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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

Re;Lord 第2章 ~ケルンの魔女と黒猫~ 感想

【メーカーHP】エスクード

【概要】
■前回まで
突如現れた、たった3人の魔女の侵攻を前に為す術なく敗北した、「魔王国ザールランド」
本国ザールランドは魔女に「グローセン州」を明け渡し、グローセン州の住民の殆どが
魔女の使う魔法を前に無力なぬいぐるみに変身させられ、抵抗もできない状態にされていた

それを潔しとしない、ぬいぐるみ化を逃れた州知事の息子「ヴィルフリート・ハイゼンベルク」
魔族至上主義の右寄りな考えを持つヴィルフリートは魔女と対向する手段を持って反撃を開始
仲間の協力の下、魔女「エーリカ・アンデルス」を倒しヘルフォルト区を取り戻す事に成功
魔力を魔女と従者から奪い、次の目標として別の魔女が支配する「ケルン区」を目指す


■2章から
しかし、ヴィルフリートの侵攻を読んでいた魔女「イリス・クルーク」は不意打ちを掛けて
ヴィルフリートの戦力を分担させてくることになり、再び仲間を集いながら戦うはめに
また、エーリカの敗北を知った軍部が、猟兵隊をケルン区に送り同じくイリスを狙う
目的を違うヴィリフリートと猟兵隊は、互いを出し抜きながら魔女を追い詰めていくことに
果たして、ケルン区で繰り広げられることになる、三つ巴の戦いで勝利するのは?
そして、裏で暗躍する天界の狙いとは?魔女3人を送り出した先生の正体と目的とは?


と、続編にしてつなぎの回となるRe;Lordの2章です、流石に継続プレイ前提ですね
ゲームは基本的には前作と一緒ですが、お金の概念やショップや魔法の種類の増加
仲間の入れ替えと、前作よりもパワーアップしている要素がいくつかあります



【システム】
・画面は16:9
・キャラクター別音声設定あり
・周回要素あり


【その他、仕様とか】
ヒロイン?となるのは2人で一本道、脱衣バトルとイベント戦後のHシーンのみが18禁要素で
前作ヒロイン?のエーリカやフィーネは出番こそあるもののHシーンなどはございません
(一応CGとお色気要素はあるんですけど、それ目的で手を出すのは厳しい作品でしょう)
また、前作の続きであり、次回作に続く作品ですので、完結もしませんのでご注意を


【雑感】
前作からゲームシステムが細かくパワーアップしての続編という感じになっています
ゲーム部分を楽しめた方には特に問題なく楽しめる出来となっているかなと思います
シナリオも前作同様王道のファンタジー作品という感じになっている感じでしょうか

ただ、本作はヒロインの扱いが全体的に弱く、ヒロインやエロ目的ならオススメしにくいです
ヒロインが可愛く無いというわけではないのですが、本作はメインとなるヒロイン魔女を
1章掛けて追い詰めて倒していくという設定なので、主人公と触れ合うことがほぼ皆無です
前作のヒロインであるエーリカはそれっぽいシーンも存在するのでが、Hシーンなどはなく
取り敢えずサブキャラクターの一人で収まってしまっているので弱さが強調されています

あくまでメインはヴィルフリートとリアが中心で、目標として現在魔女がいる感じです
そもそも、主人公が父親にしか興味が無いという色気も何もない設定となっていますので
ヒロインとの交流とかそういう部分に重きがほしい人には物足りない作品かなと


以下、ネタバレを含む感想



【ゲームについて】
詳しくはOHPで……
陣取りの要領で、マス目をブロックで埋めていきながら制限ターン内に目的を目指すものです
マス目にはイベントのあるものがあり、そのマスを埋めた際にアイテムだったり敵だったり
キャラごとのサブイベントだったりといったりしたものが起き、プレイのアクセントになります

敵と接触するとバトル開始、左クリックで魔法を打ちながら、右クリックで敵の攻撃を止めます
ジャストガードでノーダメージですが、制限時間があったり魔法の強い弱いの属性があったり
意外と戦闘では考えさせられたり、ぐちゃぐちゃで判断することも出来なかったりと色々あります
相変わらずボスのバランスがザコと比べるとシビアなのは、もう少し加減がほしいところですね

今回はフィールド上で使えるアイテムが現れ、ショップで買えたりとボス戦に備えることが可能
気づいたらHPもFPない状態でボス戦ということが無くなったので、難易度は多少下がった印象
とはいいつつも、結構歯ごたえのあるないようなので苦手な人はEASYから始めるとよいでしょう

ボス戦は脱衣バトルとなります、魔法を衣服に当てるとドンドンと破けていくようになります
ボスは一定ターンごとに襲いかかってくるので、色々とパターンが楽しむことができます
要所要所のイベント戦では決められた場所を破く必要があり、ただのエロ要素ではありません
しかし、バリエーションが2人の魔女×2戦しかなく、バリエーションの少ないことが難ですね

あ、一応、モンスター娘的な存在が出来て戦闘服が破くことができるようになりました


【ヒロイン】
■イリス・クルーク
ケルン区を占領している魔女、気だるげな雰囲気で非常にマイペースな性格をしている
しかし、頭は回ることから、常に様々な策を巡らせており、妨害を行ってくることになる
エーリカよりは色々と考えているようで、ヴィルフリートに対しては始終懐疑的な態度を見せる
高い戦闘力を誇るが、過去のトラウマ故か銃を向けられると粗無抵抗になる弱点を持ち
今回動き出した猟兵部隊に対しては無力であるが為、自体はややこしくなってしまう

ヒロインというか第二章の中心人物ですが、ヴィルフリートは常に警戒対象というところで
意味深な言葉で煙に巻きながらも、エーリカ以上に反抗的な態度がが強い相手となっています
本作ではイリスの話自体に決着がつかないことからも、ヴィルフリートとの関係という面では
あまり見せ場がないヒロインという感じになっているので、デレを期待すると厳しいですね


■カヤ・ファルトマン
真っ直ぐな性格をしたイリスの従者、イリスを溺愛しており、少し煙たがられているフシも
なにかとモノノフであることを自称しており、それっぽい言動を見せるなど少しずれた部分も
比較的癒やしに分類されるタイプの女性ではあるが状況が状況なのでシリアスする部分も……

イリスと比べるとまだ好意的ですが、どちらにしろイリス優先なので終盤でもデレません
ある程度信頼される程度に留まるので、その辺りどうしてもヒロインとしては弱く見えますね


■エーリカ・アンデルス
前作倒した魔女、色々と悩んでいる部分があるようだが、基本的にはヴィルフリートの味方
今回はHも脱衣もないので、ルーカスやクルトと似たような扱いになっているフシはある
自分の純血を奪った相手としてヴィルフリートに思うところがあるような描写も存在する


■フィーネ・クラッセン
エーリカの従者だが、分断されてからは最後まで合流しない
何かと追い詰められるイリス陣営に対して完全に味方は出来ないもののサポートする場面も


■リア・カロッサ
ヴィルフリートの昔なじみにして、唯一の理解者にして共犯者……と思われるが?
リアの過去に何かあったことが示唆されるなど、ヒロイン力をバク上げ中である
しかし、ダリウスに対しては大きく警戒されており一筋縄ではいかない雰囲気もある
第2章からキーパーソンとしての存在感を確実に高めており、一気に物語の中心に……



次の魔女はイリスいわく見透かされているようで苦手ということで結構曲者そうですね
最後の魔女ではあるのですが、それと先生の関係はということで今後が色々決まりそうですね



【Hシーン】
・イリス・クルーク:2
・カヤ・ファルトマン:2

改めて書くとすさまじいことになっていますね、本当に要所要所にしかありません
戦闘の脱衣は各パターン2つ×ダウン状態つありなので8ありますけど、服破くだけですし
それも相手の魔力を奪う目的なので、ラブラブとはなりませんし、そこまで長くないです
あくまで脱衣ありきですが、そこでエロを押すならもう少し色がほしいところですよね



【まとめ】
1章からシナリオを追っている身としては続きがきになる内容の作品となっています
その反面、美少女ゲームとしてみるとなんとも色気のない作品であるなと思ったり
いえ、脱衣バトルがあるんですけど、それ頼みでそれ以外の要素が弱いのですよね

特にエーリカとかフィーネはどうにかするぐらいのシチュがあってもいいと思うのですけど
ヴィルフリートの興味はあくまで父親であるダリウスというとてもエロゲー向きの設定
この設定にも意味があることは示唆されていますが、うざい父ヨイショ描写については
ヒロインたちを無視してまで、2章になっても繰り返すひつようがあるのかは疑問ですね

前作の終盤から結構陰が見えてきましたが、今回は結構シリアス成分が強めです
ヴィルフリートの父とマントネタと、ダリウスのマゾネタぐらいしか癒やしがない状態で
後はヒロインとしてエリーカが頑張ったり、イリスと掛け合いがあるくらいでしょうか
脇道部分である程度ゆるい感じを出しいるのですが、かなりシリアスが多めになっています
可愛らしい雰囲気に反して意外とキツイ展開もあるので、注意が必要なところですね

ゲームとしては正統進化でしょうか、収集要素やらつけて、色々工夫されている印象です
前作の融通の効かない分についてはかなり解消されている印象がありました
バトル部分も選択肢が増えたことで色々と幅が増えたので、雰囲気を変えて楽しめました
脱衣バトルは面白いのですが、バリエーションが少なく繰り返すと飽きるのは前作同様
労力が凄まじいのでしょうけど、なかなか難儀なシステムであるなと思う部分ですね

前作のゲーム、メインストーリが楽しめたならあり、逆にキツイなら厳しい作品です
キャラゲーや抜きゲー方面で見ると非常に物足りない作品となっていますので
キャラが気に入ってもゲームがあうかどうかは確認した上で手を出した方が良いでしょう

個人的にシナリオとかは楽しめていますので、そこを期待しつつ次回を待ちます

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