伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

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キミのとなりで恋してる! 感想

Alcot Honey Combの「キミのとなりで恋してる!」の感想です

【あらすじ】
お見合いを重ねた末の晩婚により、恋愛の無念を遺して逝った両親を持つ「関谷秋人」
息子達の結婚の失敗を見て、孫である秋人の将来を心配した祖母「関谷千代」は
ある日突然、嫁の顔を見たいと言い1週間以内という無茶な条件を提示してくる
もし、1週間内に紹介できない場合は千代の用意した見合い相手と結婚させるという

学園で女子陸上部のマネージャーを務める秋人は、その伝手を頼るが空振りに終わり
意識せず話せる幼馴染「小松莉奈」にカノジョのフリをしてもらい事なきを得ようとする
そんな思惑の裏で、すれ違いから疎遠になっていたもう一人の幼馴染「星野なぎさ」は
莉奈のおせっかいを受けて復縁を果たした後、カノジョ役となり秋人を助けようとする

当初の予定とずれたものの家族にカノジョとして紹介されることになったなぎさは
秋人の家に住み込み、カノジョというか嫁らしい行動を求められることになる
しかし、選べる相手が多いに越したことがないとして、千代はお見合い相手であった
「知花涼香」も家に招き、同じく、嫁の候補として一緒に暮らすことになってしまう

陸上の世界では有名人である涼香は、ただ親に言われたお見合い相手としてではなく
秋人の素性を知った上で自分専属のマネージャーとなってほしいと誘いをかけてくる

祖母の突然の発言を受けて、動き始めた秋人と幼馴染と、その周囲の人間関係
秋人が選ぶのはおさ馴染みのなぎさかお見合い相手の涼香か……それとも?
そして、今は眠らせしまった陸上への重いとどう向き合っていくのだろうか?


【システム】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定あり
・フリック、ジェスチャマウス割り当てあり

機能は最低限でしょうかフリックに少し時代を感じる程度です


【仕様とか】
ヒロインは3人、エンディングも3種類です、個別の分岐自体は終盤となります
サイドストーリあり、プロフィールに後日談あり、本編以外で語られる補完要素があります
アイキャッチがミニシナリオというか、軽い小話が聞けるようになっており
シーン回想モードに登録されるようになっています、選択肢によっては回収できないものも


【雑感】
3人の幼馴染の関係と、部活を通した青春を中心に描いた恋愛アドベンチャー
導入のネタっぽさから分かる通り全体的にはコメディよりのライトな内容です
幼馴染が2人という設定から想像される通りの展開は描かれるものの重くなり過ぎず
さらっと読める軽快なプレイ感覚がウリといえる作品ではないかなと思います

逆に、熱い展開やドロドロとした重い設定などが欲しい人にはあまり向いていません
多少のシリアス部分はあっても深く掘り下げず、さらっと流す部分が多いからです
そういった深く掘り下げる部分を重視される方には全く物足りない内容かと思います

また、テキスト中にはメタなネタやネット系のネタに走る部分が見られるため
その辺りに嫌悪感を感じる人にも、ある程度の注意が必要な作品かと思われます
体験板などで、キャラが合わなかったりキツイと思う方には厳しいでしょう

3人のヒロインもHシーンで思わぬ(ライターの)個性が発揮される部分はあるものの
奇を衒った者はおらず、体験板などで気に入れば、素直にヒロインの魅力に浸れます
サブキャラクターを含めてキャラ同士の関係や距離感も上手く描かれており
キャラクター重視の内容で、まさにキャラゲーというところですかね


以下、ネタバレを含む感想です



【ヒロイン】
■星野なぎさ
秋人と莉奈の幼なじみ、遠慮がちな性格で、常に秋人の後ろがポジションだった
幼い時のちょっとしたすれ違いが原因となり現在に至るまで疎遠となっている
秋人がマネージャーを務める陸上部に所属しており、個人種目では3000mを担当
駅伝でも戦力として期待されている、女子陸上部ではトップクラスの実力を持つ
思い込んだらまっすぐな部分があり、意を決して自己判断で嫁役を買って出ることに

莉奈と涼香以外の問題はサブキャラを含め、全てこのシナリオで描かれています
故に、他の2人がヒロインとして劣る部分はないと思うものの、過去の描写含めて
なぎさが「キミのとなりで恋している」メインといっても過言ではないかと思います
実際、過去のビジュアルがまさにタイトル通りのそれなわけですしね……
構成上、なぎさシナリオでありながら、最後は関谷兄妹の話になっている印象があります

尤も、秋人が帰ってくる時の為に陸上を続けていたなぎさの存在があればこその話で
なぎさシナリオでしか成し得なかったとも言えるので納得の正妻ポジションでしょうか

このシナリオでの莉奈(オススメ)は本当にオススメなヒロインになっているのもポイントで
後ろに立っていたなぎさの手を引き秋人のとなりに並ばせるというところは印象的です
秋人の少し後ろに立っていたなぎさの顔を何より見ていたのは自分だという莉奈は
それ故になぎさの思いを知りすぎて今のポジションになったんだろうなと思うわけで
クリア後に変化するタイトル画面で、子供の頃の立ち位置を見ると思うところはあります

しかし、その上でサイドストーリーを進めると、そこに秋人のとなりに立つ娘が現れます
その女性とは……と、なんとも意地悪な演出であるなと、最後まで美味しい娘です

Hシーンは他の2人の愛だということでバランス型になっています
ただ少し変態チックなプレイが多めになっているのが特徴でしょうか


■小松莉奈
秋人となぎさの幼なじみであり3人のバランサーでもあるムードメーカー
水泳部に所属するが、特に優れた選手というわけではなく、なんとなく所属している
秋人に水着姿のままマッサージをしてもらいつつ、軽口を叩き合うぐらいの仲
あまりに互いの性を意識しない関係故に、周囲からもからかわれる様子がないほど
お菓子が好きで、その介あってか?体は非常に放漫で、水着姿が非常に映える
この娘に反応しないから秋人がより枯れた感じに見えるのではないだろうか……

ウリは、Hシーンどころかキスだけで目のハイライトが消えることでしょうか
Hシーンもイキっぱなしで酷い有様になり、普段のからかいキャラとのギャップが凄い
……幼馴染シナリオのもう一方という感じで、わかりやすく近すぎた幼馴染というところ
告白も劇的なものではなく、非常にあっさり終わり、2人の距離感を良く表しています
あっさり過ぎて、なぎさに報告する方が大イベントって……なぎさの純粋な想いが痛い

でも、ホモキャラとの勘違いで好意自覚するのってひどくないですが?……流行りですか
尤も莉奈の思いは秋人に恋する涼香の視点からすれば、一目見ればわかるレベルのようで
その辺り、まあ、普通そうだよなとやっぱり秋人が枯れ過ぎてるだけだよなと思うわけで

基本的には、日常での余裕とくっついてからの余裕の無さからのギャップが売りでしょうか
その一面としてHシーンが有るわけで、青春モノのヒロインがしていい表情じゃないですね
話自体も、そういえば進路をどうするか悩んでいたなーというのが思い出される内容でした

周囲が目標に向かって走って行く人たちばかりの中で気後れは仕方ないのかなと思いつつ
その思いは秋人も持っているとという話もあるのですが、それはなぎさルートでというところ
すぐに答えを見つけ出さなくてもということで、小さな一歩を踏み出すお話になりますが
コレ自体は全シナリオに共通するテーマみたいな感じに扱われていた印象があります
今立っている位置は、主人公やヒロインそれぞれに違うわけですが、焦る必要はないのです

Hシーンはなんていうかやりたい放題ですね、子作り凄いですという感じです


■知花涼香
秋人の才能に惚れ込み、陸上の名門校からわざわざ転校してきた先輩
母親はかつて有名なマラソン選手であり、自身も3000mではトップの実力である
マラソンへの転向を考えており、ペースメーカーとして秋人の力を欲している
千代の連れてきたお見合い相手でもあり、家では緊張しつつもアプローチをしてくる

一流のアスリートであり、自負もあるが気取ったところはなく、話しやすい相手
美人で可愛部分もあり、莉奈やなぎさがが気負ってしまうほどの完璧ぶりである
勝てところが、胸の大きさと年齢の若さらしいが、そのあたりは素で気にしている様子

幼馴染関係ではなく部活としてのなぎさとの関係が語られるヒロインというところ
どうしても幼馴染2人とは中の良さで差が開けられている感じがするヒロインですが
その分ストーレトに思いを告げてきてグイグイと押してくる真っ直ぐさが心地よいです
ストイックに思えたアスリートが、ほぼ練習も手につかない状態になるのは女の子過ぎる

お話自体は、両親についての関係ですかね、復讐の為に走っているといった涼香の真意は
というのは、多くの方が想像する通りの内容かなと思います、こちらもストーレトです
なぎさとは同じ陸上の選手として、お嫁さん候補としての関係があったためなのでしょうか
莉奈ルートではあっさりと身を引いた、なぎさがこちらでは多少こじれるのが印象的です
このシナリオにおいては秋人の受け身さがより目立つ感じになっているのは気になりますね

キスの時は秋人がリードするも、お風呂の場や本番では逆にイニシアチブを握られます
早いのが好きだという先輩、全て受け入れられ好きになってもらって甘やかされる様は
まさにダメ人間製造機です、ダメなままでいいんじゃないかな……ダメになった
あと、姉がいるらしいですが、そのエピソードは補完されないんですが?そうですか

ところで、ラビット関谷って語感から苗字つけましたよね……


【Hシーン】
・星野なぎさ:3
・小松莉奈:3
・知花涼香:3

回数として見れば最近の萌えゲーとしても最低基準クラスという感じですね
しかし、なかなか個性が強く、回数以上に実用的を覚えるプレイになっています
良くも悪くもライターの個性が出てHシーンということで、他には見ないタイプ
とはいっても多少ふざけ気味の描写もあるので人によっては使いにくい場合もあり
「アスリートの」って言葉をエッチシーンに使える表現だと思いはじめると末期です

個人的には涼香の3シーン目がすごく使えたので満足しています、アスリート強い
莉奈はなんていうか面白かったです萌えゲーのヒロインがする顔じゃないです
ということで、回数は少なめですが実用性は起き印象的なシーンはお多かったですね

また、莉奈とのキスや涼香に洗ってもらうシーンなど回想に登録されない
軽いシーンなら他にもあります、濃さを補強するほどの内容ではないですが……


【まとめ】
かつてハニカム文庫と謳って、手軽に楽しめる作品がいくつかリリースされていましたが
本作も、ボリュームが増えて値段が上がったものの、その流れをくむ作品となっています
ジュブナイルノベル(ライトノベルでもいいですが)みたいなお手軽に読める恋愛青春モノ
という感じで、ライトなノリが好きな人には勿論、ヘビーな作品に疲れた人にも向いています

3人の関係は三角関係という程互いに意識しすぎず、持ちつ持たれつの関係で描かれています
恋人関係になり、多少の変化、波紋はあるものの相変わらず続く3人の関係については
出来すぎなじ感じもありますが、作品の雰囲気を壊さない意味では良くあっていたと思います

勿論、付き合い始めた二人を見た時は、もう一人の幼馴染はそのヒロインの視点を持ってして
その心境を軽くではあるものの書くわけですが、それがしつこくなくさらっと流されるわけです
この描写により選ばれなかったヒロインの魅力を下げずにむしろ強化につなげている感じがあり
恋愛に敗れた際に魅せる、ヒロインの思いの強さを上手く利用していると思いました、卑怯です

ヒロインは恋愛に敗れた時にその魅力が光ると思っていたりする歪んだ部分もあるのですけど
それをあまり重く描写せず罪悪感を軽くしつつ、上手く利用する手段だと思いました
狙ってこの描写を連発されるとさすがに辟易としますし、バランス感覚も難しい部分ですけど
個人的に、この作品でのヒロイン敗北後の描き方は自分にはちょうど良い塩梅で映りました

また、部活モノとして……ですが、本作は実際に試合に向かってみたいな話にはなっておらず
陸上にどう向き合うかという話になっています、これはルートにより結末が大きく違いますね
この部活描写自体、青春の象徴的な何かであれば別にサッカーや野球でもいいんだと思います
(「うちの妹のばあい」の野球の存在がまさにそれでしたね、うん?違うライターの話?)

勿論、ただ文章で軽く流されるわけではなく、部活の描写自体はしっかりと書かれていますし
ライバルとの戦いなど熱い展開があるわけではないですが、部活を扱った青春モノとして
ヒロインとの関係を描く舞台として、最低限の部分は抑えている感じではありました
尤も、マネージャーではない秋人の活躍としては一番語られているなぎさシナリオでさえ
再び陸上の世界へ戻っていく一歩を踏み出す程度なので、燃え展開を期待すると弱いですが

と全体的に、溜めて落としての終盤の逆転劇によるカタルシス的なものは弱くなっています
青春をかけた熱いスポーツ描写も、痛みや苦さを味わい乗り越えていく大恋愛もありませんが
その分気負わずに、さくさくと読んでいくことができるのが本作の強みではないかと思います

たまには、こういう気を楽にして楽しむのもありじゃないかなということで
さらっとプレイできるライト名乗りの恋愛青春モノを求めている人におすすめです

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コメント


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小生は今年購入したエロゲは97本と、ごく平均的な一般人ですが、
とな恋(キテル!)は、適度にまとめた良作でしたなぁ
開発ブログが、おぅんごぅる氏の間違った才能全開の変態さで、色々期待してましたが、エッチシーンに関しては正に本領発揮でしたね
もっとも、シリアスが取って付けた感じで、ダメ男製造機の割りに、別にダメになっていかないのは残念でした
あとは塗りかなぁ

| URL | 2014-12-07(Sun)14:07 [編集]


Re: タイトルなし

コメントありがとうございます

ヒロインとくっつく前後の雰囲気や流れは良かったですが
シリアスについてはノルマだからつけた感じが強かったですね
おぅんごうぅる氏は元から、人間関係の構築の方が上手かったなと
その辺りの良し悪しが明確に出ている作品だと思いました

ダメ男製造機はHシーンでは本領発揮できたものの
それ以外だとシリアスが入ってきて、あまり描かれませんでしたね
この辺り結ばれた後に長尺があればまた印象は違ったんでしょうが
この尺だと、恋人ができて駄目になる完璧人間の方がイメージは強いですね

RmG | URL | 2014-12-07(Sun)23:13 [編集]


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