
【概要】
「篠原悠里」は女性向けブランド「シノハラ」の経営者の息子で、将来の後継者と目される
しかし、当の悠里は女性が苦手という致命的な欠点を持っており、それが問題視されていた
そんな悠里に経営者である母から女性の苦手意識克服し、女性の気持ちを理解できるようにと、
「マグノリア女学院」へ、一般の女学生「篠原悠利」として通ように言い渡されることに……
そして、目的はただ女性慣れするだけでなく、パートナーを見つけることも兼ねており
縁が恵まれ知り合ったいずれ劣らぬ4人の女性達と次第に絆を深めていくことになっていく
【システム】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定あり
・Hシーンフィニッシュ選択肢固定あり
【その他、仕様とか】
ヒロインは4人、選択肢が一回で分岐する超シンプルなタイプのもので攻略に困りません
以後、特に分岐はないですが、Hシーン数が多いので選択肢固定は有効につかいましょう
【雑感】
お嬢様学院、女装となると恋愛よりも雰囲気を大切にした作品がイメージされますが
本作はそれと真逆とはいかないもののかなり直球にお嬢様と付き合ってエッチな事をする
という部分に力が入れられています、正直個別になると殆どHシーンと言っても良い程で
お嬢様学院と女装という設定をベースにした抜き重視の作品と言うのが実際のところです
故に、雰囲気を重視した作品ではなく、もっとシンプルに、お嬢様学院を舞台として
難しいことを考えず、お嬢様と一杯イチャイチャエッチなことがしたい人向けでしょうか
以下、ネタバレを含む感想です
【ヒロイン】
■姫小路遙花
席が隣という縁から何かと世話を焼いてくれることになる、気さくな女の子
その性格と美貌から周囲の人間にも人気があり、エンゲージを求めるものも少なくない
恋に興味はあるものの、あくまで相手は男性と考えており、エンゲージは断っている
悠利の登場により、何かとドキドキする機会が増えている、自分に戸惑っている
一応メインっぽい立ち位置のためか、テーマを意識したような展開が多く見られます
部活の話やらエンゲージコンテストの話やらで、普通に青春をするお話ですかね
悠利に恋心を抱き戸惑うあたりが一番、コレ系のジャンルっぽい流れかなと思います
あくまで男の子が相手で、悠利が悠里で良かった的な流れが結構見られますけど
このジャンル故にあまり百合的な空気を匂わせたくなかった感じなんですかね
■神水守藍璃
遙花と並ぶ人気を持つ、ふんわり包み込むような雰囲気を持つやさしい人柄を持つ
2年生の寮長を務めており、その縁から、顔見知りになっていくことになる
エンゲージには否定的ではないが、現状ピンとくる相手が居ない為断っている
良家のお嬢様であるがゆえに、男性との面識が殆ど無く過剰なあこがれを示している
どうにもHなことに興味が惹かれるようで、内緒でいけない遊びをやっている
元からエッチなことと男の人に興味があったということで、特に障害はありません
良家の出身ということもあり、中もあっさり認められますし順風満帆なお話です
将来の夢とかについて軽く語ったりもしますけど、それぐらいのお話になっています
エッチなお嬢様に少し振り回されつつイチャイチャするシナリオぐらいの印象です
■白雪ゆみな
ひっこみ思案でおとなしい女の子、ドジを働いたところを助けたのが縁となる
助けてもらった恩と謙虚な態度から理想のおねえさまとして悠利にあこがれを示す
その可愛らしい容姿とおとなしい性格から一部の層には大変人気がある……女学院?
男性恐怖症ではあるが、恋愛自体には興味を持っている様子で、そちら趣味ではない
ただ、悠璃には強く惹かれている様子で、エンゲージにも快く応じてくれる
とにかく理想のお姉さまとして慕ってくるゆみなちゃんを可愛がる話になってました
男性恐怖症を克服する部分もあり一応メインの流れっぽいんですけどもあっさり気味
基本的には慕ってくるゆみなちゃんにちょっと悪戯しながらエッチな事をする流れです
■西園寺紗夜
クールな雰囲気を持つ先輩、御多分にもれず人気は高いがエンゲージを結んでいない
どこか覚めた部分があり、刺激となるものを求めており、悠利に目をかける
それ以来、何かと悠利達に絡んでくるようになるが、どこかまだ距離を感じてしまう
藍璃と並ぶ良家のお嬢様だが、こちらは社交界で男性とも関係を結んでいない
なし崩し的なバレではなく、感付かれてバレてしまうというパターンになっています
他のシナリオでバレてないのがむしろ驚くレベルなんですけども、そういう仕様です
主導権は常に紗夜にありリードするような展開となっていますので、それっぽさはあり
3年生ということを含めていつか来る別れの時とかについて描かれていた気がします……
基本的には年上の女性に弄られたい人向けのシナリオって感じになっていますね
【Hシーン】
・姫小路遙花:11(9)
・神水守藍璃:13(10)
・白雪ゆみな:12(10)
・西園寺紗夜:13(10)
回想に登楼されるのはCG1枚につきなので、カットが変わると別回想扱いになります
故に2回戦があるのは別枠扱いですが、前半を見るとそのまま後半につながるようです
上記の()内の数字が2回戦も含めて1回と含めた場合のシーン数となります
ヒロイン的な内訳は遙花がノーマル、藍璃、ゆみなが軽い責め、沙夜が軽い受け
という感じで気持ちキャラごとにプレイ傾向が変わらるようになっています
【まとめ】
お嬢様学院で女装した男がさまざまなトラブルを越えて、ヒロインと結ばれていく
というと定番ジャンルの定番展開ですけど、それをかなり早回ししています
丁寧に描写する作品が多い中で、かなり端折った描写なのは狙ったものなのかと
ベースとしてお嬢様と学院でエッチな事をするに舵を切った作品ということで
ある意味お約束を脳内で保管しつつ、Hシーンを楽しむようになっているかと
各キャラ毎エッチなハプニング的イベントを越えてるともう個別に分岐
と展開が早いのでお嬢様学園の雰囲気、空気や空気を味わうには物足りないかと
そもそもあまりモブの存在感がないのですよね、学園の有名人ばかりですが
騒がれることはあまりなく、付き合ってからはほとんどが1対1のイチャイチャです
あくまで最低限の舞台を用意したに過ぎずそれ以上を求めると全然足りません
バレる前から一緒にオフロに入ったり、パジャマパーティをしたりとゆるゆるですし
バレるシーンがHシーンとどれもドラマチックな展開があるわけでもありません
そういうものと開き直って難しいことを考えずお嬢様とエッチな事をしましょう
可愛らしい主人公ということで一部百合っぽい雰囲気になるのもウリでしょうか
それ以上の意味もそれ以下の意味もなく、そういうテーマに絞った萌系の抜きゲー
という感じになっています、ハイプライスとすれば少し割高にも思えますけど
Hシーンの回数などは結構ありますし、そちら目的と割り切ると悪くないかと
ブランドの通り雰囲気の甘さとHシーンを前面に押し出した作品というところです


