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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

絶対★妹原理主義! 感想

脳内彼女の「絶対★妹原理主義!」の感想です


攻略対象となるヒロインは4人+α、おまけでハーレムといつも通りの構成です
メインヒロインについてはおなじみのBAD ENDが完備されております
共通ルートで各ヒロイン毎に2つずつ選択肢があり、その結果から分岐します
ヒロインの優先順位はおそらく「瑞>綺>奏>茜音」となっています

全ヒロインのGOOD ENDを見るとおまけシナリオが解放されます
おそらくBADは見る必要がないと思うのですが試していません

いつも通り、志は立派だけど快楽に弱い主人公が
女性軍団に良いようにされながら日常を過ごしていく中で
ヒロインが抱えている問題と直面し向き合い如何に乗り越えるか
諦めて現状を受け入れてしまうかを選ぶ流れになっています

そこで、諦めてしまうとヒロインと共に墜ちていくBAD ENDとなります
人によってはこちらが正道という方もいるでしょうが
GOOD ENDは対等の立場となり、普通の恋愛関係になることです、普通?

基本的にはHシーンと日常のドタバタを中心としたゲームです
ただ、個別にはいるとシリアスな展開も多いですねBADだと尚更
瑞、綺は13シーン、奏、茜音は11シーンと全編に満遍なくあります
序盤は女性優位のHシーンばかりと癖アリなので注意が必要です
特に茜音は上級者向けなプレイも多いので特にと言う感じでしょうか

いつもの脳内彼女で安心できる方なら問題ない作品だと思います
ヒロインとしてみると瑞、奏はかなりライトなヒロインになっており
逆に綺と茜音はいつもよりヘビーなヒロインになっている印象
綺は特に、アレ系ヒロイン特有のアレがあるので注意が必要でしょうか
そこを除けばおおむねいつも通り楽しめるのではないかなと思います


以下、ネタバレを含む感想になります



細部に差異はあるもののおおむねいつもの「脳内彼女」
真面目だけど意志が弱い主人公と、強引で容赦ないヒロインとの物語
お得意の妹モノと言うところで、ヒロイン造形にも慣れたもので
脳内彼女の妹モノが好きな人ならあっさり受け入れられるヒロインかと思います
基本、ヒロインにやられっぱなしなのを、何とか巻き返す話なので
格好いい兄として妹に慕われ、導く展開を期待すると弱いでしょう



妹たちの手本となるべく、文部両道を貫き真面目に生きていた「建部拓馬」
そんな拓馬の前に修行に行って帰ってきた(と思われる)
「建部瑞」が道場破りとして現れてから全てが変わります

戦いの中で瑞を女性として意識してしまった、拓馬
それに気付いた瑞によって性的な悪戯を受けて瑞だけでなく
兄を強く慕う次女「綺」、目の上のたんこぶとして反抗する「奏」
そして、かつての家庭環境故か気むずかしい「茜音」という他の妹すら
そう言った対象と見てしまい、そして、彼女らの行う誘惑に負けていき
今まで築いてきた兄の立場が崩壊します

そんな兄としての位置が失墜した拓馬と、彼を取り巻く妹達の物語です


【システム】
特に凝った作りや優れた機能はありません
コンフィグはキャラ別音声切り替えぐらいと最低限ですね

ただ、タイトルのメニュー画面が縦に伸びすぎだと思います
EXTRAは全員のGOOD ENDを見ることでプレイすることが出来ます
幼馴染みの「ゆかなルート」と「ハーレムルート」です
ハーレム要員には一応ゆかなが含まれます


【ヒロインとか】
■建部瑞
つかみ所がなく浮世離れしているが、兄を強く信頼している真面目な娘
その性格が悪い風に(良い風に)作用して今回の暴走及び事件を起こす

メインヒロインと言うことで例によって正当派となる瑞
特に自覚は無いモノの女性として扱って欲しかった瑞が、ある時から
異性として拓馬に恋愛感情を持っていることに気づいてしまい……

途中からは普通にイチャイチャし出すため、ノーマルなHシーンが多いです
終盤の展開なども含め特に外すこともない王道展開となっています
BAD ENDも本当に派生ルートという感じで扱いは軽いですね


■建部綺
瑞以上に拓馬を男性としてみている次女、問題は年齢らしい
あらゆる要素がこれ見よがしにあの属性の為にあるようなヒロイン
この作品では、Hシーンの原動力となるから良いんですけどね

シナリオに分岐することで、仲が深まり歯止めがきかなくなって……
ギャグ成分が弱めでかなりシリアス?な展開になります、レッツ背徳
多分、瑞と対比しているような部分があるんでしょうねこのシナリオ

しかし、このBAD ENDはコレ系の定番とはいえオイオイって感じです
正直、この作品でこのベクトルはあまり期待していませんでしたが
いつも周囲を見せないだけで、実際どん底なのはBADでは良くあることですが
このシナリオではそういういつもは隠している部分をもろに見せている印象です
GOODへ行くと普通の公正(?)物語ですので問題ないかと

■建部奏
バカな三女、説教くさい兄にはちょっと反抗している
よく考えたら結構暗めなシナリオが多い中で一番の癒し系シナリオ
馬鹿な妹ですが、そんな妹に主導権を握られてと言うお話

それ故に兄の駄目さは全開ですけど、他の取り返しのつかなさと比べると
なんともほほえましい駄目度だと思います
全体的にコメディなノリとなっているので、気軽に楽しめました

Hシーンは瑞と同じく序盤ヒロイン主導、中盤から対等タイプですね
半ば予想通りだったのですけども
BADもそっち方面ですしね、馬鹿な妹が好きなら問題ないかと


■建部茜音
ちょっと電波で中二な発言が見られる4女、養子であり負い目を感じており
拓馬も茜音に対しては意識してなのか大切に扱いすぎている
両親に関する暗い過去を持つ茜音、そんな彼女を癒すために奮闘します
GOODルートならこれも正当派といえるシナリオになっていますね

弱みを握られ~というのは奏と一緒ですが人間性の違いか
調教と名打ったハードなプレイが多いです

実際プレイ内容としてもかなり受け、Mよりになっています
また、他のヒロインは分岐前に最後まで関係が進みますが
茜音ルートはBADの分岐が早く、ルートによっては完全に茜音主導です
特にBADのプレイは一部キツイモノも多く苦手な人には厳しいでしょう
この一点からして非常に人を選ぶヒロインだと思います


【Hシーンとか】
建部瑞:13
建部綺:13
建部奏:11
建部茜音:11
永峰ゆかな:2
ハーレム:3

基本、快楽に弱い拓馬さんはあっさりとヒロインに主導を取られるの……
ということで、ヒロイン主導のHシーンが相変わらず多いですが
瑞と奏は抑え気味になっており、ほぼ1:1位の比率で入っています
対して綺と茜音はほぼヒロイン主導のHシーンになっていますね
綺は快楽の深みにはまっていく感じで、茜音は軽い調教プレイ

ハーレム3枠のうち1枠は共通ルートに出てくるシーン
他2シーンは主人公が主導のHシーンになっています

全体の傾向として出し過ぎなきもします
ヒロインが凄いのか主人公が弱いのかは知りませんが



【全体通して】
マイナーチェンジはありますがいつもの「脳内彼女」の範囲ですよと
ただ、ヒロインがヒロインらしい活躍をするようになったなと
会話のノリとかはいつも通りなんですけどちゃんとヒロインしている印象
こなれてきて、丸くなった感じも全体的には感じられるのですけど

個人的に序盤~中盤の展開とBAD ENDこそがウリと思ってますが
それは端にRmGの趣味趣向の話なので深くは語りません
序盤~中盤はいつも通り、多少マイルドかなと思う程度です
ただ、BAD ENDは一部のヒロインでかなりぞんざいになっている気が
その分、茜音シナリオに全エネルギーが集約したのかも知れませんが

序盤~中盤の展開やBAD END、ヒロインの個性が目立ちますけど
シナリオ自体は比較的オーソドックスなテーマを扱っているので
大筋としては大きく外れることはないと思います

気になったヒロインは綺、このタイプもある種定番のヒロインですね
ギャグパートとシリアスパートの落差の凄さはいつもの事ですがコレは流石に
中々にインパクトが強い描写ですが、あまり求めていないというか
あのCGには驚いたモノの、展開自体は予想の範囲内と言えばそうですが
取りあえず、ゆかなさんお疲れ様ですと言うことで

ポジティブな意味では個人的には茜音がヒットしました
どういう意味かは前の文章とか見て察してください
他の2人は普通にヒロインとして好きですね、奏は癒し系としての要素が強いですが

正直このブランドは「脳内彼女」としてのパターンが出来てしまっているので
どういう人に勧められるかというと脳内彼女が好きな人となってしまうわけで
あえて言うなら個性的な妹に振り回されたい受け身なお兄さんにと言う感じで
致命傷を負いそうなかみつき方をしてくる娘もいるので少々注意が必要です

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