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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

アマカノ ~Second Season~ 感想

【ブランドHP】あざらしそふと

【概要】
11月末、雪国である「夜間瀬町」にやってきた
「志賀浩輔(名前変更可能)」は旅館「縁嬉」に部屋を借りて新たな生活をスタートさせる
そんな中、同じ時期に転入しながらも、町に馴染めずにいる「一ノ瀬穂波」が気になり
おせっかいを焼いていくことで、穂波をはじめとした女性と交友を深めていくことになる

と、そんな感じで始まる、大きな事件があるわけでもない一冬の恋の物語って感じです


【システム】
・画面は4:3
・キャラ別音声設定あり
・次のMAP選択画面へ進む/前のMAP選択画面に戻るあり
・氏名の変更あり

画面は最近のこのジャンルでは珍しく4:3ですね、変に斜めアングルよりという説はあり
スキップは正しくは次のシーンへスキップでしょうか、結構時間がかかる印象です


【仕様】
ヒロインは4人、マップから選択してヒロインと会話を続けることで「甘え度」が上昇
甘え度が「100」に到達するとMAPでこちらから「想いを伝える」ことが可能になります
この「想いを伝える」コマンドは複数同時攻略の可能性を示唆しているわけではなく
ヒロインに告白するタイミングを選べるに過ぎず、戦略的要素があるわけではありません
また、それを無視してしばらく、ヒロインにあっていると、相手からの告白されます

想いを伝えるか伝えられると個別に突入し、そのままEDまで一直線となります
告白前後の流れは分岐したり、多少の差分はありますが、するされるで大筋は変わりません

個別突入後も、甘え度は上昇していき、最終的は300とかそのレベルにまで膨れ上がり
あくまで、イベントの進捗状況によるヒロインの好意を数値化しただけのものです
上手く進めれば100に早く到達したりといった、自由な攻略があるわけではないです
自分から好きなタイミングで告白できるというのが、唯一の自由度というところです


【雑感】
前作と同じ舞台で、主人公を含めてヒロインを入れ替えての続編ということで
基本的なノリは前作を受け継いだ、イチャラブに重点を置いた萌えゲーと言うところです
Hシーンが意外と濃いのも売りで、人によってはその部分は少々しつこく感じるかも

と、特に嫌味のないHシーンが濃い目のイチャラブゲーというところですので
ヒロインが気に入って、ひたすらイチャイチャするのが嫌でなければありの作品
ただ、嫌味がない分、人によっては退屈だったり、眩しかったりするかもしれません
一気に攻略して進めるタイプではなく自分のペースで楽しむ作品だと思います


以下、ネタバレを含む感想




【ヒロイン】
■一ノ瀬穂波
浩輔と同じ時期にこの町にやってきた転入生で、奏のクラスメイトにあたる
毎日のように駅で膝を抱えて何かを待っており、他の人とあまり関わろうとしない
特にお節介を焼いてきた浩輔には警戒心を露わにして、最初は嫌われてしまう

両親のことを強く慕っており、この町で一人暮らしを言い渡されて受け入れられずいる
性格としては非常に真面目で、勉強、スポーツ、料理と卒なくこなせる優等生である
そんなスペックながら両親の言いつけを聞きすぎてキスで子供ができると思っていた
両親のこともあるが、甘え度-100%から50%に一気に変動するさまを見ていると
基本的に甘えたがりな性格であることが見て取れ、シナリオ全体でもポイントとなる

ギャップキャラという一面からか元の性格か、付き合ってからの依存ぶりは最も大きく
ヒロインしてんのローリングぶりといいなにかと可愛いキャラに化けるヒロインです
よく考えると危ういキャラなのですが、その危うさもまた魅力というところでしょうか
シンプルなことでも真剣に悩んでしまう真面目さぶりも、穂波の魅力というところで


■沓野奏
旅館「縁嬉」の経営者の孫娘で、浩輔とは同居することになる
事故により足を怪我しており、現在車いす生活、旅館にいるのは湯治も兼ねている
いいところ育ちのような見た目に反して、意外とちゃっかりした性格をしている
年下ながら、周囲をからかったりと、余裕な素振りを見せるなど大人態度をとる

人の心情の機微を把握する能力には長けるが、勉強の方はからっきしであり
穂波と打ち解けるイベントと並んでテスト勉強は共通シナリオの山場といえる
テストの話はともかく基本的には、ずっと足の話が奏のシナリオの中心です
奏に限らずですが、劇的な何かがイベントしてあるわけではないのですけど

奏はその性質上抱きしめたりしながらというのが多いヒロインになっています
抱っこしてかわいがるシチュエーションが好きな人にはよろしいヒロインかと
あとは、やはりサブでメインのヒロインをいじる役が向いている印象ですね


■高社雪静
浩輔のクラスメイトで、図書館でいつも本を読みながら受け付けをしている
高社神社の娘であるが、姉が後を継ぐため本人は手伝いをする程度となっている
人に話しをするのがあまり得意ではなく、詰まると筆談に切り替えることもある
本を読むときは集中しすぎて周りが見えなくなり、話をすると止まらなかったり
と、本に対する愛着は人一倍だが、それ以外のことにはそこまで興味を持てていない

わかりやすく、他の人と触れて世界を広げていく成長物語という所ですかね
周囲に恋人として認められるために、自分がなんとかしないとと張り切って
本の知識を総動員して、勘違いしながらデートすることにこだわったり
そんな空回りしながらも、全力で頑張ろうとする姿が可愛いという感じです

隠れてもいませんが、ヒロイン中一番の巨乳枠になっています
制服姿でもすごいですが、私服だとなおさら目立ちます、私服で気付きました

後、前作のヒロインの妹ですが、某父親の影がちらつくことはありません


■硯川・e・涙香
学園の学生会長、イベントなどを精力的に行って、学園を盛り上げている
陽気で行動力もある、いかにも海外の人……というイメージを守るため日夜頑張る
ハーフではあるが生まれも育ちも日本の、生粋の日本人で英語は得意ではない
抜けたところも多く、しっかりと観察していると非常に好きが多い娘である
とは言え、本人が気にしすぎている嫌いもあり、はたから見れば十分高スペック

涙香の素性を知った後は、共犯者として、サポートをしつつ、いちゃつきます
正直帰国子女か否かってそこまで、重要な事かという部分はあるのですが
涙香にかぎらず、周囲はそこまで気にしていなくても、本人には深刻な問題
というのを解決していくのが基本の流れで、このシナリオは、その素性なわけです

雪静に次ぐ巨乳枠で、最近バリエーションぐらい気軽に扱われる陥没枠ですね
年上と言いつつ甘えるほうが多いのはご愛嬌というところでしょうか
ただ、授乳手コキのシチュエーションが存在する辺りは、さすが年上というところ



【Hシーン】
・一ノ瀬穂波:6
・沓野奏:6
・高社雪静:6
・硯川・e・涙香:6

均等に6シーンずつ、汁が多め、アナルモザイク無しということで少し抜きゲチック
汁がかかった状態で2回戦にいくことがあり、そこ含めて多少大げさな気もします
特に出すシーンと掛かるシーンが妙に外れているシーンも有ったり多すぎたりと
抜きゲーなら演出と見れるのですけど、コレでやられると、ちょっと派手すぎかなと
次のシーンも髪にずっとかかったまで動かないので、多少違和感がありましたね

最後のシーンはやり過ぎた結果、目がハートになる演出があります
そのハートが結構色の濃いピンクなので、絵から多少浮いているような気もしました
全体的にHシーンを濃くしようとして、極端な描写になっている印象を受けましたね

シーンとしては場所が結構構わない部分を除けば、前戯+本番程度ですね
手、口、胸はありますが、足などのプレイは現状存在はしていません
もしかしたらアペンド絵追加されるかも知れませんという程度でしょうか


【まとめ】
タイトルに違わずアマカノの2作目ということで良いかなと思います
シナリオの山場に繋がる個々の問題は、完全に個人のものになった印象はあり
周囲の悪意的なものは殆ど無く、基本、皆いい人という感じになっています
故に、山場らしい山場というとのはなく、外的な悪意に気分は害されないものの
劇的な展開もないので、人によっては退屈に感じる部分があるかもしれません

何にも邪魔されず、優しい雪国の住人たちに囲まれてゆっくり仲を深める
というのが、本作の全てではないかなと思い、ゆっくりプレイすることを推奨
個別に入ってからが本番といえる程度に尺があり、思う存分イチャつけます
気に入ったヒロインがいれば、特に害されることなく楽しめる作品です
逆に、劇的な展開や、感動的なシナリオを求めると厳しい部分はもちろんあります

また、よくも悪くも、アマカノの取り巻く世界は優しさに満ちた世界なので
人によっては、このキラキラした感じに苦手意識を覚えるかもしれません
いい話系のをどうしても腐してしまう風潮にある方は、注意が必要です
一ノ瀬シナリオあたりが顕著ですが、私には少々まぶしすぎる部分もありました

……純粋な心で楽しめるならば、雪国のイチャラブ生活を堪能できるかと思います

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