
正直、1回目2回目の感想とも苦言ばかり言ってますけど悪くないです
何度か言ったボリュームの足り無さをと言う欠点除けば
ゲームとして致命的に欠けている部分は無いと思います
そのボリューム無さも人によっては気にならないかもしれないので
つたなさはあるモノの欠点らしい欠点というのはないのですよ
少なくともCG枚数を見る限り足りないと言うことはないと思うので
以降、一応ネタバレを内包しそうなので隠します
個人的にヒロインは良かったです、特に月巳がかぐやらしさを残しつつ
萌えゲー路線へ歩み寄った感じで面白く仕上がっていると思います
ただ、エロに力が入っているヒロインで、処女性とか貞淑さには欠けるので
萌え方面としての受けはそこまで良くないかもしれないと思っていたり
ヒロイン単体の出来としては月巳はかぐやヒロインでもかなり好きな部類
そもそもこの作品に期待した動機がこのヒロインにあるわけですが
それとは別の意味で活躍してくれたので、これは思わぬ拾いモノでした
シナリオは普通ですね、超展開になることもなく、不完全燃焼もなく
予想できる範囲内でお話が収まるっているのではないかと
キャラの設定見たらだいたいシナリオの流れは読めるのではないかと
病弱とか人外とかそんなキーワードであとは予想通りかなと
やっぱり艶女医以前にあった分岐するエンディングも捨てがたいのですけど
あれは、エロで押し通して頃合いを計ってエンディングみたいなノリなので
かぐやBYらしさはともかく良いモノであるとは言い難しいところ
さて、ライバルっぽく出るライバル会社のエリートさんですけど
やっぱりかませ犬でした、どのルートも転にはなってもそれ以上ではないです
富○さんみたいな役割ですね時報です、出てきたらシナリオ後半戦と言うことで
一応月巳シナリオでは障害となりうるのですけど、偶然ですしね
会社の備品の携帯>(障害という名の壁)>エリートってことで、マジ捨てキャラ
このことで本気でこの作品は納期に押されて無理矢理作った説を推したくなりました
まひるが攻略できないことが原因となっているのではありません、多分
他に気になったことと言えば立ち絵の演出について
立ち絵のギャグ顔の演出は少々手を抜いているのではないかと思いました
正直一部ちぐはぐな立ち絵があったような気がします、使い回しでは?と思ったり
エロ方面からみれば、1キャラ単位でみれば十分なボリュームかと思います
ただ、シチュエーションにしても普通すぎるかなと思わなくもないです
どれをとっても場所やコスチュームが違うだけでプレイ自体は普通だなと
正直アトリエかぐやBYのエロはパワーだと勝手に思っている人間なので……
それは冗談としても、数は結構あるモノの似たようなシチュで飽きると言いますか
せっかく「夢想」などというエロに都合の良い設定を用意したのに
シチュエーションプレイにしか使われないというのはもったいない
抜きをウリにしてないメーカーでも複数人プレイは考えるでしょう、考えるよね?
秘密の小箱も今回は本当に小箱となってしまいました
まあ、前回が多すぎたという説はありますけれども、それはともかく
1回ずつでも逸脱したエロが存在するならともかく至って普通
本編の空気から少々とまどわれる程度のプレイを収録しているだけ
「ほしうた」でおまけのエロがあったのですが、そちらは作品上
慣れないながらも、ちょっとがんばってるんだなと思ったのですけど
かぐやがそれと大して変わらないレベルのエロじゃいかんでしょと
そんな感じでぼやきつつ
この感想を聞いてこの人なんでそこまで必死なんだろうとか
ヒロインが痴女に見えるようなエロなんてそんなに必要ないよ
と、思った方ならこの作品は問題なく楽しめると思います
メーカー名が違っていたら私も反応を変えていたかもしれません
ボリューム少ないけど月巳可愛いし、エロ多いから合格みたいな
そんな感じで、多少不満はありつつも決して悪い作品ではなく
ある一定の水準は保たれていると思います、ひいき目かも?
しかしですね、全く「アトリエかぐやBY」の作品である必要がないのですよ
他のメーカーと比べてこの作品が何か勝る部分があるのか?といえば
もう萌えゲーメーカーの絵師の好みの差とかそういうレベルでしかないです
抜きゲーとしてみればこの作品は完全に薄い作品でありますし
萌えゲーにしてもこの作品より回数が多い抜きよりの作品はあります
確かにアトリエかぐやはchoco-chip氏とM&M氏の絵師で売れている部分があります
BYとHB以外のチームが作品としてあまりピックアップされない現状を見るに
ただ、それでも絵だけで売るような流れになってしまうと辛いかなと思います
と、己の邪推で暴走してしまいましたが、取りあえずまとめを
冒頭でも言ったようにさらさらささらは悪い作品であるとは思っていません
なんだかんだで月巳というヒロインは気に入りましたし、楽しみました
エロは複数プレイが無いのは少々残念であり肩すかしでしたが
そこらの萌えゲー並みに薄くなったと言うことも無いと思います
むしろ単体のエロで言えば月巳のこともありプリマ☆ステラより濃いです
前回の終盤にだけすこしだけエロがあるという状態を改善するために
全体にまんべんなく、十分にエロを配置している部分は悪くないと思います
そのための夢想設定だったのでしょうがもう少し踏み出して欲しかったですね
プリマ☆ステラ等で興味を持った方ならシチュやキャラデザインが気に入れば
酷く損することはないと思います、手抜きされた作品ではありませんし
そんな感じで1つの作品としてはそれなりに評価しても良い作品
プリマ☆ステラからの展開を考えれば決してはずれた作品でもなく
しかし、艶女医等からの流れを考えると苦言を呈さずにいられない
と、なんともコメントに困る作品です、要は懐古のわがままなんです
蛇足文章
私がBY作品をプレイしたのは妹汁からになります
そこから「まほこい」を除いてプレイしているのですけど
私の言うBY作品というのは「ナースにおまかせ」からの流れになります
正直、あの作品が受けたから「家庭教師のお姉さん」や「姉汁」「艶女医」
という作品群がアトリエかぐやBYから生まれたわけですね
こういうと反感買うかもしれませんが「MWA」もその流れと思ってます
何が言いたいかというと一作当たったから出続けたわけです
要は時代の流れというかブームにあわせたモノだと思うわけですね
姉汁ぐらいから「受けシチュ飽きたー」的な話が出ていたのもありました
そこから、多分まほこい以来の不評作である、「すくぷろ」が発売されます
続いて出た年上以外の路線「おさあま」はかなりの評判になりました
このあたりは年上系というマンネリからの脱出というのがあると思ってました
続く作品「艶女医」は医者とナースで年上という定番だったのですけど
その後チームが大きく入れ替わりますBYとHTPの入れ替わりです
「新妻イカせて!ミルク」「毎日がM!」は元BYチームが作成しています
その為かこの2作をプレイすると非常にその味が出てきます
「毎日がM!」を体験版で投げ出したけどBYのナスおまとかの路線が好きな人は
中盤以降のある程度緩い展開にあうのではないかと思ってます、本気で
馬鹿なノリのエロやテキストが好きだったという方は特に
変わって「プリマ☆ステラ」と「さらさらささら」は元HTPとなります
プリマ☆ステラの時点でその傾向は如実に表れていました
そもそも主人公が常にエロをリードしている時点で違和感があった私です
閑話休題、明らかにテイストが違うプリマ☆ステラだったのですけど
エロは薄味であるモノの回数は過去作品と十分に張り合えるレベルでしたし
立ち絵のあるヒロイン全員に手を出せる、3P止まりとはいえ複数人プレイ可能
と言った点もある程度かぐやとしての必要条件を満たしていた気がします
結構人気のジャンルを選定しただけあってそうそう大きくはずれませんでした
むしろ、売り上げ的にはかなり好調な部類だったのではないかと記憶しています
現在も、中古価格が高値で安定しており、普通に人気のある作品でしょう
しかし、その好調さ故にプリマ☆ステラからアトリエかぐやは動きました
「艶女医」のベクトルではなく「さらさらささら」のベクトルに
言ってみれば流れなのでしょう、プリマ☆ステラで好評だった層が
「ナースにおまかせ」や「艶女医」のノリを受け入れら得るとは思いません
プリマ☆ステラの作風をみればさらさらささらへの流れは自然です
「艶女医」から「プリマ☆ステラ」の流れは劇的でしたがチームの影響と納得しました
「プリマ☆ステラ」から「さらさらささら」の流れはそれに比べれば緩やかなモノです
しかし、確実に私の思うところの、思いこむところのアトリエかぐやから離れている
正直作品発表の時点でこの作品の購入にあまり乗り気ではありませんでした
月巳をみて購入に踏み切ったわけですけど、ヒロインとしてはありですけど
期待していたのとはずいぶん違う結果が返ってきたと思ってます
判断するには時期尚早でしょうが、受け皿が大きい方に動くのは当然です
ナースにおまかせが好評となり陵辱が離れていった流れのように
プリマ☆ステラが好評となり痴女路線から離れるのも仕方ないのかもしれません
ただ、そちらのベクトルに向かっていってもエロだけは手放して欲しくないと思います
この画像はあくまでギャグであり、本気で思っているわけではないことを祈っておきます


