
トップページ凄く忙しいですね……
【あらすじ】
「妹尾(いもお)裕人」は、最近1人暮らしをはじめた4人の妹をもつ学生である
裕人は、4人の妹を非常に可愛がっており、妹も兄を強く慕う、仲睦まじい兄妹だった
ある日のこと登校中に見かけた妹達が暴走車に轢かれそうになる姿を見かける
裕人は身を挺して妹をかばい、結果、右手を捻挫してしまうことになる
捻挫についても、一週間も安静にしていれば問題なく治る程度のものであった
しかし、その時の勢いや兄を過剰に心配する妹達の暴走で、事は大きくなっており
直ぐに何事もなく学園に顔を出すことが出来ない様子となってしまっていた
結果、ほとぼりが冷めるのと、何より妹の名誉を守る為に、裕人は休養をとることにする
そんな裕人を心配する、妹達は怪我が治るまで、右手の代わりになるということで
学園が終わった後、裕人に呼ばれた妹が兄の暮す部屋にやってきて世話を焼くという
誰もがお手伝いに呼ばれることを期待する中で、裕人は果たして誰を呼び出すのであろうか?
【システム】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定
・Hシーン選択肢の固定有り
・コードに入力よる「おまけ」の追加要素あり
・シナリオロックあり
基本は揃っています、選択肢の固定から見れるとおり、抜きゲーよりですかね
意外と細かい部分が設定できるようになっており、結構カスタマイズできます
シナリオロックは全員クリア後に登場するお馴染みのアレです
最初の選択肢に追加される形なので、選択肢直前のデータがあると便利です
【その他、仕様とか】
ヒロインは4人、3回の選択で決定する為、迷う事はないかと思います
全員をクリアするとハーレムルートに分岐できるようになっています
最初の選択肢で分岐が登場しますけど、選択肢のタイミングでセーブをしていると
クリア後も選択肢が登場しないので、注意が必要となっています
基本的に萌えよりの抜きゲーみたいなスタイルですが、共通ルートでは結ばれず
サービスシーンはあるものの、あくまで妹との交流を楽しむ作品みたいになっています
個別からは程なく結ばれていき、その後一気にHシーン……という感じになりますが
妹との交流を大切にしている感じがありまして、直ぐに楽しみたい方には不向きかと
【雑感】
兄を慕う妹4人とイチャイチャしながら、気付けばエッチなことに発展しいるお話です
妹達の成長等は描かれるものの、余計な雑音は無く、変にこじれる事はありません
難しい事を考えず妹との交流を楽しむ作品と思えばいいのではないかなと思います
フルプライスとしてみるとボリューム自体は少なめに感じてしまいますけど
妹をヒロインとしたシナリオとして各々が丁寧に書かれており、抜きだけではなく
妹や年下をヒロインとしたゲームとしても楽しめる作品ではないかと思います
以下、ネタバレを含む感想です
【ヒロイン】
■妹尾つぐみ
少し反抗期な長女、次女のあゆか程では無いが家事はでき、料理はあゆかより得意
比較的年が近い為か、兄妹でありながら付き合いの長い友達のような関係になっている
他の妹と違い、兄の行動に対してしっかり突っ込みを入れることが出来る貴重な枠です
幼馴染タイプっていうと色々逆転していますが、そんな感じの近すぎる男女ですね
妹というだけあって体の接触が多くその変に躊躇がないのが差別化されていますが……
年が違いだけあって、兄への慕情についてもはっきりと自覚しつつ隠しています
しかし、近すぎるとか以前に兄妹なので、というあたりも非常に幼馴染的ですね
ただ、くっついた後、恋人のように丁重に扱うのが逆に兄妹時より距離を感じてしまう
という流れが、兄妹の絆の強さであるとか、妹という存在を強く意識させてくれ
ヒロインが妹である意味というのを感じさせる話になっていたのは面白かったです
■妹尾あゆか
世話好きの次女、兄妹、特に兄のお世話をすることに生きがいを覚えている
家事全般をこなし、兄の望んでいるものに直ぐ気付くなど何かと気の利く妹である
お手伝いと称して、トイレや風呂の世話までやりたがる大胆な一面も見られる
次女ともなると、自身の好意やそれがいけないことであるという自覚もある様子で……
大人しい雰囲気に反して、パンツが大好きで、首筋から洗うエロイ娘です、本当です
あゆかとかえでを境に対して導入時の「好き」の意味合いが結構変わっている印象です
また、長女のつぐみの目指す先というのはかえでのそれと似ている感じがあって
その中で、半ば確信的に体で迫っている感じのあるあゆかの重さは際立ちます
元のお世話焼きの時点で重い子なのですけど……作品が作品なら病むタイプですね
■妹尾かえで
背伸びしたがりの三女、しっかりしてそうな雰囲気に反して子供っぽい部分が多い
一応、優等生で委員長らしいが……周囲にも無理に取り繕っているのはバレている
他の妹が解り易くお兄ちゃん大好きな妹の中で、少し素直じゃない態度をとるものの
周囲はそういう面も含めて織り込み済みなのか、上手くなだめられてしまっている
素直に感情を表現しないものの基本的にお兄ちゃん大好きであることに変わりはない
一番難しい年頃という立ち位置でしょうか、4人の中ではいいアクセントでした
素直じゃないというだけで、別に攻撃的なわけではなく、ちょろい子なので
ころころ変わる表情を見てからかって弄って楽しむタイプって感じでしょうかね……
背伸びをしたがる年頃ですが、逆にエッチなことには人一倍敏感で過剰反応したり
特別になりたい、1番になりたいという思いが先走りしすぎて……というお話ですが
ライバルとして出てくるのがつぐみとなっています、微妙に兄への感情が似たもの同士
お兄ちゃん大好きの意味合いが似ている2人故に互いに意識しあっているのでしょうか
極力姉妹同士の取り合いや争いを描かない雰囲気ですが、この2人の争いについては
共通ルートでもいいから、もう少し見たかったなと思う部分もあったりなかったり
あと、かえでは照れた時、前で手をクロスするポーズが好きです
■妹尾ゆき
まだまだあどけない四女、お手伝いをしようと頑張るが、逆に兄を心配させてしまう
何も知らない純真無垢な天使と見せかけて、実はエッチなことには興味津々である
しかし、それを悪いことと思っており、興味と罪悪感の間に挟まれ戸惑っている
ゆき自体家事の能力がほぼ皆無で、兄の怪我に対しても具体的な対処を解っていない為
お手伝いというよりも癒しの為に来てもらうことになる、基本ゆきを見て癒されるシナリオ
娘を持つってこんな感じかなと思いつつやることはやってしまうわけですエロゲーですし
ゆきも年頃で、ただの天使というわけではなかったのです……という感じでお話は急(?)展開
子供と思って極力避けてきた話題に向き合って性教育するシナリオです……犯罪臭
そんな大人な部分もあるゆきですが、基本はつたなさとか無防備さを楽しむのものです
個人的にメールで「大好き」と何度も書くのがツボです、メールの返答では一番気にいってます
これも、文章を書くのがつたない故でしょうが、一生懸命さが凄く伝わってくるんですよね
【Hシーン】
妹尾つぐみ:7
妹尾あゆか:7
妹尾かえで:7
妹尾ゆき:7
ハーレム:6
抜きゲーと頑張っている萌ゲーの間ぐらいのシーン数になっています
どのヒロインも1シーン目から本番もしくはそれに近いプレイとなるので
奉仕プレイとかの短いもので稼いでいるという感じではなく、しっかりと描かれます
基本的にラブラブの同意の下のプレイというのが原則ですがヒロイン毎に個性はあります
つぐみは多少M気味なキャラで、道具を使ったり電気アンマで虐めたりとなっています
あゆかはその性格からか奉仕的なプレイが多くなっており、あとは野外プレイでしょうか
かえでは素こいたずらっぽい雰囲気でのプレイが多めです、別にSというわけでもないです
ゆきはその幼さゆえ本番まで少し長く、その代わりお尻を使ったプレイが増えています
濃さはそれ程でないものの、体型やら変に気遣ったプレイやらでマニアックさは出ています
抜きゲーとしてベチャベチャなのを期待すると弱いですが、ラブラブHの延長線上
と見れば結構濃い内容といえるのではないかと思います、ハーレムもありますしね
【まとめ】
基本的にはお手軽なひたすらイチャラブとラブラブなHをする萌ゲーです
その上で妹をただの記号、属性とせず、妹の魅力はしっかり描かれていたかと思います
ただの恋人ではなく妹という立場ありきで描かれるお話は個人的にありでした
なにかと妹というと血縁関係で周囲に反対されて……というのを見掛けてしまうのですが
本作では本当に触れる程度、本人たちが悩む程度で終わっているという匙加減でした
本来の事を考えると、あまりに軽すぎる反応なのですが、本作についてはこれで良いかなと
個人の好みの差はありますが、周囲に引かれつつも愛を貫くというスタイルについては
作品の雰囲気には合っていないでしょうし、妹と恋人の間で揺れ動く関係であるとか
妹達の成長という点に焦点を当てたのは、妹達の魅力を出す意味では正解だと思いますい
(血縁云々を描くと「妹との関係」に焦点が当たってしまう傾向にありますので……)
とりあえず、深いこと考えず、妹を愛でるのに全力を尽くせやということです、ハイ
そういったベクトルで楽しむだけの土壌は十分に出来ている作品かなと思います
ということで、可愛い妹を可愛い可愛いしたい人にはお勧めの内容という感じで
そんなのいないと思いますが、禁断の愛を書いた作品ではないとだけ注意しておきます


