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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

KISS×600 管理人さんのポニーテール 感想

とある事情で金曜日の午前に買いに行ったのに
既にラミアがなかったのですけど……
完全にノリが脳内彼女らしいですね
ブランドを考えればなるほどという感じですけど


さて、本題、WINTERSの「KISS×600 管理人さんのポニーテール」の感想です
WINTERSといえばOHPを見た9割がとりあえず突っ込みたくなるブランドですが
一度プレイしたら忘れられない作風で、知る人ぞ知るメーカーと言うところ

代表作は「KISS×100」から続く「KISS×~」シリーズです
タイトル通りひたすらキスをするゲームになっています
中でも有名な作品はKISS×200でしょう、300も比較的有名
私としては200からのつきあいで買い続けているこのシリーズ
正直、400、500があれだったので、そろそろ……と考えていたのですが

さて、このKISS×600は「KISS×」シリーズの6作目で
選択肢でシナリオが分岐していくタイプのADVです
最近のゲームにあるような、親切なモノではなく意図が分からないものも多々
正直攻略は難しいと言って良いレベルです、詳しくは後ほど語りますが

雰囲気からして、多分「め○ん一刻」的なお話をテーマにした作品です
基本的にはかなり変な性格の主人公と、個性的なヒロイン達が
キスを中心とした爛れた生活を送っていくお話です
一応、管理人さんという目標はありますが、そんな一途なゲームではないです

詳しくは体験版といいたいところですが、そんな気の利いたモノがありません
OHPをみて何か思う事があれば特攻しても良いのではないかという作品です
まあ、あまりおすすめできる系のモノではないです、ハイ


以降は、詳しい感想になります



すみません、攻略が難しくて、最後までプレイできていません
選択肢が何の脈絡もなく、どうシナリオに影響するのかが不明
がんばって選択肢をつぶせばエンディングは見られるでしょうけど
全ての回想を埋めるというのは至難の業と言っていいでしょう


【あらすじ】
浪人の末、東京にある第三次産業大学に合格した主人公「七竈七郎太」は
帰り道でたまたま見かけた女性「雨音 静」に一目惚れしてしまい
彼女が管理人をしているというアパート「うるおい荘」に入る事をその場で決めます

しかし、七郎太の前にはうるおい荘で、大学で、街で様々な出会いを果たし
中には、その女性達と、深い関係を持つ事になってしまいます
果たして静と思いを遂げられるのか、それとも……


【システム】
OHPをみれば大体解るでしょうが、あまり良くない部類です

Q-SAVE、Q-LOAD、SAVE、LOAD、SKIP、AUTO、シーンスキップもあります
こう見ればそう悪くないのですが結構痛いのが未読スキップがない事
こういったジャンルにおいては、テキストを飛ばす事も少なくないため、欲しい機能です
残念ながらエンターキー押しっぱなしが現在の一番の解決法になっています

ユーザーインターフェースでも少々不満があります
例えばセーブ画面では戻る以外に通常画面に戻る方法がありません
右クリックではコメント入力が出てきます、微妙なインターフェースです
さらにそのときは右上の「閉じる」ボタンが通じません、結構混乱する仕様です

最低限のレベルはありますし、普通にプレイするなら問題ありません
バグも致命的なモノもありませんが、どうにも詰めの甘いシステムだなと


【全体】
北方領土ネタは相変わらずなので、放置する事にしましょう、いつもの事です

正直、主人公の感情が渦巻く地の文を見る事は非常に疲れると思います
感嘆符が無駄に重ねられて使われる事や、三点リーダーの押収
ちょっと突飛すぎて思いこみも激しい思考と、正直、おすすめ出来ないタイプです
これもいつもの事といえばいつもの事なのですけど、上記と違ってスルーしにくい部分です
このテキストは結構プレイヤーにとって仇となるのですよね、私も得意ではないです

シナリオは基本的にヒロインとキスしたりえちぃしたりキスしたり、キスしながらえちぃしたり

ヒロインは8人、メインはあくまで管理人の静ですが、全員にエンディングあります
萌えという概念はありません、個性的なヒロインではありますが
一般的な萌えゲーの文法は完全に無視されています、フリースタイルです
貞操概念とかそれ以前に、どこか少しずれた感じのヒロインがそろっています

エンディングがあるといいましたが、個別のシナリオという概念は弱いです
全体の展開を見てこのヒロインを攻略してるんだなという予想は出来ますが
ヒロインのために割かれるオンリーワンなシナリオというのはほとんど無いです
ともすれば、えちぃをしていたらいつの間にかエンディングを迎えていた
という印象を抱くかもしれません、それは間違っていません

ヒロインが(といっても静のみですが)別の男に体を許すという展開もあります
そのルート以外は基本的に主人公の独占で、ハーレムもありますけど
そういった、結構、好みが分かれそうな展開もあるので注意が必要です


攻略は先ほども言いましたとおり非常に難しいです
どの選択肢がどのエンディングに向かうか一目で分かるような
親切な設計にはなってはいないためです

仮にヒロインのフラグを立てる選択肢を選んでいたとしても
他のヒロインのフラグ立ったため、そのヒロインが攻略できるのルートにいけなかったり
と、他の選択肢を含めて色々と絡んできますし
選択肢の結果が直後に出ないモノも結構ありますので
気づいた時にはどれを選んでもBAD ENDなどという展開もあります
粘れば埋める事は出来ますでしょうが、このジャンルに求められる
手軽さを考えるとしたら、十分阻害されていると思われるレベルです

また、フラグ立ての複雑さに制作者も混乱しているのか
たてた覚えのないフラグがヒロインと立っている事もあります
この辺りの整合性を気にする人には厳しい作品かもしれません


【えちぃ】
数についてはかなりのシーンが存在します
CGを使ったイベントといえば基本的にえちぃと思って良いです
タイトル通り、キスを中心とした構成です、一番のウリでしょう
ただ、何故か普通にえちぃしているのに立ち絵だけですまされたりとか
前戯として立ち絵が使われてそれが回想に登録されなかったり

特にメインの初体験シーンが立ち絵ですまされるのはさすがにどうかと
作りの荒さが伺える作品になっていますね


【まとめ】
全体的に作りの荒さといいますか、作り込みの甘さが伺えます
ジャンルにとっては「遊べないレベル」と言われても仕方ない作品です
シナリオについてもまず人に勧められるできではないでしょう
しかし、ですねこのKISS×600は、シリーズでも結構良い部類だと思います
個人的に200、300に少し劣るか並ぶレベルかなという感じです

正直、こういったジャンルはえちぃを楽しめるか否かが全てなので
くだらない理屈を抜きにしてえちぃを求めるなら結構おすすめできます
細かい事が気になったりする方には全くおすすめできませんが

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