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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

夢幻回廊2~螺旋~ 感想

6月は感想に困る作品ばかりですね

Black Cycの新作「夢幻回廊2~螺旋~」の感想になります

なんだか上手く説明できないのですけど、適当に適当に
と言う感じで具体性に欠ける感想となっています

【全体を通して】
構成的にはループモノとなっています
毎日「いっぷ」されるヒロインを選択して、一定回数(5回)選択すると
一度そのヒロインの結末が見られ、物語の最初に戻ります

内容が全く同じように見えても結末を見る毎に描写は少しずつ変化していき
「段階」が進んでいきます、と言っても4人のヒロイン一通りを見るまで
ひとまずの所は大きなシナリオ上の変化は訪れることがないです
素早く進めたいならヒロイン一人に絞って選択すればいいでしょう

4人のヒロインの結末を見ると、第4段階に到達して
そこから一定の日に「黒の日」が現れるようになります
黒の日の「いっぷ」は過激なモノが多く、非常に人を選びます

黒の日は常に存在するわけでなく、赤の日も混ざります
黒の日と赤の日はいっぷの日数を共有しているため、赤の日を混ぜると
回想などで抜けが出てしまうため注意が必要となります
赤の日を一定回数(多分2回)選択すると黒の日に選択できなくなります
このことから、赤の日は目的以外のヒロインを選択する必要があります

ヒロイン4人の黒の日の結末を全て迎えても、「準最終段階」で止まります
全10回のいっぷで、ヒロインを決定せず、BAD ENDを迎える必要があります
BAD ENDは途中の奈菜香の質問に対する選択により2つに分岐します
また、この際にメイドの「ハナ」とのえちぃも、2種類回収できます
この結末も見るとおそらく、最終段階に移る事が出来ると思います

回想はクリア時点でいくつか埋まっていない部分があると思います
恐らく、段階が移って次の段階のプロローグが始まる流れになった場合
シナリオの結末が表示されないような仕様(?)になっているからだと思います
他にも第3段階まででヒロインを1人に選ばない場合のBAD ENDも回想に入ります
このあたりをチェックすれば回想は全て埋まると思います

一応クリア後「はじめから」を選択すると好きな段階から始められます
抜けていると思う回想に会わせて段階を選択すると良いでしょう
また、クリア後の仕様としまして1つの結末を迎えると一旦タイトル画面に戻ります

ただ、この方法だとCGが一枚埋まらないのですよね……
えーと、最後のCGを埋めることが出来ました
6段階目で12日目以降に到達するのが条件ではないかと
クリア後という条件が付いているかも知れません


【感想】
M方面で言えば商業でこれに比類する作品はほとんど無いかと思います
それぐらい、えちぃ方面について言えば突き抜けた作品になってます
ただ、この作品が、そちら方面の性癖をもつ好事家であれば使えるのか?
と聞かれると非常に難しい部分があり、実用性という意味で言えば
こういったモノが好きな人でも正直厳しい作品であると言って良いでしょう

主人公である「たろ」視点は感情移入しにくいのはもちろんのこと
えちぃするにも「かとる」という設定が前提にあり、現実と対比し辛いのです
えちぃ1つ1つのシチュエーションのは過激さはある意味すごいのですが
尺が短く、描写が不足している部分が多々あり、濃さは足りないかと

軽く流し見ていたら女性キャラが男性キャラに非常に酷いプレイをする
という客観的な事実しか認識できないと言いましょうか、まるで他人事
プレイヤーの抜きを意識したような描写は非常に弱い香と思われます
本編でも言っているようにマゾ向けのおとぎ話なのですね
文章は性的興奮をかき立てず、想像力が豊かでないと厳しい内容です

ヒロインについてはキャラ萌えを狙ったようなモノでないのはもちろんのこと
設定上、立場が対等ですらないわけでその辺りは注意が必要ですね
陵○ゲームの陵○キャラA、陵○キャラBぐらいの認識の方が正しいかと
さすがに言い過ぎかも知れません……あ、勿論ヒロインが「する側」ですよ

また、4姉妹以外のヒロインは、「しろ」も含めて期待しない方が良いです
4姉妹についてもヒロインとして期待できる方々かというと微妙ですが

4姉妹のそれぞれのお話が結末に近づくとその立場が大きく変わります
その為か、最後までヒロインが主人公の攻め手であることを期待すると厳しいです
前作をプレイ済みならばある程度解っていることではあるのですけども
唯一4女の薫子のみ逆転や堕落と言った部分が全くないキャラです

そんな感じで完全にMの為の都合の良い作品とは言えないですね
ただ、「毎日がM!」とかのような「冷やかし」や「ギャグ」的な要素が嫌いで
真剣にMと向き合ったお話がみたいなら、お薦めできる作品かなと思います
妥協のないプレイを見たい方にも良いでしょう、実用性は保証しませんが

また、プレイする上でループモノであり何度も導入を見ることになるのですけども
その導入が長すぎるとは言わないモノの結構長いものとなっています
いくつかの差分はあるモノ基本的には同じテキストですし
最短でエンディングまで持って行っても恐らく10回は導入を見ます
もう少しコンパクトにするかなんらかの救済処置があってもいい気がしましたね


【まとめ】
Mに特化した美少女ゲームではなく、Mについて語ったおとぎ話ということで
娯楽性を求めて漫画を買う気分で手を出すと、満足しにくいかも知れません
ある程度マゾヒストってなんだろとか真剣に考えている人にはありでしょう
個人的にも、使える部分があれば良いな程度で参考資料扱いと言いますか
そんな感じでこの作品に手を出した部分が大きいのですよね

購入の判断基準としては前作と今作の体験版以上にないかと
雰囲気とかが自分に合うようだったら、手を出してみるのもアリかと思います
そんなわけでえちぃ目的より、シナリオ、雰囲気買いが会う作品ではないかと

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