伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

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彷徨う魂に安らぎの刻を 感想 前編

2008年の作品であるDisabelの「彷徨う魂に安らぎの刻を」の感想です
ページのリニューアルと共に不都合が生じたため、修正を兼ねたリメイクです

この感想は作品の魅力を伝える、評価するための感想と言うよりも
ある程度「ネタ的な部分を持っている」という前提の元で書いている
所謂1つの「おふざけ企画」みたいな部分がこの一連の感想にはあります

このことより、純粋に作品の感想や情報を知りたい方や
「彷徨う魂に安らぎの刻を」という作品の良い部分を他者と共有したい
という思いを抱いていらっしゃるファンの方が見ることはお勧めしません

非常に身勝手な話ではありますが、上記をふまえてお読みください

主人公は3年前の事件より記憶と両親を失った少年「新堂忍」
その事情から幼なじみの「森崎ちさと」の家に居候しています
記憶を失ったものの友人の助けもあり、ごく普通の生活を送っていました

ある日、事件のあった場所でもある、実家の神社でゆっくりしていると
突然、眷属と呼ばれる異形の集団におそわれます、絶体絶命のピンチ
そんな忍の前に、神木から少女が現れて……
と、そんな感じで始まる伝奇モノになるのですかね


ヒロインは5人

神社でまつられていた神、鎮魂比売命こと「ヒメ」
幼なじみであり、忍を守る剣士でもある「森崎ちさと」
「機関」から送り込まれた使者である「御門 零」
なんか巻き込れた後輩「藍沢真理」
ファントムを追ってきた「教会」の人間「アリス・クロフォード」

ヒメは他の4人クリア後に攻略可能となるの特別扱いのヒロインです


シナリオ的にはプロローグで忍が眷属に襲われたなんとか退けた後
それぞれの組織の命の下、アリスと零が忍の生活する街にやって来て、
諸処の都合から森崎の屋敷で全てのヒロインと同居することになります
ご都合主義ここに極まれりというところですが、些細なことです

アリスの所属する「教会」の目的である「ファントム」
零の所属する「機関」の目的である「眷属」
この2つの敵を相手に戦いを繰り広げていきながら
ヒロインとのロマンスを楽しみというのが大まかな流れです

というと展開次第でいくらでもお話の尺が長くなりそうですが、さにあらず
アリスが追ってきた敵「ファントム」はシナリオの中盤であっさりと倒されてしまいます
この流れについてはファントムが目的であるはずのアリスシナリオも同様です

ファントム決着後、残す敵は眷属のみとなります
ファントムという敵は元から個別の存在なのは明らかでしたが
眷属もなんだか非常に規模の小さい集団となっています
プロローグで顔見せする立ち絵ありの眷属の敵が全てです

よって戦いがシナリオ的に長引くこともあまりないので
ある程度個別シナリオを消化した後、唐突に眷属のボスが登場し、決戦となります
以上のことから、小さい規模で纏まった話であることはだいたい想像できるかと
実質、早くプレイすれば1.5~2時間ぐらいで個別ルートは終わると思います

ただ、これだけの情報ではボリューム不足の小さく纏まった作品という印象は受けども
少なくとも「ネタゲー」になりうる要素は現時点で殆どありません
しかし、甘く見てはいけません、この作品はあまり長いと言えない尺のシナリオ中に
多くの突っ込みどころ満載のネタが詰め込まれている作品なのです

さて、その突っこみどころについて、作品を構成するパーツ毎に見ていくことにしましょう



1.無駄な戦闘パート

共通ルートでは夜になるとファントムと眷属の情報を求め
任意で選択したヒロインとペアになりパトロールを行います
そこで、街を闊歩する眷属と遭遇すると戦闘シーンとなります
戦闘シーンはいわば時間制限付きのじゃんけんゲームです

戦闘画面


近距離、遠距離、カウンターの3つから1つを時間内に選び
勝った方が相手にダメージを与えられるというモノです
優位の順は近距離>遠距離>カウンター>近距離
という感じになっています、言い方を変えれば三すくみ
解りやすく言ってしまえば、じゃんけんバトルです

さて、この戦闘パート、一体何が問題になるかというと
実際に戦うのがパートナーとなっているヒロイン1人で
忍は近距離か、遠距離か、カウンターかをヒロインに指示するだけです

一応描写的にはリアルタイムの戦いとなっているはず
何故、実際、戦っている当人が判断をするのではなく
端から見ている忍が指示し、更に、指示された側は素直に従っているのか

ちなみに、忍はアドバイスという形で参加していることになっていますが
別に敵の動きを注意深く観察しているわけ得なく、行動が予想できるわけではありません
プレイヤーとしても忍としても明らかに山勘を張って指示をするしかないのです

一応、行動決定後、敵がカウンターか近距離か遠距離かわかります
その時になっては意味のない行動あるのは言うまでもありません
また、選択した結果(一撃では終わりません)が出て、次のとるべき行動を促す度に

意味のない情報

という形で毎回同じメッセージ(説明)が表示されます
指示しないと……の部分はともかく、攻撃の3すくみについては
1回でも説明していただければ十分ではないかと思います

さて、この戦闘パートはもう一つ問題点があります
それは、パトロール時のみに登場するパートということなのです
つまり、ファントムや眷属の幹部クラスとの戦いでは一切登場せず
忍やヒロインの行動も戦いの勝敗も文章でケリがつきます

なんだかどこかのお姫様の舞踏を思い出してしまいましたが
あれもラスボスが雑魚の合体した勇者王みたいなのでしたからね
こちらの場合、雑魚は本当に雑魚だけなので更に酷いのですが

さて、オチとして一つ補足事項を……攻略サイトを拝見しますとこの戦闘
別に負けてしまってもシナリオに何の影響もないようです
えーと、この戦闘パートって果たして必要だったんですかね?

強制スキップは効くのでカーソルを選択肢の登場する位置に置いて
ひたすらクリックとスキップをやっているとすぐに終わらせることが出来ます
おそらくこれが、このパートの一番精神衛生によい攻略法ではないかなと……



2.マイペースな物語

この作品は文章だけ読んでると非常に感情の置き場に困ります
日常シーンであろうと、戦闘シーンであろうと、感動シーンであろうと
文章のテンションが変わることがほとんどありません

私は文章のプロではありませんから言っても仕方ないのですが
場面場面にあった文章表現というのはあると思うのですよ
この作品は、そういう配慮に欠けているのではないかなと思います

最初に気になったのが、後輩の真理が引っ越そうとしたアパートが
火事になって、その現場を目の当たりにするシーンの各キャラの反応

のんき

何故、このシーンをギャグ描写しているんでしょうか?
と思ったんですが、後も考えると狙ったのではなく素の文なのでしょう
別に後輩が泣き叫んで、先輩が無駄に消息通を気取って陰謀説を唱え
なんとかヒロインが諌めて、忍はただただ、沈黙しているだけ

とかそこまで深刻に、お芝居的に大げさにする必要はないですけど
もう少し、それ相応の反応があっても良いのではないかと
あまりのことに、自体を深刻にとらえられないというのを描写したいなら
これは結構、正解かもしれませんが、そういうの必要ないですしね

こんな感じで延々と文章が書かれるため
時にはそのテンションのギャップでシュールな印象を受けます
何ともいえない雰囲気こそがこの作品のこの作品たる所以でしょう


個人的な好みかもしれませんが忍が幼なじみのことを「森崎ちさと」を
「ちーちゃん」とあだ名で最後まで呼び続けているので、どうも緊張感に欠けました
戦闘シーンは終盤を除き忍が端から見て解説することが多いので

「森崎ちさと」が動作を行うたびに「ちーちゃん」が表示されるわけです
結構ひどい目に遭っているシーンでも「ちーちゃんが」と書かれるわけで
シナリオ終盤で「ちさと」とヒロインを呼び捨てするようなシーンがあるわけでもなく
なぜ、ちーちゃんなんて呼び方をしたのか疑問点が残ります

また、フェイスウインドウがあるものの表情のパターンが非常に乏しく
ほとんどがすましたようなニュートラル表情でしめられているのも原因でしょう
表情のバリエーションは人によっては全く存在せずさぶなら2,3あれば良いところ
主人公も少なく、メイン格ですら10内に抑えられているかと思います

特に主人公は戦闘シーンに適した表情が存在しないため
覚醒するシーンも、ピンチに陥るシーンもニュートラル表情
つまり、非常にすましたような顔が表示されます、シュールです



3.個性的な敵

名のある敵として登場するのは
アリスの追ってきた教会の敵「ファントム」
眷属の親玉「ナユタ」、その手下A「ラン」、手下B「ラセツ」の4体です

■ファントム
アリスにとっての敵ですがシナリオ的には「通過点」であります
主人公の覚醒イベントの要因にしかなりません、扱いは悪くないですが
個性がほとんどないですし、印象が非常に薄いです、アリス乙

ファントム

人を乗っ取り、その力を奪いながら強くなっていくという設定です
基本乗っとることが主な為、ファントム本体の姿はお目にかかれません
ただし、このサラリーマン立ち絵はモブじゃないユニーク立ち絵なので
イメージ的に言えばファントム=サラリーマンです……正直この姿が敵の中で一番強そう


■ラン
おそらく猫又、猫耳と二つのしっぽをはやした女性です
耳が横に普通についているのは二次元では常識なので不問とします
動きが素早く、強力な蹴りも相まってプロローグではちさとを退けるなど
結構強敵としてシナリオ中に描写されています

ラン


猫らしく気まぐれなのか、ナユタに対して何となくつきあっていただけと良い
おもしろうな方につくという性質から、味方になったり敵になったり
一応、立ち絵もしっかり描かれておりCG持ち、えちぃぐらい仕込めそうなモノですが
そういう類の、活躍は全くと言っていいほどありません、猫ですから

代わりと言っては何ですが腹部を中心に破壊され死ぬシーンのCGがあります
こういうキャラというのは戦いが終わっても世にはばかりそうなモノですけど
いやはや、かなり死亡率が高いです、一応生きるルートもありますが


■ラセツ
何の化身でしょうか、堅い外骨格と腕にカブトガニを持っている異形です

ラセツ

プロローグに主人公に襲いかかってきてその何ともいえない容姿から印象が強いです
救援に駆けつけたちさとが攻撃をしても傷つけられないほどの相手……
戦績を見ると、ボス格との戦いでちさとの活躍は皆無なのですけどね
しかし、途中乱入してきた零によって一撃で退けられるという敗戦を喫します
その場ではナユタの指示によって下がらされ、再戦が予想されたのですが……

実はほとんどのルートで彼が再登場する機会はありません
期間中に傷が癒えきらなかったようです、再登場しても再戦はありません

ちなみに、この作品で一番最初に表示される立ち絵という快挙を成し遂げています


■ナユタ
眷属の大ボスにして、5ルート中4ルートのラスボスをつとめるメインの敵

ナユタ

敵味方問わず相手を食べることでパワーアップが出来ると言う「らしい」能力を持つ
強大な力を持ち、決戦ではいつもそのルートのメインでないとかなわない強さ
ただ、防御が低いことと注意力が散漫というボスとしては致命的な弱点をもつ

敵役でありながら、この作品ではメインと言っても活躍を見せてくれます
少なくともこの感想に置いては主人公と言ってもいいキャラクターです

ナユタについては語るところがまだまだあるのですが
語ると長くなるので個別ルートの解説で語りたいと思います


長くなってしまったので
まとめと個別ルートにつきましては後編で書こうかと思います

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