伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

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恋する乙女と守護の楯~薔薇の聖母~ 感想

【ブランドHP】AXL

【概要】
セント・テレジア学園の任務以後、女装潜入任務ばかりの「シールド9」こと「如月修史」
女装しての潜入任務に嫌気がさしていた修史が最後の任務として約束させたものは
セント・テレジア学園を髣髴とさせるお嬢様学園「紫法院学園」での護衛任務であった

紫法院学園に届いた脅迫状、内容は生徒会選挙で選ばれた会長を殺すという目的不明のもの
姿の見えない敵を相手にするには、修史が学園に潜入して会長になるのが一番ということで
生徒会選挙が迫った紫法院学園に「山田妙子」として学園に潜入して会長を目指すことになる

生徒会選挙の候補としては古くからの伝統を受け継ぐ「淑女同盟」の盟主「土屋真愛」と
庶民出で自治会「学園委員会」の委員長を務める「眞木莉里」の2人が有力な候補とされ
現状は学園に熱心なファンの多い莉里が有利という下馬評が立っている状態にあった

どちらにしろ修史こと山田妙子が入り込む余地はないように見えるが……
果たして、修史は無事生徒会選挙を勝ち抜き、生徒会長に選出されることができるのだろうか?
基、脅迫者を捉えることができるのだろうか、ついでに女装任務から開放されるのだろうか?


【システム】
・画面16:9と4:3で変更可能
・キャラ別音声設定あり
・前の選択肢へ戻るあり
・フローチャートでのシーンジャンプ機能あり

AXLは久しぶりですが、かなり便利になってますね
特筆すべきはフローチャート、一度通ったルートはクリックひとつで読まずに通過可能
好感度の蓄積で分岐する部分もあるのですが、どの選択肢もフローでクリックするだけで
好きなように分岐させることができるので、再プレイするときに同じルートにを避けやすく
好感度アップするか否かの選択肢も選択にキャラアイコンを表示させわかりやすいです

そもそも、これだけ選択肢の必要な作品かというと疑問ですけども
その選択肢の多さをあっさりと覆す程度に便利な機能になっていますね


【仕様】
ヒロインは5人、ルートロックはないですが推奨する攻略順はあります
OHPのキャラの紹介の逆順がいいかと思います、メイン格ですが真愛は先でも困りません
という感じで、莉里と希望のネタバレ度が他よりも多めで、攻略次第では既出の情報だらけ
希望は解りやすくメインって感じですが莉里と真愛の情報格差には参りましたね

上記の通りチャートが便利なのでチャートを使えば攻略で迷うことはないと思います

【雑感】
8年ぶりとなる女装潜入護衛モノの第二作、当時はこのジャンルが非常に流行っていました
ただ、このテーマ、その性質上二回目は使いにくい部分もあるので、それがネックであり
だからといって8年ぶりという懐かしさもあり、続編と開き直るのも難しい感じになります
その辺りがもろに引っかかった感じで、どうにも振りきれない感じが見受けられました

女装モノとしては、どれも一度は通った道で、それを意識してか、バレ要素が弱かったり
かと言って女装がなれたことによる貫禄のある行動が見られるわけでもありません

護衛モノとしては、前作からなのですが、シリアス部分を除けばゆるい雰囲気の作品ですし
シリアスもそこまでハードに描かれるわけではないので、過度の期待は禁物だったりします

それぞれを雰囲気として、女装して悪者から狙われているお嬢様を守る話だー位のノリです
女装要素いらないんじゃないと思う方もいるかと思いますが、それはそれというところで
美味しい要素を詰めすぎて、上手く調理できず持て余した感じが全体的には見られるのですね

前作のノリが問題なければある程度は楽しめる、ただ引っ掛かりを覚えた人には厳しいかと
基本はライト路線ということで、女装モノの独自の雰囲気や、護衛のハード路線を期待すると
物足りなく感じるのではないかと、全体的にゆるく浅く広く楽しみたい人向けだと思います


以下、ネタバレを含む感想




【ヒロイン】
■水無瀬希望
没落した貴族家系の生まれ、その生い立ちから学園では孤立しており存在感が殆ど無い
訓練した修史が全く気配に気づかない程の存在感のなさで、顔も前髪でほとんど隠れている
生徒会選挙の出場を表明し同じように孤立していた山田妙子に唯一味方してくれる存在となる
一応、勉強や運動はなんでもこなせるハイスペックな娘であるが、活躍の機会はあまりない

何度となく背後を取られるも、気配が感じ取れないのはミス・リードもあるのでしょうが
何かと普段がへっぽこな部分が多い修史の無能さが際立たせているだけのような気も……
その立位置から明らかに何か有り気なヒロインですが、終盤はどちらかというと修史の物語
設定は色々とつめ込まれており、黒幕の一番の目的ではあるので、黒幕にとっての重要さで
ヒロインとしては純粋培養の清純系巻き込まれヒロインって感じになっていますね

黒幕さんについてはBADを見ると色々思うところがあるかもしれません、無いかもしれません


■眞木莉里
「淑女同盟」と対立している庶民出の支持層を持つ自治会「学生委員会」の委員長
男装の麗人として、授業中以外はズボンを履いており、そちらの趣味の支持層も厚い
家庭でも大家族の長女であり、責任感の強い立場にある頼れるお姉ちゃんをしている
周囲の願われるままに振舞っている部分があり、本人自身は生徒会長にそこまで拘りはない

希望に次ぐ総合ルート的ポジション、ほか程、掘り下げる過去がない結果かもしれません
本作は希望ルートの修史のように過去に何らかの問題を抱えるキャラが多いのですが
莉里も一応あるものの、他と比べると軽い扱いで、基本は莉里の可愛さを楽しむルートです
とはいえ、それだけでは着地点がなかったのか、物語の核心には希望に次いで近いです
なんとはなしに攻略すると他のシナリオのネタバレもしていくので、なかなか困った存在です
キャラ付けの可愛い物好きとか少女趣味は定番ですが、定番故に手堅いところでしたね


■土屋真愛
学園長の孫娘で「淑女同盟」の盟主、甘やかせて育てられたため、わがままに育っており
学園には推薦で入ったため勉強が壊滅的というなかなか難儀なお嬢様となっている
持ち前のカリスマ性と地位である程度の勝負となっているが、評判は莉里より劣っている
学園に対する思いは強いが、その行動が逆に一部の反感を買っているきらいがある

莉里とは真逆にメイン格ながら本筋にはかかわらないルートとなっています
女装バレが唯一取り沙汰されるルートで、お嬢様学園潜入モノらしいお話になっているかと
真愛は本筋とは少しずれた位置に、設定が守られているため、意外性はあるものの
伝説のスパイの娘で、孫じゃなかったとか、この作品で語られても困る部分はあります
ヒロインとしては素直じゃない態度を見せつつもわかりやすいデレ方で可愛いと思います


■ソーニャ・カシチオール
淑女同盟で働くメイド、ロシアからの留学生、まだまだ仕事に慣れておらず失敗が多い
ちょっとしたことで感動したりと不憫に思えてしまう部分もあり……希望になついている

本作のヒロイン戦闘要員、ということで、共通終盤でいっきに印象が変わりますね
ファランクスが関わっており、そこから前作のヒロインが幾つかゲストで登場
といっても立ち絵はないのですが……前作のファンサービス的なものが多いルートです
和解後は大きく出れるのでなにかと落差の激しい、ネコのような印象のヒロインでした


■富金原麻衣
淑女同盟で働く真愛専属のメイド、真愛と力関係は完全に逆で、からかって遊んでいる
普通の少女とは思えぬ運動能力の高さを見せるなど、隙のないメイドさんとなっている
真愛だけでなく、修史などもからかいの対象であり、基本的に意地悪な性格である

学園に潜入していた「エコー」の正体、莉里ルートなどでもその正体は判明する
チャートを追っていると先に正体が知れてしまうという欠点もあるセキュリティはガバガバ
変装を得意として、どんな人間でも演じられる麻衣は部長を前にも可愛い娘を演じる
彼女の本来の姿は家族の愛に甘えたい素直な少女だった……強気キャラでいて欲しかった


【Hシーン】
・水無瀬希望:4
・眞木莉里:4
・土屋真愛:4
・ソーニャ・カシチオール:2
・富金原麻衣:2
・風巻楓:2
・その他:1

メインは4枠でサブは2枠、性質上女装姿でのシーンのほうが多いです
学園の窓に押し付けてってシチュが多い気もしますが、気のせいではないです
プレイ的には前戯+本番で特殊なシチュエーションというのはありません
その他枠は薬で酩酊状態のお嬢様の軽い乱交シーン(乳繰り合っているだけ)で
この際、過去作のヒロインっぽい容姿の娘達となっています、サービス?


【まとめ】
女装潜入モノの2作目という時点で、色々と難しいところがあると思わせた作品
特にコメディ主体とした時、女性ってこんな感じなんだというのが使えないわけで
女装慣れした主人公が、どう振る舞うかで、新しい魅力は出せなかったという印象

ヒロインもお嬢様学園としてはどちらも変化球で、お嬢様学園の印象も弱く
前作との重複を避けた部分はあるのでしょうけど、お嬢様学園に女装して潜入
という題材が活きていない感じで、女装要素の必要性が疑われるところです

護衛モノとしては全体的に薄味、夜会と終盤以外は見せ場らしい見せ場はなくし
日常も含めて、修史の行動の迂闊さなども気になる人は非常に気になる部分かと
この緩さ自体は前作と同じくなので、シビアなやりとりを楽しみたい人には向きません

どちらもこのジャンルでなければという部分は弱く、そういう雰囲気を楽しむもの
と割りきって楽しむのが良いかと思います、全体的にライトな仕様というところです

ヒロイン自体はお嬢様3人はバランスよく抑えられている感じになっています
特に莉里と真愛はキャラとしても面白く、気に入ったヒロインとなりました
麻衣は個人的な好みでデレる前のほうが良かったですね、少し性格変わりすぎかと

いくつかあったネタを一つにまとめ積めてて全体的に中途半端になった印象
修史の過去など含めて、過去を含めたハードな世界を書きたかったような
女装潜入モノというライトなノリの世界を書きたかったようなでどっちつかず
そのライトさに引っ張られて、シリアスな部分の設定も軽くなっている気も

どっちも、本格的すぎると手を出しにくいという人には良いかもしれません
雰囲気に惹かれ雰囲気で楽しめる人という感じで、ガッツリした人向けではなく
あくまでノリで楽しむライトな作品という位置づけになるかと思います

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