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でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

祝祭のカンパネラ! 感想

ういんどみるの「祝祭のカンパネラ!」の感想です

タイトルから解るとおり2009年1月に出た「祝福のカンパネラ!」のFDです
結構時間が空いたような気がしますけど、巷ではアニメ化していたり
PSP版として家庭用でも出たようでと、メディア展開を追いかけた人には
それほどカンパネラはそれ程昔の作品ではないのかも知れません
しかし、私にとっては明日……ではなく1年9ヶ月前と言うことで

構成は、ヒロインの後日談やifを描くオムニバスストーリーと
サブキャラが中心となるクイズゲーム「ガーネットクエスト」の2本のみ
タイトル画面で「はじめから」を選ぶとオムニバスストーリーの選択が出来
ガーネットクエストはタイトル画面で別に独立して存在しています
特にプレイ順などは定められていないので、気になったモノからどうぞ

オムニバスは1シナリオ1時間~1.5時間ぐらいのボリュームとなっています
全ストーリーでHシーンがあり、一部が2回、ほとんどが1回ずつという構成
多少特殊なシチュエーションでのプレイもありますけど、濃さを求めるのは酷
また、一部ストーリーのメイン以外のヒロインいがいが絡むモノもありますが
そちらについても過度の期待をするのは厳しいかなと思います

全体的にあっさり風味ですけど、どのシナリオも山場的なモノがありまして
ひたすらイチャイチャべとべとするシナリオとかはなかったりします
シナリオの後日談ということで設定フォロー的な部分が多かったりするのですが
もう少しはっちゃけたシナリオとか用意して欲しかったなと言うのが正直なところ
その辺りのおふざけは殆どガーネットクエストの役割になっているのですよね

対するガーネットクエストはガーネットの力を復活させるというクエストを受け
ひたすらクイズゲームとショートストーリーを楽しむモノになっています
オールキャストが登場し、ゴーレムネタなど、おふざけ成分が多めでになっています
ヒロインと2人の話しではなく、いつものメンバーでのほのぼのした日常話を見たい
と言う方にはこちらの方が楽しめるかなーという印象ですね
ストーリーの回収を含めるとこちらは10時間ぐらいになるのではないかと

そんな感じで、カンパネラの世界観が好きで、再び浸りたい方には良いかなと
FD故、原作ありきの内容ですので、取りあえずヒロインや雰囲気が良さそうだから
という理由でこの作品だけ手を出すと正直、良く分からない内容ではないかと思います
正直、私自身も記憶に怪しい設定もあり、思い出しながらプレイしている面もあったり
FD発売までのスパンが短いといろいろもにょもにょしますが、空きすぎるのも問題かなと
良くある学園設定ならともかく、独自設定が多いファンタジーものですからね


以下、ネタバレを含む感想になります




祝福のカンパネラ!のFD
当たり前のことなのですけど、それ以上、言うこともないかなと
タイトルの「祝祭」の割にお祭り感が弱く無難に纏めている印象
その辺り全てガーネットクエストが引き受けているのかも知れませんが
正直オムニバスにしても、後日談だからと気軽にはじけるシナリオがあっても
というのが正直なところ、設定の補完を望むならこの形がベストでしょうけど
逆におもちゃ箱のような、にぎやかなファンディスクを望むと弱いかなと



【システム】
ワイド画面

選択肢はほとんど無いモノの「次の選択肢へ」「前の選択肢へ」があり
ただ、「次の選択肢へ」はアイキャッチであっさり無効化されるので使いドコロが微妙

コンフィグはキャラ別の音声設定があります

・オムニバスストーリー
オムニバスストーリーでは最初にシナリオを選ぶので攻略要素はほとんど無し
一応、ミネットとアヴリルでシナリオの分岐、カリーナでHシーンの分岐があります
8シナリオ全クリア後に新たなシナリオが……ということもないです、終わりです

・ガーネットクエスト
ひたすら登場キャラの出題するクイズを解答していくモード
クイズを一定数クリアするとクリアフラグ(叡知)が溜まり
一定数以上のフラグ(叡知)を貯めるとが次のシナリオに進むイベントが登場します
クイズ形式は4択の問題のみ、ジャンルは偏りつつも幅広く
バリエーションがそこまで多くないので終盤ではかなりループします
滋賀県とか鉄砲隊とか特定のワードにただならぬこだわりが見えたり

条件を満たすと、ショートストーリーが発生し短いイベントとクイズがあります
複数回クイズがあり、クリアノルマが定められるモノの、普通にクイズを解くよりも
多くの叡知(クリアフラグ)を得ることが出来、素早く進められるようになります

また、キャラのクイズに何度も答えていると好感度、もしくは友好度が上がっていきます
一定以上に好感度、友好度を上げると、イベントクイズで有利になる能力をくれます
さらに上げていくと能力が少しずつ強力になっていき
好感度持ちのキャラクターはそのキャラクターの短いヒロインイベントが発生します
一部の友好度持ちキャラクターは更に強力な能力を取得します

ヒロインイベントを見たキャラクターは「シェリーのドレッサー」で
コスプレしたCGを見ることが出来ます、ただ絵師がこーちゃ氏ではないのですよね

クイズはサポート能力が強力ですので、イベントクイズ自体はあっさりイケルかと
逆にその友好度、好感度を上げるクイズが相性によってはまったくクリアできないことも
問題は、イベントだとジャンルの統一されたクイズが多数存在するのですけど
流石に多数のジャンルで多くの問題を用意するのは難しかったのか、すぐにループします
出題形式も微妙に解りにくいクイズも見られますし、もう少しクイズは練って欲しかったです



【ヒロインとか】
・ミネット
一応メインだったはずのヒロイン、唯一大きなシナリオの分岐が存在し扱いも良いですね
もう1人のヒロインとしてミリアムが登場し、選択肢如何ではまさかのミリアムとも
これがFDでは唯一の複数プレイとなります、正直、この扱いは意外でした


・カリーナ・ベルリッティ
いまやサルサと並ぶギャグ担当で弄られ役
ディフォルメ立ち絵になる頻度が非常に多く、基本癒し要員
いやらし要員でもあるのでHシーンが分岐する、いやらしい
Hシーンとかは如何にもFDと言う感じですし、好きですねこういうの


・チェルシー・アーコット
シェリーの裸が見られるのは、シェリルシナリオだけ
パッケージ裏に載ってるやつなんですけどね
新婚さんということで良くも悪くも安定している2人です
よく考えたら新婚中のシナリオって珍しい気がします

・アニエス・ブーランジュ
実はプレイ前まで設定やアニエスシナリオを完全に忘れていたのは秘密
キャラ紹介では省略されていますが実はかなり目立ったりするアルトワーズ
あと同じく紹介されないもののやはり目立つゴーレムも活躍
アヴリルがゴーレムの飛行機能に乙女的な対抗意識を持つのは
ゴブリンが妖精の一種だと言われたときのショックに似ている


・ニナ・リンドベルイ
微妙に後味の悪さを残して終わったニナシナリオの後日談
漸く、もやもやが解けた感じでしょうか、隠し事って胃に悪いよね


・サルサ・トルティア
オチ担当として、安定したパフォーマンスを誇る副社長
この娘がいるだけで基本的に和むというのは偉大な才能だと思う
ゴーレムが下手なヒロインより目立っている気がしますけど
それは、正直このFDでは冗談にならないので注意の程を
関係ないけどこのシナリオの流れは姉妹d(検閲削除)があるべきだと


・リトス・トルティア
まだ、リトスがレスターに懐いていない頃のお話
サルサを大事にするリトスは胡散臭いレスターを警戒する
しかし、ゴーレムが2人の架け橋となり……またゴーレムか
他が本編シナリオのまとめみたいな安定路線に走る中
このシナリオのアプローチは少しだけ異なっていますね
最後誤魔化してますけど果たして真実は、薬が万能すぎる


・アヴリル
主人公:アヴリル、ヒロイン:アヴァディーン
IFストーリーと言うことで、本編からの派生シナリオ
途中で分岐があり、その如何によっては本編へつながると言う感じ
アヴァディーンとのHシーンとなるので、その辺りは意識の程を


・ガーネットクエスト
ガーネットが中心となるドタバタ騒動
最初に言っておくと、Hシーンとかはないです
オールキャストで送るカンパネラ世界のの日常

ギャグ分強めのショートストーリーが多く入っており
「祝祭」という意味ではこちらの雰囲気の方があっていますね
オチも山も意味もなくみんなでがやがや騒ぐお話が好きなら良いかと


【Hシーン】
ミネット:1
ミネット+ミリアム:1
カリーナ:2
チェルシー:1
アニエス:1
ニナ:1
サルサ:1
リトス:1
アヴリル:1

カリーナの分岐も差分的な部分があるので
基本的にはヒロイン1人に1シーンずつという感じです
ミネット+ミリアムのプレイが特殊な程度ですかね
多少の踏み込んだプレイがあるものの、普通のHシーンです
本編から考えるとある程度慣れているので多少濃いレベルでしょうか
どちらにしろ回数からHシーンで楽しむゲームでもないって事で

また、繰り返しになりますがアヴリルはアヴァディーンとのシーンです



【全体通して】
良くも悪くも「祝福のカンパネラ!」のFDという範囲で納まっています
ヒロインのそれからや、もう少しカンパネラの世界を楽しみたい人なら問題なし
FDなので当たり前ですが、それ以外の需要では厳しいかなという感じです
ただ、FDとして必要なモノは入ってますが+αがもう少し欲しかったなと思うのは
望みすぎでしょうか、なんだか、少々纏まりすぎている印象を受けました

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コメント


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シェリー・メイクラフトが攻略不能とは(泣

岡田 | URL | 2010-11-20(Sat)03:29 [編集]


Re: タイトルなし

> シェリー・メイクラフトが攻略不能とは(泣
何でもありだった「はぴりら」と比較するとその辺り弱いですね
現実ではないとはいえ、親も男の娘も立ち絵あるならという仕様でしたから
その辺り世界観的に、ライター的に無理だったのもあるかも知れませんが
シェリーさん攻略はともかく、もう少しはじけて欲しかったところです

RmG | URL | 2010-11-20(Sat)10:05 [編集]