ヒロインはどの娘も魅力的ですね、イチャラブ描写にも余念が無く
キャラが気に入れば、ニヤニヤしながら楽しむことが出来ます
あとは出穂さんの扱いですかね、詳しく描くと蛇足な気もしますが
別の機会に彼女の物語というのも見てみたい気がします

もう少しだけイチャラブ描写があっても良かったかなと思いつつも
おおむね満足して恋愛を楽しむことが出来た作品です

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