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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

南十字星恋歌 感想

すたじお緑茶の「南十字星恋歌」の感想です

【あらすじ】
日本でバイトに明け暮れていた苦学生「砥部亮輔」は天才的な頭脳を持つ双子の妹により
南の島国「グインベル公国」に、そこの学園の特待科の学生として招かれることになる
グインベルに訪れてた亮輔は、ふとしたきっかけで「布志名香乃梨」と知りあうことになる

香乃梨は日本人と公国の王族の間に生まれたハーフで、国内外で人気の高いお姫様だった
初対面時のトラブルで完璧なお姫様以外の1人の少女としての一面を知ることになった亮輔
互いを意識して別れたが、学園でクラスメイトとして再会し奇妙な縁が生まれることに……

そして、学園で亮輔を待つものは香乃梨との再会だけではなかった
香乃梨の親友であり、香乃梨を守る小さな騎士の少女「エリーゼ・ローゼン・タール」
天才的な頭脳を持つが、ぐーたらで生活力が全く無い見た目の派手な先輩「楢岡魅月」
かつて祖父の下で同居していた、少しトゲのある態度を見せる従妹「波佐見都」
好奇心旺盛で渦中の亮輔に興味を持ち接触してきた人懐っこい後輩「堤咲也」
と、次第に賑やかになっていく南国での学園生活を満喫していくことになる

しかし、一見穏やかな南国の裏では様々な大人の思惑が絡んでおり……


【システム】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定有り
・シナリオロックあり

基本は揃っています
スキップも早くバックグラウンドで動きます、選択肢スキップが無くても困らないでしょう
そもそも分岐に必要な選択肢が1回しかないので、あってもなくても感はありますが
シナリオロックは、メインの「布志名香乃梨」のみ、他全員のシナリオを見ていないと
最後まで見ることが出来ないという仕組みになっており、分岐自体は最初から出来ます


【その他、仕様とか】
ヒロインは5人、香乃梨だけ少し特別扱いで攻略制限があります
分岐の選択肢は11話の1回だけと非常にシンプルです、分岐は17話とかなり後になります
最初から香乃梨も選択できますが、他のヒロインを攻略していないと途中EDとなります
「恋色空模様」程ではないですが共通ルートが長くなっており、個別が短めとなります

その他、このメーカーの特徴としては、立ち絵が画面内を動き回ることでしょうか
それに対応してメッセージウインドウがそのキャラのところに現れるようになっています
見た目に賑やかで楽しいですが、長文には向かず説明等では有効ではないです

主観の視覚に入らないキャラについてはフェイスウインドウで表示されます
ユニークキャラは良いのですが、立ち絵すらないキャラは「SOUND ONLY」と表示されます
顔の無いモブもいるのですが学生のみで、おっさんは基本「SOUND ONLY」です
いや、おっさんの汎用キャラぐらい用意してもよかったのではと思うのですけども……

Hシーンは1人6回ずつと結構多め、濃くは無いですが、奉仕的なプレイは結構豊富で
コスチューム含め押さえるべきシチュエーションはしっかり押さえているかなと思います


【雑感】
恋色空模様を意識した作風で、共通長めのボリュームのある作品になっています
今回はヒロインとの関係に力が入れられている感じで、個別も少し長めになっています
そこから見てキャラゲーや萌えゲーとしては光る部分も随所に見られるのですが
恋色の流れを汲む長い共通シナリオ部分がある為、手軽に遊びにくいのが難点でしょうか

ただ、期間が長いだけあってクリスマスやバレンタインといった最近はあまり見ない
ヒロイン全員で盛り上がるイベントが配置されているのは個人的にはありでした
学園を舞台としたラブコメディとしいう感じでは楽しめる作品となっていましたね
尤も、このイベントが発生する頃には既にルート確定済みだったりするので
他の部分でも多々感じることのある構成のまずさをここでも感じる部分がありました

シナリオや結構しっかりとした設定はあるのですが、殆どが主人公は蚊帳の外です
各シナリオの山場ではどうしてもサポートに回るしかなくなっていたりします
それでも有能ならば良かったのですが、かなり後先考えない暴走行為が多くなっており
ヒロインを多少凝り固まったような一般論で諭して相手を冷静にさせるぐらいの役割です
何となくですけど、学園に赴任してきた熱血新米教師に近いイメージになっていますね
悪役も、とりあえずヒロインを困らせる為だけに配置したようなのが多く魅力はゼロでした
と、全体的に盛り上がることの出来ないシナリオという感じになっていました

全体の感触としては、1~2クールのラブコメのアニメを見ているよう感じでしょうか
キャラさえ気に入れば、そのキャラを眺めて愛でることで、長くても楽しめる感じで
最近の最適化された感もある構成の作品とは対極とはいえませんが異なる感触です
逆にキャラクターやノリが気に入らなければ長い共通は厳しく感じてしまうでしょう

そんなわけで本編は体験できないものの、ノリが合うかヒロインが魅力に思えるか
という意味で体験版で感触をつかむのが一番、判断材料としてはよいかなと思います
シナリオの為に灰汁が強くなったヒロインもいますが期待を裏切らないと思いますので……


以下、ネタバレを含む感想です



【シナリオ】
◇共通シナリオ
基本的には、ヒロインとの絆を深めていく話になっています
それが結構長く丁寧に描かれているため、ヒロインの魅せ場には困らないのですが
毎回、コメディパートでおなじようなのりの勘違いによや思い込みによる暴走展開
そして成敗されたりする展開ばかりになっており、流石に飽きが来てしまいます

それこそ1クールのアニメを見るみたいに1話ごとに時間を置いてみたりすると
お約束展開として、あっさり見ることも出来るのでしょうが、人によりますけども
基本的にこういうのは一気にやるものなのでその辺りがどうしても目に付きます

主人公のキャラ付けは好みが分かれる所で、苦学生時代のバイト経験を活かして
その経験を元に多少上から目線が入った凝り固まった説教をキャラに繰り出します
これで周囲から、やたらと評価されて、周囲に一目置かれる存在となってしまうのが
前作の主人公1人で何とかなる系無敵キャラとは違う意味で、鼻につくキャラでした

尤も、この説教的な部分が通用するのがヒロインや同年代ぐらいというのがおもしろく
個別シナリオで問題となる大人連中や展開には全く通じないのが、悲しいところです
この話が通用しないという対比が狙ったものなのかは解りませんけども……
なんともいえない世知辛さと主人公の微妙さが見えてきてしまうのが悲しいところです

また、「恋色~」ではある種シナリオのピークを共通に持ってきていたのですが
今回も基本的に、ヒロインの交流と個別のシナリオの為の軽い伏線に終始してします
とは言っても山場は、共通シナリオの中盤から学校長という単に山場を作るだけの
喚き散らすだけの何の魅力もない悪役が入ってきて、とりあえず空気を悪くしてくれます

個別ルートの魅月と因縁をつける役割もありましたが、ただでさえ長い共通で
そんな中途半端な存在を登場させる必要があったのかなというと少し疑問ですね

個人的に良かった点はバレンタインのイベントがベタベタで久々で楽しめたことです
難点は折角凄く良い雰囲気になっているのに共通展開で、既に分岐が終わっていること
という、正直イベントの配置タイミングを間違えたのではと思う構成なんですけども


◇個別シナリオ
■エリーゼ・ローゼン・タール
見た目に幼いがれっきとした同級生であり、名誉騎士として親友として香乃梨を守る少女
小さいなりながら運動神経は高く、剣の腕前も一流と見た目に反して立派な騎士である
少し生真面目で融通の利かない部分もあり、それ故に、トラブルで亮輔を追いかける事も

人見知りであるはずの亮輔の妹の「りな」「れな」からは懐かれており、良く絡んでいる
その様が非常に絵になったりする、とても可愛らしい一面もあるきしさまである

ある意味本作の中心人物といえる「公爵」が関連してくるシナリオ
公爵家に助けてもらった恩もあり香乃梨との間で揺れ動くエリーゼの選ぶ道は?
と、亮輔との関係で香乃梨と遠慮するところもあったり、何かと迷う部分が多いです
最終的に自分の思うように行動していくという結論含めて、解りやすい流れかと

亮輔も非常に微力ながら活躍しますし、公爵も殆ど出番もなく退場していきますし
エリーゼの魅力を素直に楽しめるシナリオになっていたかなと思います
ビジュアル的に映える面もありますが、何かと優遇されている印象がありましたね
香乃梨の為、暴走する事はあれど、基本はちょろいので、癒されました


■波佐見都
亮輔の従妹、一時期同居していた関係上、同い年ながら「兄さん」と呼んでくる
昔は亮輔を慕っていたが、再会した際にはツンケンとしたかなり毒舌になっていた
香乃梨を最も警戒しているところからして、素直になれないだけで慕ってはいる

言葉がきつくて、正直印象は悪い子なのですが、デレたあとのギャップは良いです
今まで表面上は、寄せ付けなかった娘が逆にベタベタになるとか言うのは好きです
しかし、お調子者の親友枠を好き勝手弄るみたいな扱いはなんとも……

ここでの敵役は亮輔たちの母という立ちグラすらないモブキャラクターです
有名になった娘たちを目当てにやってきた、欲望にまみれた毒親という立ち位置で
前作と言い親ネタにやたら毒が入っているのですけど、何かあるのでしょうか

家族の関係がテーマでしょうか、産みの親との関係、毒親、養子、クローン問題
……と、何かと親に関係する問題を詰め込みまくったシナリオという印象です
この内ひとつが、最終シナリオで重要?な役割を果たすことになったりします

都自体の話としては主人公に素直に甘えるまでが山場という感じになっていまして
そのあとは、2人の妹と共にまごつく亮輔を、安心させる為に奔走していきます
たまにはこんな主人公もみたいなノリですが個別での亮輔は大体こうなので……
亮輔はヒロインを説伏せる一般論はいえるものの、こういった手合いには無力ですね
逆にダーティな手段を知る都などの前では形無しすぎて、少し存在感が薄いですね


■楢岡魅月
1年先輩なだけであるが飛び級しており既に卒業しており、研究に専念している
学園でも有名な天才であるが、エリーゼなどの可愛い女の子に目が無かったり
必要最低限の生活能力も無かったりとずぼらで、だらしが無い、子供っぽい部分がある
やりたい事を見つけ出せずに、無軌道に過ごしている部分があり親友に心配されている

基本お気楽な雰囲気ですが、実は誰よりも重い愛を持つヒロインでした
何時までも、主人公とつりあわないからといつまでもぐずぐずしているのは
元のキャラとのギャップもあって、ネガティブキャラですが可愛く映りました

好きな人が出来て、将来について真剣に考えることになるという成長話ですかね
新たな夢に向って動き出したところで壁が立ちふさがるっていうのは良くある話ですが
その壁が中途半端すぎませんかね、共通ルートの学校長の再利用になるわけですが
この学校長自体シナリオをややこしくする為だけに作られた感じの人なのでなんとも

因縁があるとはいえ、先輩の邪魔になっても、成長の糧とはならない価値の低い存在です
周囲の協力で立ち直ることにある程度意味はあるんでしょうが、その過程において
主人公は殆ど役に立たず、魅月も最後通牒を渡すだけとなっており、流れ的にも微妙です
そもそも、派手に校長を退場させたものの根本的な部分は解決していなかったり……


■堤咲弥
後輩、面白いことが好きでムラは大きいが魅月と並ぶほどの天才とされている
その能力はもっぱらPCなどの情報処理能力に活かされており、色々な情報に詳しい
個別ルートでもスーパーハッカーとばかりに便利なキャラとして活躍してくれる

最初はからかうような態度で、亮輔と接触してくるが気付かぬうちに……
興味の対象から行為の対象へと切り替わる形ですが、身悶えている期間が良かったです
小悪魔的な部分が可愛らしいヒロインですが、テンパっていく姿もまた魅力でしょう

ここで敵役?となる榊は唯一、まともに魅せ場が機能しているキャラクターでした
やっている事は、褒められたことではないのは確かですけど、背景は理解できますし
特に不条理に主人公たちを陥れようともしません(むしろ亮輔から突っかかった感が……)

ただ、こういった冷静な相手が現れたとき、もう1つの欠点が浮き彫りになってしまいます
亮輔がただの喚き散らしているだけの子供にしか見えなくなってしまうのですよ……
年齢的にそんなもんだといえばそこまでなんですが、如何せん主人公なんですよね

榊を出し抜いたのも、一応描写はあるものの特に、詳しい説明もなく
渡したデータに仕掛けたので大丈夫というのは、少し盛り上がりにかけますね
何だかんだと亮輔たちを甘く見ていたことが追い詰められた理由でもあるので
それを繰り返してるというあたり、皮肉的な展開なのかもしれませんが


■布志名香乃梨
日本人と公国の王族の間に生まれたハーフで国内外関係なく人気の高いお姫様
表面上は理想的なお姫様像を演じているが、生きている世界が過酷な為か
時に冷酷な決断や、強引な手段をくだすこともある、シビアな一面もある

出会いの衝撃もあってかヒロインの好感度は最初から非常に高いです
立場上最後までいきませんが、基本的には恋に恋する女性という感じになっており
それと有事の悪い顔が良い感じにギャップとなっている面白いヒロインでした
どのシナリオでも、最後まで絡んできていたり、サブとしても優秀ですね

個別でも、恋愛関連では、非常にかわいらしく迫ってきて積極的な反面
裏では、色々と動き回っており、裏表のギャップが激しいお話です
尤も、シリアスとイチャラブが入り混じってスイッチが切り替えにくいという
本作の欠点ともいえる部分を端的に表している娘でもあるのですが……

メインシナリオは、設定を回収しつつの、各シナリオの問題を解決しながら
公爵や榊、そして香乃梨が追い求めていたものの正体が明らかになります
一応、他のシナリオで少しずつ張られていた伏線が回収されていきます

香乃梨のクーデーターについては正直やりすぎた感があるなと思います
偶に周りが見えなくて、暴走することがあるのはチンピラの件で明らかですが
母親が、恨み言を言ったり、国を転覆させて喜ぶような相手でない事ぐらい
香乃梨ほどの人間ならば理解できると思うのですよね、やはり私怨が強そうです
そう考えたたら(母の件があったとしても)国を混乱に招くのはやりすぎかなと

裏王については、とりあえず設定回収の為に登場した感じが強いですね
いきなりファンタジー色が強く、かなりトンデモな存在になっています
双子の天才設定とかクローン設定とか面白い部分もあるのですけど
最後の最後で唐突に詰め込まれた感じで、反応に困る部分がありました

香乃梨の別れの後のコクーンの突破から裏王の引き篭りまでが凄い超スピードです
この設定だけでも1シナリオぐらい書けそうなんですけどあまりにあっけなく退場し
とりあえず、書いておきたかった設定をぶちまけて終わった感じが強かったです

あと、最初はそこまで敵対的でなかった裏王に対して途中から最も忌むべき存在
みたいな扱いになっていくのですが、少し言葉遣いに対して敏感すぎて怖いです
倫理的に難しい問題ではありますし、裏王は間違いなく相容れない思想でしょうが
都シナリオ含めてとことん潔癖な倫理観が支配している感じのシナリオでしたね
主人公たちだけかと思ったんですけど父ちゃんもやたら過剰反応しているみたいですし

そんな本作にあって一番の問題人物である裏王様なのですけど
裏王が思ったよりも早く国を立て直して引きこもっている部屋を突破した
というだけで、人生考え直して引きこもってしまうって言うのはどうなんでしょう
国の建て直しとか一文で軽いですし、引きこもるのも一言残すだけという

この部分だけ切り取っても打ち切り展開と受け取られる流れですよね
香乃梨のシナリオの本質はそこではない?としても、じゃあ裏王様の意義は?
ところで主人公最後はずっとホノボノ生活していただけってどうなんですか


【Hシーン】
・布志名香乃梨:6
・エリーゼ・ローゼン・タール:6
・楢岡魅月:6
・波佐見都:6
・堤咲弥:7

1人6シーン~7シーンと萌えゲーとして見ると多め
咲弥は前義的ないじられるものが多く特別にシーンとして多いわけではないです
シーンの発生箇所個別ルート前半に固まりすぎているのは結構バランス悪く
イチャラブが始まると猿のように交わり続けて終わる感じになっていまして
個々だけ別ゲーのような感じになっているのですけども……

可愛らしいビジュアルながら結構、大胆なシチュも多くて、実用度は高めです
ただ、気になった点は、主人公たちの服と表情がわかるのですけども
腰が動かないのですよね、故に対面で少し距離が開いているシチュなど違和感が強いです
本番なのに、先っぽだけ触れているみたいなシーンがあるんですよね……
普段この辺り気にしないんですけど、一部のシーンで延びているようにしか見えないものがあり
折角良いビジュアルなのにこの辺りで違和感を覚えてしまうのは勿体無いなぁと

といいつつ、ヒロインが意地悪な表情をしてくれたり積極的迫ったりと
微妙に受けシチュっぽいプレイが少しとはいえ用意されているのは好きです


【まとめ】
意識しすぎかもしれませんが、恋色の反応を素直に受け止めすぎているのかなと
顕著なのは恋色では無双した主人公でしょうか、今回個別は完全に空気です
恋色はヒロインを完全に食っていて、シナリオによっては主人公の独断場でした
今回はその反省を活かしてか……多くのシナリオで補助役で下手すれば空気ですね

ただ、ある程度活躍させようとしたのか、バイト経験とサバイバル能力が出来ました
後者は生きていたのは一部ですし、後半は特に運動能力などは言及されませんでした
バイト経験については、そういう考えもあるよね程度で大上段になって他のヒロインを
説教するほど含蓄も説得力もあるセリフをはいているわけではありませんでした
人によってはうんざりするシーンで、それに絆されるヒロインも……というところ

少し気に入らないことがあるといきなり興奮するように「!」を連発するのもアレで
とりあえず全方位お説教マシーンみたいになっているのは正直格好悪く感じました
後半通じない相手が多いので独り相撲している感じが強いのもアレな所ですね
それでいて周囲に一目置かれて惚れられているいるというのが、なんとも……

悪役については、本当に障害の為だけに作ったなという感じですね
唯一、面白かったのは榊でしょうか、他はとりあえず我侭放題喚き散らすだけです
端役なら良いですけどヒロインの山場を作る存在の4人中3人が同じ性質って……
登場させる以上、相手のいうこともわかる程度の合理性はほしかったところです

裏王については倫理的なところで思うところはあるのですけど、パスします
結局シナリオ的には平行線ですし、あの対話で何を狙っていたのかは謎ですね

と、シナリオについては思うところがありすぎて言い出すと止まらない感じです
悪役はともかく、他は正直に活かせば、面白くなりそうな点もあるんですけどね
折角盛り上がりそうなのも、肝心な部分は除いて、説教とか説得で終わってしまう
この辺り、主人公が何も出来ない子供であるが故の足かせもあるのでしょうね

ただ、キャラゲーとしては良かったと思います、イチャラブやHなどは満足です
しかし、この長い共通シナリオとは食い合わせが悪かったなと思います
「構成が」と何度か言って増すが、どうも分岐タイミングが遅すぎる気も

一部のヒロインと打ち解ける為のシナリオを個別に回したほうが共通も短いですし
個別もヒロインとくっついていちゃこらしたら、後は山場みたいな最低限の流れ
という、なんか結末だけくっつけた感も薄れるのになと思いました
これを強く思うのはバレンタインイベントが分岐後あることに起因するのですが

と、色々振り切れないのですがヒロインについては魅力的に描かれていますし
ベタベタな展開もある意味楽しかったので、学園ラブコメとしては悪くないかと
体験版などで雰囲気さえ合うならば、検討に入れてみるのもありかと思います

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