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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

ひめごとユニオン 感想

SEVEN WONDERの「ひめごとユニオン」の感想になります

【最初に】
本作自体は2013年の9月に発売されたものとなりますので1年半ぐらい前の作品です
私が手を出したのは後に低価格で発売されたFD的役割をもつ「もーっとH」4本がセットになり
更に完結編が追加された「ひめごとユニオン Last Secret」もついた「こんぷりーと!」
とされるものです、しかし、作品自体は単品ごとに感想を書いていきたいとは思っています

【概要】
学生の身でありながら忍者(見習い)とし隠密の仕事をこなしている「星守才蔵」は
ある任務の最中に、不思議な少女「ヒメリア=ラ=トゥリオン=ヒメリエール」と出会う
ヒメリアは遥か西方の国エウレキアからやってきたお姫様で空を飛ぶ力を持っていた

才蔵とヒメリアは互いの素性が公になっては困る為、秘密を共有するように約束する
後日、ヒメリアは才蔵の通う学園に編入してきて、奇妙な縁で結ばれてしまう
そんな2人を中心に秘密を持つ者達が集まり「ないしょ同盟」が結成されることに

ないしょ同盟の面々は表向きの郷土史研究会の活動とヒメリアの好奇心も相まって
星見町に隠された様々な秘密を追っていくことになり、それが思わぬ事態に発展していく


一大ジャンルとはいえませんが、偶に見かける、町の謎と歴史を追っていくお話ですね
全体的にSF的な設定が多く組み込まれており、そういうコネタが飛び出すのもポイント
といつつも基本のノリは、ないしょ同盟を中心とした騒がしいメンバーたちとともに
町に隠された謎に迫っていきつつ、ヒロインの成長と恋愛を描く感じになっています


【システム】
・画面は16:9

最低限……と言いたいところですが音声が男性女性単位でON/OFFしかない仕様です
男性キャラ含めて個性豊かなキャラにあふれた作品とはいえ、微妙な感じはします
2013年の作品ですけど、流石にこの1、2年で流行った機能ではないわけですし……

ジャンプ機能なども無いですが、そもそも選択肢が1回なので困ることはないです


【その他、仕様とか】
ヒロインは4人で、選択1回で分岐が確定するお手軽仕様です
移動先を指定する選択の為、狙ったヒロインに会えるかどうかは、勘ですかね……
直ぐに結果はわかるので、困るとしても一瞬の話ですから、問題は無いです


以下、ネタバレを含む感想です




【ヒロイン】
■ヒメリア=ラ=トゥリオン=ヒメリエール
一人称が「わらわ」で語尾が「のじゃ」な太眉の好奇心旺盛宇宙人お姫様、盛り過ぎです
基本的にマイペースに自分の興味のあることに首を突っ込んでいく、すれいていない娘で
他の3人がある程度、才蔵に対して恋心的なものを自覚して、牽制しあっている中で
我関せずという感じで小春に抱きついたりと我が道を行く感じで自由なキャラを指定ます

故に、個別に入った途端、ご都合主義の塊のような星獣に導かれるままに恋を意識させられ
そのまま恋人同士になるという展開には少々驚きました、良くも悪くもと言っておきます
過去に出会っていたことが明かされるのですが、描写がセリフだけなので言うことはないです

立ち位置的にはグランドというか、グランドを想定した予行演習的なシナリオですかね
他の3人をクリアした後のほうがすんなり受け入れられる部分もあるシナリオなのですが
そこで変に期待を持つと肩透かしといいますか、全体的に端折った展開が気になります
そもそも多くの設定がある中で、他と同じ尺でコレをやられると置いてきぼり感が凄いです

全体的に不遇でフェードアウトしがちなサブ要因の中で「ディアーネ」は活躍の場が多く
シナリオ的にも結構輝いている部分があるのは、キャラゲーとしては良い部分でしょうか

ヒメリア自体はヒロインとして非常に魅力的なのですが、サブのほうが生きる感じもあります
もう少し過去と絡めて結ばれるまでの描写を丁寧に書いて欲しかったのですが一足飛び出
それこそ周囲が驚くのと同じように唐突に両思いになるので反応に困るのですよね
シナリオ全体が将来のことを、前のことを見ている感じで、取り残された感じがしました


■桐島夕輝
1年先輩にあたるシニア2年生、幼馴染の関係にあるが才蔵は気づいていなかった
それだけに、当時からは想像できないほどに女性らしく成長しており、実際豊満
警察のアンドロイド「吹雪一式」のメンテナンスを行っており、良く電話で呼び出される
内気だが勉強もスポーツも優秀であり、加えてスタイル美人の完璧人間ではある
しかし、人間離れしたヒロインが多い中では、地味路線に行かざるを得ない女の子である

秘密自体が吹雪が実は戦闘硬度を起こせないぐらいの平和主義者に育ってしまったので
代わりに夕輝が活動をせざるを得ず、苦労しているという変化球気味の秘密の持ち主で
そのことから、個別突入は素性を隠すヒーローのごとくドタバタと苦労することになります

これは実際のところ、吹雪シナリオではないのだろうかというぐらい吹雪中心の話かと
夕輝自体、安定した子ですし好きだと伝えてしまえば、障害らしい障害もないですしね

科学的考証はあえてしませんが、SF的な設定、展開が多く、そういうのが好みなら
定番の流れも多いですが、結構楽しめるお話ではないかなと思う次第ではあります
また夕輝自体も他の3人と同じくエウレキア関係なのでしょうがこちらは完全スルーですね
言及こそされないものの、これは察することができるレベルなので問題は無いですが

ヒロインとしては、非常に好みなのですが、インパクトではどうしても他に負けます
ただ、黒化してるときのHは好みです、完全に個人の好みだけの話です、ハイ
基本的にヒロインとしても吹雪にくわれてしまっているのが悲劇ですね、この娘は

このシナリオではもう一人の幼馴染である「因幡はねる」が裏で活躍する描写もあるのですが
肝心の場所ではフェードアウトしており、特に追求されないのですよね……他でもありますが
ここまでシナリオに関わっていたのに、あっさりと存在感を消すのは少し気になりました


■九帖聖
才蔵の隠密仕事でのパートナーを務める剣士、家の都合もあり男性として振舞っているが
れっきとした女性であり、クールさとは逆のかなりズボラな部分のあ美少女剣士である
天才的な才能を持ったがある比突然出奔した「九条祭」に対しては複雑な思いを持っている

才蔵としてのパートナーとして、いざという時は互い察しあったりする描写は良かったです
クールという設定であるものの祭が現れる本人のシナリオではそれは見る影もないですね
そんな聖が祭を九条家を乗り越えていかに自分と向き合い成長していくかみたいな話です
と言いつつも、その辺り、そういうものとお約束の展開を理解して行間を読む必要があります
結局、祭を超える要素とは?、男の存在とか、パートナーと言い換えてもその……困る

しかし、お約束ということを理解すれば安定して読めるシナリオでもあるかなと思います
他の才蔵好き2人とくらべてクールでどちらかというと、才蔵を攻める立場になる聖が
いざ恋人になった後に魅せる可愛さとか、そのギャップの辺りとかがそれに当たりますね
祭襲撃後の道場から露骨に女の子っぽいポーズが増える辺りはなんともニヤニヤできます

ところで、飛鳥さんもかなり中途半端なヒロインになっていますね……男の娘なんですけど
しかし、男と考えたら、かなりぶっ叩かれそうな描写されてますよね、祭関連では



■三芳野小春
高級旅館「みよしの」の一人娘であり、ジュニアの3年で才蔵たちの後輩にあたる女の子
異性に触れると頭から角が生えて、怪力を発揮できるようになる特殊な体質の少女
最初は警戒していたものの、ある事件をきっかけに慕うようになり、積極にアピールする

ジュニアというのはシニアが高なのなら、中って感じの場所ですね、セーラーっぽいですし
周囲にもぐいぐい絡んできて、他の娘を全力で警戒する様はなんとも可愛らしい娘です
最初からぞっこんタイプのヒロインっていうのはどうにも負けフラグな感じもしますけども
本作のコメディ的なノリとしてはよくあったヒロインで、個別自体もすんなり入れた子です

靡くまでははぐいぐい押してくる子がいざ、自分に向いていると知ると途端尻込みをする
という逆のギャップ的なものが描かれ、本人の力のコンプレックと上手く絡まっていまして
ヒロインの成長物語とヒロインと結ばれるまでの物語が、比較的順当に描かれている感じです
対する才蔵がマイペースで結構ふざけている部分が散見される者の、作品のノリとしては順当
むしろ、こういう感じのノリを最初から予想出来ていたので、素直に楽しめた感じはあります

多少騒がしい物の、作品の雰囲気を知る上ではこの上ないお話って感じになっていました
しかし、他のシナリオは肝心な部分をぼかしますし、ヒメリアも中途半端な感じはありますし
グランド的なシナリオも少なくとも本編では存在しないので結局投げっぱなしな感が……


【Hシーン】
・ヒメリア:3
・夕輝:4
・聖:3
・小春:3

一人3シーンほど、ノーマルなプレイで前戯も口による奉仕がある程度と、大人しめです
一応1シーンはヒロインごとのコスチュームを身につけてのプレイがありますね
夕輝は吹雪との絡みのシーンもあり1シーン多くなっていますけども優遇というほどではなく
基本的にはよくある萌えゲーとかでは標準的なレベルの内容ではないかと想います


【まとめ】
5つのスターカードという最初のお題目を真っ正直に捉えるなら、足りない作品でしょう
補完できる要素が結構あるとはいえ、全部の要素のあるヒメリアが飛ばし気味のシナリオで
それでも、スターカードとしての話は全然終わっていないので、打ち切り感がひしひしと

後グランドなりがあってスターカードの顛末とそれぞれの設定が繋ぎ合わされるならば
ある程度話としてまとまった気もするのですけど、残念ながら、そういった話はなく
別に夕輝や聖の一族が宇宙人だったと明言する必要もないですしつなぐ必要もないですが
それにしても、全体のオチとなるようなシナリオはあったほうが良かったなと思いました

個別の話としては、謎を残しつつも、1つの物語の終わりとして不満はなかったです
サブキャラのフェードアウトがあからさまでそこが気になるのはありましたけども
ただ、それは別で説明するか、ある程度無視できる完結がアレばこそ的なものでもあって
それが、この作品ではされていないのですよね、いわゆるグランド的な存在であるとか
あるいはヒメリアで設定を回収しつつ、結末に至る、最初はそれだと思っていたんですが

尤も、世には満足に物語を収めないまま、急に終わってしまう話もあるわけでして
そういうものと納得するならのら割り切れないこともない作品という感じでしょうか
フルプライスの作品として見るとボリューム的には不満はそこまでないものの
この作品で描きたいことを表現するには明らかに足りていない作品でしたね

総じてそういった作品というのはテキストなんかで大ボリュームになるわけですが
実現はされているわけで、作品の規模と設定の規模があってないって感じです

後、ここからはメタ的な話になるんですが、FDが登場することになるんですよね……
コレ一本とすれば、設定に対して明らかに足りていない作品となりますが
FDによって、この不満点が解消されるのでしょうか果たして……とLast Secretに続きます

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