
【あらすじ】
春画を志す「狩野小雪」は師である「北葛飾北斎」から
「超乳戯画」と題された春画帳を受け取り、四十八手を書くよう命じられたが
志半ばというか、開始してまもなく不幸な事故に遭い他界してしまう
未完の超乳戯画への無念と、師への思いの未練から春画帳に宿る霊となった小雪
そんな超乳戯画に長い年月を超えて手を出そうというものが現れることになる
北葛飾北斎の子孫である「北葛飾ワタル」は、小雪と意思疎通が可能であった
それを受けて小雪は、超乳戯画の完成の手伝いをお願いすることになる
ワタルに神通力を授けて、その力で女の子にモテモテにするという約束をつけて
かくして、ワタルは周囲の女性と仲を急接近させて体の関係を持っていくことになる
しかし、四十八手の道は楽なものではなく、相手は何故かテクニックに通じたものばかり
果たして小雪とワタルは無事に超乳戯画を完成させることができるのであろうか?
【ゲームについて】
キャラ紹介を兼ねたプロローグを終えると、相手の選択になります
相手を選択すると短めの会話の後セックスバトルという名の48手再現となります
バトルが始まると3択ないし4択の選択肢が現れ、選択しながら進めていきます
各々には精力値というパラメータが用意されており、体を交わすたびに減っていきます
先に相手の体力を0にしたほうが勝ち、こちらの体力が0になると敗北となります
ランダム要素はなく、決められた手順でやれば決まった結果が得られるようになっています
敗北することのペナルティはないものの、勝利する条件はかなりシビアになっており
ほぼ決められた手順で相手を攻めていくことでし、相手に勝利できないようになっています
48手の回収と勝利は両立がほぼ不可能であると思って、進めるのが良いと思います
神通力の影響で敏感体質になっているらしいワタルは非常に感じやすくなっており
基本的に女の子の方が優位に立つシーンが多くなっており、殆どが受けシチュになります
体力が残っていても強制的に負けることが可能で、好きなタイミングでどうぞというところです
ゲームの目的としてはヒロインに勝つこと……ではなく48手を全て再現すること
そして、1ヒロインごとに12種類ずつ用意されており、それを探すのが目的となります
尤も、各ヒロインが担当する12手中1手はどれも、ワタルの勝利で見られるプレイです
結果的に、全員に一度は勝つ必要があるので、色々と対応を考える必要があります
途中で精力値が0になると、ヒロイン選択画面に戻り、精力値が全快で再戦となります
1戦中に同じプレイを繰り返していくとだんだん相手が有利になっていく仕様ですが
一度ヒロイン選択画面に戻ると、その効果はリセットされるので有効に使いましょう
といいますか、相手を倒すためには、そのあたりをしっかりと覚えておかないとキツイです
【ヒロイン?】
■狩野小雪
超乳戯画に宿っていた、超乳戯画の完成と恋に未練を持つ女性の霊
12歳にして春画に心を奪われ北葛飾北斎の弟子となった経緯がある、かなりの上級者
14歳で志半ばに水に溺れ没するというかなり過酷な結末をたどっている
師匠の北葛飾北斎に、女性として見て貰おうとと清楚な姿として巫女服を着ていた
その際に没している為、春画家でありながら、巫女服を着ている
過酷な過去を持つが、基本的には脳天気な部分があり、至ってマイペースである
バトルにおいては完全に解説役であり、新たな48手が決まるごとに現れる
人によってはとんでもないお邪魔キャラになるのではと思う存在
しかし、ほとんどのプレイを見て、全く登場しなくなると逆に悲しくなる面も
一応、メインヒロインということになるのか、EDは2つ用意される特別仕様
さすがにHシーンのビジュアル数はほかよりも控えめですが、扱いは良いです
長く付き合うパートナーなので、この娘が会うかは結構大きな問題かと
■緑野千春
ワタルの祖父が開く書道塾と似顔絵教室の会員で、ワタルをおにーちゃんと慕う
千春にせがまれて、手をつないだ結果神通力の影響を受けて、戯画完成の為の相手となる
素直で可愛い年下の女の子……14歳の小春をしてロリコン扱いされるぐらい年下である
名器ということで、下手に手を出すと反撃でダメージを追ってしまうというところでしょうか
積極的な奉仕や優れたテクニックはないものの、体そのものが凶器という強敵となる
時にはそのうちに秘めた天然のS性を開放して、主導権を握ることも……
■青海真夏
腐れ縁の幼なじみだが、最近は疎遠であり、言葉を交わす機会も減っている
きつい言葉もよく投げかけられ、あまり印象が良くないように見受けられる
キツイ態度を一変させるべく、能動的に神通力を使いデレさせようとするが……
気の強い性格から、プレイにも男を尻に敷くようなプレイが多く見受けられる
運動部で活躍するアスリートであるため、体格に恵まれ、アクロバティックな体位も可能
その恵まれた肉体で、思わぬプレイでもワタルの主導権を握る場面もある
■赤嶺秋穂
年上の幼なじみというかワタルにとってはお姉さんのような存在である
ワタルの通う学園の校医をしており、学園でも保健室で会うことができる
校医であるが何故かナース服をしている少し変わった部分もあるのだが
基本的には、優しい巨乳のお姉さんであり、ワタルのあこがれの人である
豊満なボディと年上の女性らしい柔らかさで弥を包み込んでくれる
しかし、責は容赦なく、その体と経験を活かしてワタルをリードしてくれる
不意の告白に弱いなど、付け入る隙があるにはあるが……
体験板でひと通りのプレイが見れたものの、攻略法が全く違っている
体位が激しく入れ替わる相手なので、責め方がわかりにくく一番苦戦する可能性も
■横山美月
ワタルの通う学園の芸能科に在籍する、大人気アイドルグループのメンバー
猫の耳や手をあしらった衣装に、「ニャ」という語尾を発するキャラで売っている
個人としての人気も高いようで、ワタル自身も大のファンであるという
面識は全くない相手であったが、握手会を通じて、仲を深めることになる
ちなみにその様子がイベントで描かれることはなくあらすじとして軽く語られる
ネコのように気まぐれといいますか、責められると弱く、責めるときは強くと
プレイによってコロコロとその顔が大きく変わりノッてくると手がつけられません
しかし、作品が作品だけにやはり基本はSで、天然の女王様というところ
以下、長々と攻略の情報など……
【攻略メモ】
以下、全てのプレイを回収することを意識した選択肢についてです
2種類あるのは、どちらでも辿り着くことが可能という意味です
その下の1回目、2回目とはそのプレイの際受けるダメージと与えるダメージです
2回目を特に書いていないのは1回目とダメージが変わらないプレイになります
(12)は1手目からその順番に選択肢を選んでいけば勝てるパターンです
おそらくこれ以外にも選択肢はあるかもしれませんが、暫定として書きます
仕切り直しは最初に戻る選択です、複数仕切りなおしがあるパターンについては
どちらを先にやっても、あとにやっても結果は変わらないと思います
■緑野千春
(1)花菱攻め
選択肢:1
1回目:自分5/相手10、2回目:自分15/相手5
(2)しぼり芙蓉
選択肢:1→1
1回目:自分10/相手15、2回目:自分15/相手10
(3)忍び居茶臼
選択肢:1→2
選択肢:1→1→1
1回目:自分20/相手5、2回目:自分25/相手5
(4)千鳥の曲
選択肢:2
1回目:自分10/相手0、2回目:自分15/相手0
(5)つぶし掛け
選択肢:2→1
選択肢:2→2→2
1回目:自分10/相手20、2回目:自分15/相手10
(6)達磨返し
選択肢:2→2
1回目:自分5/相手15、2回目:自分15/相手10
(7)網代本手
選択肢:2→1→1
選択肢:2→2→2→1
1回目:自分10/相手10、2回目:自分15/相手5
(8)千鳥
選択肢:2→3
1回目:自分15/相手5、2回目:自分20/相手5
(9)燕返し
選択肢:2→3→1「燕返し」
1回目:自分20/相手15、2回目:自分25/相手10
(10)抱き地蔵
選択肢:3
1回目:自分25/相手10、2回目:自分30/相手5
(11)虹の架け橋
選択肢:3→2
1回目:自分10/相手10
(12)抱き上げ
1→1→2(仕切り直し)→2→2→2→2(仕切り直し)→3→2→1→1(勝利)
■青海真夏
(1)時雨茶臼
1
1回目:自分15/相手5、2回目:自分20/相手5
(2)立膝取り
1→1
1回目:自分15/相手10、2回目:自分20/相手5
(3)後櫓
1→2
1→1→1
1回目:自分10/相手25、2回目:自分20/相手10
(4)立ちかなえ
2
1回目:自分15/相手5、2回目:自分20/相手5
(5)獅子舞
2→1
2→2→1
1回目:自分15/相手25、2回目:自分20/相手10
(6)巣ごもり
2→1→1
1回目:自分15/相手5、2回目:自分20/相手5
(7)宝船
2→2
1回目:自分20/相手5、2回目:自分25/相手5
(8)立ち花菱
2→3
1回目:自分5/相手10、2回目:自分15/相手5
(9)襷掛け
2→3→2
1回目:自分15/相手25、2回目:自分20/相手15
(10)後付け
3
1回目:自分15/相手5、2回目:自分20/相手5
(11)反り観音
3→1
1回目:自分20/相手10、2回目:自分25/相手5
(12)入り船本手
2→1→3(仕切り直し)→2→3→2→3(仕切り直し)→1→2(勝利)
■赤嶺秋穂
(1)壽本手
1
1回目:自分10/相手15、2回目:自分20/相手5
(2)岩清水
1→1
1回目:自分10/相手15、2回目:自分20/相手5
(3)雁が首
1→1→1
1→2
1回目:自分15/相手0、2回目:自分20/相手0
(4)首引き恋慕
2
1回目:自分15/相手15、2回目:自分20/相手5
(5)志がらみ
2→1
2→2→1
1回目:自分10/相手15、2回目:自分20/相手5
(6)内枠
2→1→1
1回目:自分10/相手10、2回目:自分15/相手5
(7)下がり藤
2→2
1回目:自分10/相手20、2回目:自分15/相手10
(8)炬燵隠れ
2→3
1回目:自分15/相手5、2回目:自分20/相手5
(9)織り茶臼
2→3→1
1回目:自分20/相手5
(10)筏茶臼
3
1回目:自分15/相手5、2回目:自分20/相手5
(11)締め込み千鳥
3→1
1回目:自分20/相手10、2回目:自分20/相手5
(12)抱え鳥
1→1→3(仕切り直し)→2→2→3→2→1(勝利)
■横山美月
(1)二つ巴
1
1回目:自分15/相手5、2回目:自分20/相手5
(2)流鏑馬
1→1
1回目:自分20/相手5
(3)本茶臼
1→1→2
1回目:自分20/相手5
(4)松葉くずし
2
1回目:自分25/相手5
(5)仏壇返し
2→2
1回目:自分10/相手15、2回目(顔を近づけてみる):自分15/相手20
(6)八重椿
2→2→1
1回目:自分20/相手5
(7)横笛
2→2→1→1
1回目:自分15/相手5
(8)窓の月
2→3
1回目:自分10/相手20、2回目:自分15/相手10
(9)白光錦
2→3→2
1回目:自分10/相手20、2回目:自分15/相手15
(10)鳴門
3
1回目:自分15/相手5、2回目:自分20/相手5
(11)ひよどり越え
3→2
1回目:自分20/相手5
(12)理非知らず
2→2→2→2→2→2→2(勝利)
【Hシーン】
48手ということでビジュアル的には最低でも48個あります
そこに4人分の個別EDと小春の2ルート分ということで単純計算で54シーンあります
ただし、プレイ時のCGは記録されるものの、プレイの回想は記録されません
その辺り、実際にプレイしてみることしかできず、一部のプレイは記憶が無いと
中々たどり着けないこともあるのではないかと思います、EDはED直前セーブで十分です
仕様上難しいというのはわかりますが、回想モードというものがほしい作品でしたね
ジャンル的には受けでしょうか、プレイ自体は一部特殊な道具はあるものの
基本的に手ぶらで楽しめるものばかりなので、ぶっ飛んだようなのはありません
また、48個と言いましたが、全てが即フィニッシュの技ではないので
プレイしていると軽くスルーしてしまうこともあるのはもったいない点かなと
人によっては、本当に通過して回収するだけのプレイとかあるのではと思ったり
と、思うところはあるのですが、短いにしてもプレイ数は十分にありますし
それぞれビジュアルが用意されているので、全体のボリューム的不満はないです
【まとめ】
エッチな行為をすることが手段であり目的である、意外とありそうで無い作品です
プロローグを抜ければ、あとはひたすら48手完成のためにHを繰り広げるだけです
最低限の背景説明とキャラ紹介であるところのプロローグが長めに感じるぐらいで
それを除けば、即抜き目的に使用できて、非常にお手軽な作品となっています
残念な点はどれもひとつのシーンとしてみれば短くあっさりとしている点でしょうか
48手というテーマも面白く、それが殆ど受けになっている点は関心したのですが
どれも、フィニッシュにならない限りはすぐに描写が終わってしまうのは物足りません
また、どうしても、発生するまでの流れが決まっているので、狙ったプレイで楽しむ
といった目的意識を持ってやってみると意外と使いにくいと思う部分がありました
再現方法さえ覚えてしまえば、回想モードが無いことも対して障害にならないのですが
あえてこのプレイで果てたい、という感じでやると不自由に感じることがありました
と、仕様で思うところはあるのですが、BFというジャンルが好きな人ならば
豊富なバリエーションで色々楽しめる内容になっているのではないかと思います
いつも、ボリュームで物足りないと思うところがあるサークルなのですけども
シーンがこれだけつめ込まれた内容ならば、本編の尺も気にならず楽しめましたね
基本は受け、1シーン1シーンの濃厚さではなく、エッチなバトルの流れで負ける
というあたりが琴線に触れる方にはおすすめできる内容ではないかなと思います


