伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

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もっと、姉、ちゃんとしようよっ! 感想

サブタイトルは~僕ったら最低の男ね~でしょうか

きゃんでぃそふとの「もっと、姉、ちゃんとしようよっ!」の感想です
タイトルからして「姉、ちゃんとしようよっ!(以下、姉しよ)」の流れを汲む作品になります
と言ってもヒロインは完全に一新されており、雰囲気もかなり違います
ゲストキャラとしてとあるキャラクターが登場したりしますけど
「姉しよ」とは関係ありませんし、基本的には別モノという感じです

別物なんですけど良くも悪くも「姉しよ」あればこそと言う感じはします
その辺りを見て上についた「もっと」に、ただならぬ意気込みとか
そう言ったモノを感じざるを得ませんね、考えすぎでしょうか

もっと、姉、ちゃんとしようよはOP終了後に登場する選択肢で
完全にヒロインが分岐するシンプルな構成になっています
攻略対象は一条家の5人の姉+幼馴染みである明日原家の姉3人+隠し1人
明日原家の双子はEDはわけられるモノのシナリオとしては1枠なの
で実質8ルートです、姉を1人でも攻略すると、明日原家のシナリオが
双子を攻略すると隠しヒロインが攻略できるようになっています
隠しにしてもヒロイン選択シーンでセーブしておけば、楽に攻略できます

さて、体験版をプレイした方ならば気付かれていると思いますが
コメディがウリだった「姉しよ」に対してシリアスのウエイトが増えています
プロローグで一度山場を迎え、越えた後はずっとお気楽……というわけもなく
個別ルートは個別ルートでそれぞれ結構面倒な問題を抱えているのです
「姉しよ」のようなコメディではなく、一条家を中心としたホームドラマ
といった方がしっくりと来るような内容になっています

8ルートあって全てがそんな感じで真面目な展開が用意されているため
気軽に楽しむには厳しい、重い作品となっているのではないかと思います
その分、適当だった個別ルートの結末や個々の設定等は丁寧に書かれていますが
元の設定からしてコメディのノリのそれである「姉しよ」シリーズに対して
こういった良くも悪くも丁寧な正当派のシナリオは厳しくないかなと思いました

特に力を抜かれた部分は感じられず、どのシナリオも丁寧に作られた作品
個人的な話ですが隠しヒロインや、双子のEDの処理などは特に好感触でした
しかし、丁寧に作られたであるが故に、疲れてしまう部分も有りと言うところ
特に主人公の性格はもう少しどうにか出来なかったのかというところ
シナリオを読む限り、書いてる側に自覚有りだと思うのですけど、流石に
それぞれのお話が悪いとは思わないのですが、もう少しライトな方が良かったです

しかし、その辺りは体験版の時点で兆しは見えていることもありますので
逆にその終盤のノリが合うようなら楽しめる作品ではないかと思います


以下、ネタバレを含む感想





タイトル通り「もっと」「ちゃんと」した「姉しよ」
「姉しよ」ありきではあるが、かなりノリの違った作品となっている
キャラ同士の掛け合いはあるが全体的にシナリオのノリは真面目である
故に、キャラをウリにしたコメディを期待すると厳しいかもしれない
作品自体は丁寧に作られた印象で、体験版の終盤のノリが合えばというところ
取りあえず体験版でもプレイして波長が合うか合わないかを調べるのが吉か



幼い頃に両親を亡くし、一条家の容姿として引き取られた「一条走馬」
ある事件から一条家の人間に負い目を感じ、1人札幌に上京し学生生活を送っていた
そんな折り、家族から養父の一条昌和が倒れたという話を聞く
久しぶりに再会した昌和は疲弊しており、そこに何かを感じ取った走馬は
次に上がる学園は札幌ではなく地元の昌和が学園長を務める天条学園にすると決める

そして、天条学園に合格して実家に戻ってきた走馬を待っていたモノは……



【システムとか】
特筆する機能はなく、基本的なモノが揃っています
攻略自体は、全ての命運をわける選択科目の選択でセーブすれば事足りるので
特に便利機能が必要という感じもありませんので特に不満はありません

いくつか攻略制限があり、1人一条家の姉妹を攻略することで明日原家の姉妹
明日原家のアルル+クララルートのどれかをクリアすることで
クローディアルートが解放されるようになっています

他には一部のヒロインED後に回想シーンからおまけHを見ることが出来ます
どれも別のヒロインを交えた3Pとなっています、これでクローディアを除く
全ヒロインに複数プレイが組み込まれていることになります、がんばった


【追記】
環境によるようですがどうやら一部バグがあるようです
現在それに対する修正はないようですので早急な対応が望まれます

【シナリオとか】
良くも悪くも走馬に始まり走馬に終わるゲームです
どのキャラにしてもある程度空気を読める子ばかりですので
しっかりと話し合えば終わってしまうような展開ばかりです(境除く)
しかし、察しが良く、空気も読めるけど、結論の導き方がまずい事に定評がある
「一条走馬」というちょっと面倒な存在がシナリオを引っかき回します
といっても、周りに面倒を掛けることがほとんど無く、自分の中で完結します

よって、疲れるのはプレイヤーと一条走馬のみという何とも言えない展開に
彼のネガティブスパイラルな思考に耐えられるかがこの作品の最大のポイント
また、走馬の人となりを知る周りのキャラ達が空気を読んで言葉を濁すのですが
其れによって、さらなる負のスパイラルを生んでいる気がしなくもないわけです
そんな中正直、静は解ってやっているんじゃないかと思う部分もあるわけですが

その中で、明確な障害、目的があるシナリオならば
若いなりの、ネガティブなりの考えすぎなりの前向きな行動を取るため
ネガティブエネルギーがよい風に作用して、王道な展開を楽しめます
ただ、障害らしい障害がないシナリオに対しては……僕は最低だ

設定は1人のライターが書いたためか矛盾らしい矛盾はないです
他のシナリオで見られた行動や言動のわけも微妙に繋がっており
また、それぞれのシナリオで決められたテーマ的なモノが語られます
その辺り結構面白さがあるのではないかと思います

そんな中で唯一キャラが変わってしまう境シナリオの走馬さんがいますけど
これは一体何があったんでしょうねという感じです、ハイ


■一条楓子
これ、姉じゃくてお母さんだろうと見せかけて……お母さんでした的な
なんと言いますか、反応に困る展開です、ヒロインらしい活躍も弱く
走馬が1人で悩んで、1人で答えを出して、1人で悩んでいた感じです
思わせぶりな男性キャラの影がありますけど、あまり意味は感じられません
いてもいなくてもネガティブのループは作られたでしょうしね
正直、ミサのケンカと次女に弄られるシーンが一番の見せ場でしょう


■一条灯華
意外な伏兵と言いますか、くっついた後のベタベタ度が異常です
ヒロインとしての印象は当初、年上過ぎないか?と言ったところですけど
イチャラブという面で一番活躍することになるのは彼女でした
このシナリオの終盤は正直静が変に焦らすから起きた気がしないでもないのですが
基本的に場を引っかき回すいらんことしぃですよね、静さん、態とでしょうか
その辺りも周りのキャラじゃなくて灯華によって収められたのも良かったです
個人的にはこれぐらいの比率が他のシナリオでもあったらなという印象です


■一条境
「姉しよ」を強く意識させられる、変身ヒロインモのです
どちらかというと序盤に登場して敗北後仲間になる可能性のある猪突猛進女幹部
対するは、終盤に出てくる策士タイプの女幹部(終盤首領に捨てられる)です
半分ぐらい本気の冗談はともかく、一番の問題はデザインではなく走馬のキャラ

「僕の望んでいた世界がここにある」……えーと麒麟児にキャラのっとられました?
基本的に、距離の置き方に困って強く踏み込めないことが特徴の彼とは思えないほど
土足で人の場に乱入していくポジティブな走馬さんが見られます
因みに走馬さんの突発的なポジティブ行動はネガティブイベントの前振りですから

そんな、突っ込みどころが満載のシナリオですけど、設定的には最重要クラスです
正直、この超設定を正式な設定としてこの世界観に組み込んでも良かったのかと
ライター1人だから明らかに正統なモノとして他に繋がっているんですよね

話自体は設定の割に王道に無難に纏めた感じがします、友人の見せ場もあり
ゲストキャラもあり、一番やりたかったシナリオなのかも知れません
僕の望んでいた世界って実はライターの……と思うのは失礼でしょうか


■一条鈴音
正直体験版時点で唯一のヒロインらしいヒロインだった彼女
この容姿からして如何にもな性格になりそうですが、いやいや全く違う
それでいて非常によいキャラクターに仕上がっていると思います
体験版の購入動機ともなったヒロインですので、褒め殺ししておきます

お話は明確な目的があり、走馬のネガティブも抑えめとバランスが良いです
空気を読んで空気を読まない、鈴音のキャラは、ネガティブ多めのこの作品では
数少ない癒しポイントとなっているため、サブでもメインでも大活躍です

さて、声優を見れば一目瞭然だったアイドルがネタになります
ネットの評判とか、色々と、最近のあの話含めてタイムリーですね
思うところはあるモノの王道の展開です、走馬くんもやれば出来る


■一条澪緒
タイトルからして設定を姉にしたんですけど、妹?どころか娘です
序盤、「虐められるぞ」みたいな軽いのりの台詞があるのですけど
実現します、この辺りのフェイントのフェイントはこの作品では良くあります

立ち絵すら与えられない狙い撃ちそうなモブ中田君が登場して
中途半端な悪意の攻撃を行います、見た目通り幼い澪緒を護るため奮闘する走馬
しかし、澪緒はこうみえて姉だったのである……というのが筋なのでしょうが
やっぱり無理があるのではないかなと普段の言動からして
こう見えても姉は鈴音の時点で充分に描かれてしまうわけですからね

正直サブでこそ生きるキャラかなと、クラスメイトの同年代って事で
日常シーンでは一番顔を見ることになるヒロインであったりします


■明日原ミサ
お姉様って事でキャリアウーマンです、外面は完璧、家ではぐーたら
そんな姉様を彷彿とさせるヒロインですが、扱いもメインっぽいです
走馬は頼りないながらもミサのために頑張るという感じで
やはり外側に問題があるなら若いながら良い働きをするなという印象

明日原家の不和を解決するシナリオでもあり、明日原家の締めにどうぞ
全体のノリから考えて全ヒロイン中最後でも良いのではないかというノリです


■明日原クララ&アルル
千鳥の格好ってエロゲ的演出で突っ込み無用と思うでしょうが
実は結構重要でという感じの、明日原家の内情暴露シナリオ
双子のキャラ付けは定番も定番と言うところですね
シナリオ自体も双子の定番という感じで走馬のネガティブがスパイスです
もう少し軽めのノリで言って欲しかった部分もあるのですけど
どうしても重くなってしまうのが「もっと」ちゃんとした結果でしょうか

そんなシリアスな展開なのですがサービスなのか3人エンドもあります
エロゲーのサービスとしては喜ぶべき何ですけど、なんとも、うむ



■クローディア・ギグス
攻略できるというだけでも充分意義があると思うのです
シナリオは途中で流れが読めるぐらい定番のお話になっています
故に、安心して読めるお話でもありますね、流動は良いキャラ過ぎる
他より短いですけど、隠しとしては充分尺がありますし手抜きもなく
ここまでしっかり書いてくれたら十分だなと思います


【Hシーンとか】
楓子:2枠
灯華:4枠
境:3枠
灯華+境:1枠
鈴音4枠
澪緒:3枠
鈴音+澪:1枠
ミサ:2枠
楓子+ミサ:1枠
アルル:2枠
クララ:2枠
アルル+クララ:1枠
クローディア:1枠

ヒロインが多いせいか個々の数自体は控えめですね
濃さもあまり激しいプレイはありませんし普通と言うところ
あまり期待すると厳しいのではないかと思います
複数プレイを隠し以外用意したのは良いところだと思います


【全体通して】
丁寧に作られた作品というのが全体を終えての感想
良くも悪くも、ですが、終えると達成感以上に疲労感がありました
全体的に流れるシリアスなノリがどうにも厳しかったですね
前が前とはいえライトなノリを勝手に期待したのが主な原因ですけど

ヒロインが姉ばかりという設定の時点で結構ギャグですから
こうもシリアス押し通てくるのは正直予想外でした

何度か言っているとおり「姉しよ」があったからこその流れな気がします
タイトルからして、ないと出てこないだろうというわけではなく
微妙に被りつつも、対局をいくようなノリ、流れを見る限り
強く意識してこういう作品が作られたのではないかと思うのです

それにしても、もう少しエンターテイメントにふって欲しかったですね
正直な話主人公をあと少しポジティブにするだけでかなり印象が違うのですが
こうも、ネガティブ展開を生むために性能フルに発揮する主人公は初めてです

丁寧に作られていると思うのは何度も言っているとおり
だけど、もう少し力を抜いて作って欲しかったというのが正直なところです
全体を通した感触は悪くなかったのですけど、面白い、そうでないとか
そう言った感想以前に、まず疲れたというのが来る作品でした、次回期待したいです

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コメント


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僕は前2作が面白かったから購入しました~
前作はギャグに走り過ぎて個人的に潰れてるシナリオがあったので、多少シリアスでも全ヒロイン満足できる丁寧さがありました。

たしかに疲労感はアリマスそれも前作をプレイしてるからでしょうね。

おっしゃる通り、面白いけど疲れる。どっちにより傾くのかは個人差がありそうなソフトでした。





別にタイトルが姉しよ、じゃなくてもよくね?

| URL | 2010-08-24(Tue)17:13 [編集]


Re: タイトルなし

> 僕は前2作が面白かったから購入しました~
> 前作はギャグに走り過ぎて個人的に潰れてるシナリオがあったので、多少シリアスでも全ヒロイン満足できる丁寧さがありました。
>
> たしかに疲労感はアリマスそれも前作をプレイしてるからでしょうね。
>
> おっしゃる通り、面白いけど疲れる。どっちにより傾くのかは個人差がありそうなソフトでした。
前2作ともっとは、正反対と言っても良い性質を持っていますよね
よって、前作のノリを「もっと」よくして欲しかった人には厳しい反面
シナリオを「もっと」しっかりして欲しかった人には受ける気がします
中途半端ではなく、問題点はあるも、良し悪しを論じられる程度には
シナリオがしっかり作ってきたからこそ成り立つ話なのですけどね

> 別にタイトルが姉しよ、じゃなくてもよくね?
ヒロインが姉だらけのゲームというコンセプトは一緒ですし
敢えてこのタイトルを使わない手はないという感じではないでしょうか
その上で、過去の遺産(タカヒロ産キャラ)に頼ることない作品を生み出したあたりに
きゃんでぃの姉路線はかつての作品とは違うのだとアピールしたかったのではないかと
個人的には思っています、今後の動向見ないと何とも言えませんが

RmG | URL | 2010-08-24(Tue)22:41 [編集]


この作品をやる前にプレイしていたのがコメディー1色のものだったのもあって、この位のシリアス分が割りと身に染みて好きな作品の1つになりました^^
それにストレスを感じてしまうキャラクターがまったくいなかった(ストーリーの中でのストレス要素を担当するキャラを除く)のでそこも良かったです♪

>主人公をあと少しポジティブにするだけでかなり印象が違うのですが
まったくその通りだと思います・・私は主にそこに疲れてしまってましたから・・・。

個人的な総合評価としては★★★★☆♪

mf | URL | 2010-09-03(Fri)11:08 [編集]


Re: タイトルなし

> この作品をやる前にプレイしていたのがコメディー1色のものだったのもあって、この位のシリアス分が割りと身に染みて好きな作品の1つになりました^^
> それにストレスを感じてしまうキャラクターがまったくいなかった(ストーリーの中でのストレス要素を担当するキャラを除く)のでそこも良かったです♪
都合の良いシナリオ展開の為にキャラを動かしている感じはなかったですね
それは主人公が全て担った故という考え方もありますが
キャラはしっかりと自分が由とする行動をしていたと思います

> >主人公をあと少しポジティブにするだけでかなり印象が違うのですが
> まったくその通りだと思います・・私は主にそこに疲れてしまってましたから・・・。
>
> 個人的な総合評価としては★★★★☆♪
もう少しポジティブなら互いに理解がありすぎてそのまま終わりという説も
ここまで来ると既に芸の域ではと思うようなネガティブ振りが凄いです
時々なら良いんですけど殆どのシナリオでコレがあるのが厳しいのですよね

RmG | URL | 2010-09-04(Sat)02:32 [編集]


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