伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

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あけいろ怪奇譚 感想

【ブランドHP】SILKY'S PLUS

【概要】
平凡な学生である「佐伯社」の通う学園で、3年生が4人立て続けに自殺する事件が起き
この事件は学園の七不思議の一つ「旧校舎の幽霊」の呪いが絡んでいると噂されていた
社はその事件を境に奇妙な夢を見るようになり、それが旧校舎の幽霊に関するものであり
知らぬ内に旧校舎の幽霊に呪われていることに気づき、呪いを解くための調査を始める

しかし、旧校舎の幽霊は想像以上の力を持った存在であり、幽霊の力をそぐために
力の源となっているであろう存在である、他の七不思議を解決していくことになる
七不思議と4人の自殺、旧校舎の幽霊の調査を続けていく内に思わぬ真相にたどり着き……

なないろリンカネーションの続編と世界観を同じくする、続編ともいうべき本作
現代を舞台に、学園の七不思議を中心とした怪奇現象に挑んでいくお話になっています
純粋な続きではないため、加賀美家の面々の活躍を期待すると少し毛色の違うものになります


【システム】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定あり
・シーンジャンプ機能あり
・フローチャートあり
・ネット認証あり


基本的にそろっていますが、ストレスフリーという感じはないですね、少し足りない印象
シーンジャンプは分岐による細かい差分の犠牲になり、ブチブチと止まってしまいますし
フローチャートシステムがあるものの、ある程度構造を理解していないと結局わかりません
公式にパッチとして追加されたナビゲートモードを使って漸くましになる程度ですね
フラグにより、細かく分岐する部分はよく作られていますが、繰り返してプレイする際
そこが、プレイの進行の妨げにつながっている感じもあり、不便につながっています

後は、ネット認証システムでしょうか……パッケージで非常に目立たないところにあります
結構気にする方もおられる部分なので、なんだか隠すようにこれを入れるのはどうかなと
折角の作品なのにこういうので悪い印象を抱かせるのは正直な所残念な気もしますね


【仕様】
ヒロインは5人で、BADなど+αのルートがあります、いわゆるグランド的なやつです
意外と攻略要素が強く、油断しているとそこまで数が多くないBADルートに落ちていきます
その為のフローチャートですが、終盤では手遅れで、それを知らせる情報がないという
攻略のしがいがあるといえばそうですが、フローチャート含めてヒントの少なさがネック
序盤の花子さんが重要とか考慮していませんで連敗を重ねたのは仕様です、はい仕様です

現在公式にナビゲートシステムが追加されています、一部バグ対応もあるので必須パッチ
ナビゲートを使えば面倒であるものの、攻略は見えてくると思いますので利用しましょう
どちらにしろフローチャートは埋める行為を楽しむだけの存在になっている気がしますね
イージーモードとか書かれてますが、ナビゲートで漸くまともにフローが使えるレベルです

グランドは他のEDを全て見ると演出が入りますので、それで知ることができます


【雑感】
ネット認証に始まり、使いにくいフローチャートととシステムで少し小首をかしげたものの
作品としては、笑いあり涙ありシリアスありの安定感のあるホラーモノに仕上がっています
相変わらず、主人公が無力さに嘆いたりするシーンが多いのですが、幾分かマイルドになり
全体的に読みやすい作品になっています、流石になないろ程落ち着いてはいないですが

前作はヒロイン一強ともいうべき状態でしたが、今回はメイン格の扱いはどれも悪く無いです
5人の中ではベルベットと佳奈がメイン、他三人が準メインぐらいの扱いではあるのですけども
準メインの三人にしても個別はしっかり描いており、取り敢えずEDがある扱いではありません
前作のメインヒロイン以外の扱いに物足りなさを感じた不満は解消されているかと思います

前作からキャラが一部続投ですが、シナリオのメインで大きくでしゃばることはないので
本編を楽しむ分には問題がないと思います、気になる人は気になるとは思うのですけども
ただ、加賀見家メンバーを知っていると、彼らの存在に別の楽しみを見出すこともできるので
より楽しむためにはなないろリンカネーションを知っていると良い程度は言及しておきます

前作の雰囲気を踏襲しつつ、前作の不満点をしっかりと解消してきた作品という所
安定した作風もあり、安心してプレイできる作品になっているかと思います
体験版で雰囲気が気に入れば手を出しても公開をすることはない作品になっています


以下、ネタバレを含む感想




【ヒロイン】
■ベルベット
放課後に何者かによって旧校舎の幽霊に誘われようとしていた社を呼び止めた不思議な少女
吸血鬼であり事件解決のため、葉子の助手として学園に潜入し調査を続けることになる
感情の起伏が少ないクールな性格だが、褒められたら照れるなどしっかりと感情はある
体型はスレンダー、佳奈と対比するとなかなかに残酷、ヒロインで格差が酷い作品です

心の何処かで死を求めている吸血鬼ということで、ありがちといえばありがちな設定
吹っ切れてしまえば実際はアッサリと事件を解決してしまえるだけの力を持っているため
話としては、ベルベットの気持ちにどういう決着を着けるかというのが中心となっている
そういう点で言えば、七不思議、更には朱子自体の扱いはそれほど大きい感じはないです

この事件をきっかけとして葉子はベルベットの問題に決着をつけようとしている感じがあり
そこが社の周辺の状態を悪化させている気もしますが気のせいではないですね、ハイ

ヒロインとしては、たまに見せる感情の起伏が非常に可愛らしく、素直に可愛い出来ます
契約後の素直な姿もいいですが、その前ぐらいの表面は取り繕うも思わず出てしまう感情
ぐらいの時が一番ツボでした、あとスレンダーな体型ですが、すめらぎ琥珀さんの絵もあって
非常に神秘的で美しい感じが出ていました、他の方がふくよかすぎるのもあるんですけど


■雛森佳奈
社のクラスメイトで図書委員をしている、数少ない接点を持つことができる女性
霊を見ることができる体質で、遠縁の親戚で霊に理解のある加賀見家に居候している
当主に共感し、霊を排除ではなく成仏させるようというスタンスでベルベット達と対立
しかし、本人自身は霊を見れるだけで排除する力は全く持っていない様子である
七不思議を追う仲間として、肩肘をはらずに話すことになり、その素の姿を知ることに……

事件の真相を追うという点ではこちらの方がベルベットルートより深いところにいけます
七不思議の真相を追うという点ではこちらがメインのルートと言っても良いシナリオでしょう
加賀見家のメンバーも多く登場しますので、前作のような路線に一番近いと思われます

TRUEに分岐するシナリオで、佳奈がフラグ一本でラブラブにもただの親友止まりにもなる
という点で、積み重ね的なものは弱く感じますね、元から好感度高めなのは解るのですが……
親友役としては非常にノリが良く学食で4人が馬鹿話するのは良かったですし
加賀見家のメンバーにいじられるところもよく、いじられ役としては最高の素材です

佳奈の役割は加賀見家のパイプと原田望の顔見知りで外様感が強いのは難点であり
その原田望が唯一まともに登場するルートは、佳奈方面のルートというのがなかなかネック
事件に大きく関わっていることが解るのですが、そこはあまり佳奈には関係ないですし
もう少し望と佳奈と社の関係に尺を割いたうえでつなげてほしい部分ではありました

社とともに成長するヒロインというポジションでしょうが、ベルベットルートだと影が薄い
と、構成上ヒロインとしてはどうしても弱くならざるを無い立場になっている印象でした


■葛城葉子
葛城霊能探偵事務所の所長を務める、謎多き女性……名前でだいたい察せる気がしますが
依頼を受けて旧校舎の幽霊排除を試みるも、本人が学校に出向いてくることは殆ど無い
基本的には面倒くさがり屋だが、その気になれば何でもこなせるハイスペックキャラ
伊予とは旧知の関係であり、現在はゲーム仲間である、また美里との友人関係を持っている

シナリオの衝撃度で言えば本作のトップでしょうか、強キャラだけに油断をしていました
半分ぐらい美里シナリオのアナザーのような扱い、死しても社を優先する美里の重さが凄い
親友との別れ、町との別れ、葉子についていく結末はこういう流れでないとダメだったのか
全体的にビターな結末を迎えるシナリオであり、本作にしてはきつめのシナリオかと思います

完全無欠の強さを見せる葉子の弱さを見せるシナリオ的な意味合いもあったのでしょうか
伊予とのゲームをしながらの会話などからもその辺りが書かれている印象があります
ロリ化など和む部分での中和もあり、ずっと暗くならないような配慮はあるのですけど

最後の修司の別れのシーンといい涙もろくなった自分にはなかなか来るシナリオでしたね
端から見て変わったのが解るというのはどれほどのものかと思ったのですがED絵を見て納得
完全にやばい人の目になっていました……エピローグの頃には落ち着いていたので安心です


■久住美里
社が同居している近所のお姉さん、売れ筋のホラー小説家で佳奈が熱心なファンである
非常に不規則な生活をしており、かなり変な時間に寝たり起きたりしている様子
それでも、起きているときは家事をして社の面倒を見ている、世話焼きお姉さんでもある
霊は見えないが信心深い、それがホラー小説のリアリティに組み込まれているとは佳奈の説
不規則な生活ゆえ殆ど運動をしておらず、体型が気になる年頃で、太ったは禁止ワード

葉子の後にやったほうがいい気もするシナリオ、こちらは美里の死を止めた場合という所
社が病気になり治った頃に決まって倒れていたということが語られるがその真相が語られる
細かい行動の全てが社優先という、本人が言うとおり非常に重いヒロインになっていました
それが、朱子の呪いにまでかかってくるのですし、葉子ルートの件もありますので
全く笑えない設定になっているのですけど、本当に重いヒロインです、体重の話じゃないです

恋愛方面としては、社との関係を題材にした妄想小説なども描いており非常に乙女な部分も
その辺りはそこまでの重さもあるのか、結構ライトな雰囲気で楽しめました、重くない!

容姿がクセのある広いんですけど、スレンダーな美人お姉さんとして描かれていたならば
多分トップクラスに人気のあるヒロインになっていたのではと思うヒロインでした
流石に、ベッドで寝ているシーンは唇も厚くて、少しクセのある広いんだなーと思いました


■るり/るか
学園の七不思議の一つである、トイレの花子さんズを追う社の前に現れた双子の少女
社達の住む街の土地神様、神社ではなく小さい祠に祀られた殆どの人に忘れられた存在
2人でフレーズを分けてしゃべるのが特徴、独特のテンポで葉子は巻きを要求することも
たまに二人一緒に喋ることもあり、催眠音声的な存在感を示すヒロインになっています

美里や葉子方面に近いシナリオですが、あまり症状が重くないので祓ってもらいます
要は気の持ちよう、性欲を持てばいいと、頑張るほのぼのとしたシナリオになります
葉子シナリオを見ると油断がならないことに気づくのですが、それはそれとしまして
朱子退治もあっさりと終わるので、基本は、ほのぼのロリコンに目覚めるまでが描かれます

というネタ的な前半と2人のルーツを知る後半という感じで意外と長いお話です
佳奈シナリオと同じように、無茶は言わず自分たちのできる範囲で救おうとする感じです
社はお社という台詞がありますけど、それを体現するシナリオになっている感じですかね
全体的にほのぼのした雰囲気ですが、それだけにエピローグは不意打ちを受けました
エピローグまで書くのは結構重要な事なのですが、やはり少しさびしい感じになりますね


■TRUE
事件の真相が全て明るみになったうえで、旧交舎の幽霊も原田望も救おうとするお話

原田望を救う話なのですが、原田望にどれほどの感情を抱けるかがネックです
望自身は佳奈ルート以外は会えないヒロインですし、容姿もけっこう癖がありますし

逆に朱子が非常に自分好みの容姿で驚きました、襲われるのも分かる程度に美人さん
芯がすごく強く、強すぎた上の悲劇とも言える娘で望とは結構逆ベクトルですね
それが最後呪いという枠を超えて友人になるというのはなかなか奇妙な縁であるなと

事件の結末としては驚きではなく、屑は良識派の面々も匙を投げるほどに屑だった
という酷い結論になります、真相はわかってもすっきりするわけではないのは前作同様
だからこそこういった様々な恨みが絡む厄介な事件に発展していくのでしょうけども
ある意味、そういう不条理な部分がホラーモノっぽい感じを出している気もします

可能な限り平穏に解決するシナリオであり、全員大活躍の総決算を期待すると弱いかと



【Hシーン】
・ベルベット:4
・雛森佳奈:4
・葛城葉子:3
・久住美里:3
・るり/るか:3
・原田望:1
・水無月朱子:1

メイン二人が4、準メインが3、そしてついでに2人が1枠ずつ
佳奈は1シーンは何か違う気もしますが気のせいでしょう、多分大丈夫
一枚一枚の絵は非常にエッチですが濃さは普通、尺は結構長めです

特殊なプレイはベルベットがコスチュームでのプレイ、るりるかは基本3P
葉子はロリ化してのプレイや狐の姿でのプレイがある感じでしょうか
朱子は過去にレイプされたシーンということで、主人公相手ではないです

抜き目的だと流石に弱いレベルですが、薄くはないという感じでしょうか


【まとめ】
なないろリンカネーションの続編として雰囲気を壊さず、欠点を改善した作品という所
前作を超えるような衝撃などは流石に無いですが、個々のシナリオがしっかりしています
今回は主人公が活躍する作品ではないので、派手な活躍などはないのですけども
無力なりに頑張り凹むシーンも控えめなので、そこまで苛々するシーンはなかったです
例によって、事件の発端となった原因たちは救えないほど屑なのはあれなのですけども

物語の主人公云々のくだりはガンナイトガールを髣髴とさせるノリではありますね
ライターさんの癖みたいな感じのでしょうか、あちらほど無力さ全開ではないものの
味付けとしてはガンナイトガールのそれに近いなと思う部分がちらほらありました

ただ、修司と佳奈の存在があり、全体的には暗くならず話が進んだのは救いでした
ずっと暗いシーンばかりだとキツイので、キャラの明るさで中和されて読みやすかったです
特に修司は非常に良い友人キャラでした、葉子シナリオの展開は色々来るものがありました

一つ物足りなかったのは、原田望関連でしょうか、流石にメインを張るには唐突でした
TRUEという扱いでしたので、期待度もあって少し肩すかしだった感じは否めません

とはいえ、シリアスもギャグもと個人的に非常に波長の合い全体的な満足度は高めです
このシリーズが続くならまた手を出していきたいと思わせる作品になっていました
次は、今の立場だと難しそうですが、再び加賀見家の面々の活躍がみたいですね

と、更なる次回作を期待する位には楽しめた作品でした、雰囲気が合えば是非という感じです

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