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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

賢者の贈り妹 感想

【ブランドHP】脳内彼女

【概要】
四人の妹の兄である「安里賢一」は四女の「安里咲」の反抗的な態度に手を焼いていた
末の妹でまだ若いゆえに、構いすぎていることが反感を買う原因の一つではあったが
どうにも凝り固まった兄妹像を抱く賢一は、どこか意地となり結果、悪循環に陥っていた

そんなある日、友人から預かっていた18禁系のアイテムが妹達に見つかってしまい
そのことに理解がない咲にも知られ、大いに軽蔑されることになってしまう
ショックを受けた賢一は極端に走り、手持ちの18禁アイテムを全て処分してしまう

その行動に動揺した妹達は兄を慰めようと考え、豪快な性格の長女である仁葉は
エロ本の代わりにと、自分の体を差し出してしまい、他の妹達の間に波紋が走り
なんだかんだ兄を慕っていた妹達の誘惑が戦が始まってしまうことになる

理想から遠ざかっていく兄妹関係に、賢一は兄の威厳を保つことができるのか
それとも妹達の誘惑にあっさりと屈して、兄妹以上の関係となってしまうのか

と、お約束の脳内彼女の妹モノになっています、兄の威厳?なにそれ?


【システム】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定あり

比較的どうでも良い話ですが、メッセージウインドウの端に白い花の模様がついています
これがHシーンになると、白い液体が肌に付着したように見えて、賢一がもう出したのか
と誤解してしまうのですが、対して違和感を覚えない主人公なので問題ありません

【仕様等】
ヒロインは4人、分岐は共通の選択肢5つで決定するようになっています
事前の2択が影響しており、最後の4択だけではルートが確定しないようです
個別分岐後にも選択肢があり、選択次第では暗い結末を迎えるBAD ENDに分岐します
このため、ヒロイン4人それぞれにGOOD+BADという形で8個エンディングがあります
全員のGOOD ENDを見ると、ExtraのSpecialからハーレムが見られるようになります


【雑感】
頭は凝り固まってるけど快楽に非常弱い兄と、強気でやたらHのテクのある妹達が
暴れてなんだかんだ丸く収まる感じのドタバタ恋愛コメディって感じでしょうか
ヒロイン構成やら兄やらノリやら含めて非常に脳内彼女らしい妹モノかと思います

前半は受けやM要素あり、後半は立場が対等になってのHシーンがありという所で
このブランドの妹ものが好きな方には安心して楽しめる作品ではないかなという所
普通の兄妹モノを期待すれば、兄の立場やら妹の態度で引っかかるかもしれません
恋愛関係はともかく、立場的には体験版などで問題ないか見ると良いかと思います


以下、ネタバレを含む感想




【ヒロイン】
■安里仁葉
安里家の長女、合気道を嗜んでおり、家では常に武道着を着ている
豪快な性格で、無駄に器が大きく、多少のことでは揺るがない無敵の存在である
妹というより姉というより兄を超えて父のような存在というのがしっくりくる
兄に好意を抱いていることも隠さず、、兄を励ます為に自らの体を差し出す

実の妹ではないという事が共通の終盤でわかります、本人より杏莉にとって重要です
これがタイトル画面からハブられらた理由が……多分関係ないのですが、ないですよね?
血縁関係の発覚は、共通の話なので他ルートで血縁関係が変わる仕様ではないです

騒動で有耶無耶になっていたが、仁葉の考えていた好意は兄妹の延長線上に過ぎず
しかし、仁葉が抱いていた好意は男女のそれだったことからそのギャップに苦しむ展開に
体の関係を持って今更ですが、逆にそういうのが当たり前に起きる作品だから起き得る
二段階のフェイントともいうべき展開ですね、悩みを相談する相手が咲なのも特徴です

Hは最初、姉になりたがりリードしていくノーマルな展開です、ノーマルってなんだ


■安里杏莉
安里家次女、長女が養女な関係で実質長女となるが、特に深い意味は無い
ビッチな見た目に反して、家庭的で真面目、交友関係も広いなど卒のない優等生
モデルのバイトをしており、収入を家計に当てるなど、頭の上がらない相手である
今回の騒動では、自分を差し出して他には手を出さないように牽制している

血縁関係で自分こそが血縁ではないと誤解していたことが、大胆な行動の理由
ということで、人一倍真面目な性格ゆえに、一度は抱いてしまった恋心に悩むお話
過程が過程なこともあり、その思いも重く、なかなかに面倒な娘となっています

思いの向けるところがないため、最終的に恋人関係でなく性欲処理なら大丈夫
と間違った方向に吹っ切れます、見た目ビッチの面目躍如、シーン数もトップ
真面目で純粋な娘なんですが、追いつめられると間違った(?)方向に暴走する例です
その行動もあって、結局容姿の方で色々と損をしている気もするヒロインです

ビッチっぽい容姿も相まって、暴走もあり結構ところかまわず襲ってくるのですが
三女や四女のように心の方から潰そうとはしないので、安心です……何が?


■安里沙羅
ゴスロリ衣装に身を包んだ毒舌妹、勉強や家事などは卒なくこなせるが体が弱い
言葉遣いは非常に丁寧だが腹黒い部分があり、場を引っ掻き回すのが好きで
今回の騒動でも咲や賢一をからかっては遊んでいる部分があり、仁葉を怒らせる場面も
真意が見えない部分もあるが、騒動を楽しみつつも姉妹の中でも冷静な態度を見せる

血縁関係を確認していた仁葉に対して、自分の体調に問題があると思っていたことなど
体の弱さにコンプレックスが多いのか、勘ぐってしまう部分がいくつか見られる
基本的には冷静ですが、思い込みが激しいところは兄妹全員の性質なのでしょう

前半は調教される展開がありますが、後半病気で倒れた沙羅をどう扱うかにより分岐
そのまま、形だけ口だけの兄でいるとそのまま過程をふっとばされて調教される展開
兄らしく振る舞うと、素直に甘える沙羅の姿見られるというところでしょうか?
口だけの兄でいいんじゃないかなっていうのはともかく、ギャップ多めの展開です
こういう変化球がなければ沙羅自身まともに甘えられなくなっていたということで

Hシーンは口や足や69もどきやらで、一方的に兄を責める展開からラブラブへ反転
BADではいきなり落とされているので、過程がほしい……って言うゲームでははないです


■安里咲
まだまだ幼い部分がある四女、反抗期であり、何かと子供扱いする兄を邪険にしてる
実際に子供っぽい性格で、調子に乗りやすく、機嫌もかわりやすい難しいお年ごろ
影響を受けやすくテレビや沙羅の冗談やらを真に受けて、少し偏ったものの見方をする

女の子扱いしてくれず、口うるさい癖に、(誤解ではあるが)自分にはだらしなかった兄に
不満が爆発して、評価が最低まで下がっており、兄を罵倒することがしばしばある
子供っぽい部分はあるが、ブラはまだ早いとか子作りのシステムを知ってショックとか
明らかに、賢一の方が距離のとり方を間違えすぎている部分があり悪循環となっている

何とか信頼を取り戻そうとするが、思わぬところで性を感じてしまい一進一退の展開に
かっこいいことを言いつつも、いざという時に反応してしまう情けないお兄ちゃんですが
そこでかっこいい態度を取れるかでお話が分岐します、流石にこっちのBADは弱すぎます
そこを超えると素直じゃないけど少し素直になった妹を経て素直な妹へ変わっていきます

Hシーンは、思わず反応してしまった兄をからかってそのまま調子に乗るという流れ
BADは完全に兄が敗北しており、擁護のしようがない展開になっています、過程が(ry


【Hシーン】
安里仁葉:9
安里杏莉:10
安里沙羅:6
安里咲:6
ハーレム:1

いつもの受け→対等の関係という路線です、比率的には半々ぐらいでしょうか
口や手や胸やら足やらの前戯的なプレイは多めですが、道具などは使いません
基本的には謎のテクによって一方的にこちらを責める感じでプレイはノーマルです

妹が姉に勝てるはずがない!っていうのはともかく、シーン数的には結構差があり
下2人は結ばれるまでが長いのが多少ネックになっている感じがありますね

BADで1シーンずつ回収する必要があります、こちらも受け一辺倒ではなく
妹二人のほうがBADは受けとしての成分強いのですが、過程をふっ飛ばしているのが残念
妹に罵倒されたり侮られたりする作品ですが、調教がメインではないから仕方ないね
咲のBADが一番使えたのは秘密にしておきます

ハーレムは仁葉+咲で口→杏莉+沙羅で胸→4人並べてという構成です


【まとめ】
いつもどおりの個性豊かで強い妹に愛されいじめられて、その思いに応えるお話です
実の妹ではない長女という展開は、実際の所次女だけに影響していたりするので
シナリオとしては、変化球に見えて、いつものノリで楽しめる感じになっています
それが良くも悪くもなので、ココの独自の妹モノのノリが楽しめるかが大きいかと

ヒロインとしては長女、次女がいつもと少し違う感じのヒロインになっています
長女は原理主義とはまた違った感じになっていますね、そもそも義理の関係ですし
シナリオとして機能したかはともかく義理を含め設定は色々と凝っている様子で
その辺りが、他の妹シリーズと差別化される部分というところでしょうか

基本的には安心して楽しめるお約束の詰まっている作品ですが、
少し変化球があるというところで、マンネリ化を避けている感じでしょうかね

と、脳内彼女の妹モノが好きな人はもちろん、体験版のノリが楽しめた人にも
M系のHに抵抗なければ問題なく楽しめる作品となっているのではないかなと思います

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