伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

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相州戦神館學園 八命陣 感想

lightの「相州戦神館學園 八命陣」の感想です

【あらすじ】
「柊四四八」は生まれつき明晰夢しか見ない体質で、夢の世界でも常に意識のある状態であった
ある日のこと、四四八の夢であるはずの世界で、まさかの他人との出会いを果たすことになる
「世良水希」、四四八の通う学園の先輩であり2年間眠り続けていた学園の先輩であった

水希はその出会いの次の日に、学園のクラスメイトとして復帰をしてくることになる
同じく夢の世界を知る水希の提案を受け、幼馴染3人を始めとした仲間を夢の世界に誘う

夢の世界では想像した事を具現化する性質を持っており、それで何かできないか考えるうちに
四四八の母「柊恵理子」を連れてきて離別した父親を見せることが出来ないかと提案される
そして、恵理子を夢の世界に呼び、四四八の父親でもある「柊聖十郎」を呼び出そうとする

恵理子の呼びかけにこたえたのか、空気が一変した後、柊聖十郎は現れる
聖十郎と再開した恵理子は、我を忘れたように聖十郎の下へ駆け寄っていくが……


何気ない思い付きから、夢のような遊び場だった世界は様相を変えていくことになる
夢界を舞台にした強大な力を持つ勢力の戦いに次第に巻き込まれていくことになる四四八達
果たして、四四八は夢界での戦いの果てに何を見るのだろうか



【システム】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定あり
・ショートカットキー
・シナリオロックあり

即死選択肢のある普通のADVです、即死の頻度は多くなくそこまで難しくはなく
シナリオ的に見れば、意思の確認みたいな部分があるのかなーというところ
偶にコンフィグが開けない場合がありますが、ショートカットキーでSを押せば安心
クイックセーブもありますし、微妙に不便ですがなんとなるようになっています

シナリオロックは世良水希が最初攻略できないようになっています
他の3ヒロインを攻略すると解放されるようになっていると思います

多少ネタバレになりますが、水希クリア後ももう一段階解除があります
結構面倒な仕掛けになっていまして、その割にはという気がしますけど
CGを埋めたい人には少しだけ厄介な仕様になっていますね


【雑感】
一癖も二癖もある仲間たちと共に圧倒的な力を持つ強大な敵と戦っていく
……ということで、lightではおなじみの正田崇氏の作品なのですが
過去の作品と比較すると癖が弱くボリュームもいつもより控えめになっており
読みやすくなったと言いますか、比較的敷居が低くなっている印象があります

逆に言うと、癖の強さ灰汁の強さが好きな人には少し物足りない内容かなと
いうところで、過去作品にどっぷり嵌っていた型には厳しいかもしれません
もう少し抑え目がいいと思った方にはちょうどよい塩梅かなというところ

個性的なキャラはいますが、男キャラにそのパワーが割かれている作品です
ある種キャラゲーですが、ヒロインは弱いのでそちらは注意のこと
Hシーンが基本的に1回ずつという仕様ですしそのあたり、お察しください

基本的に序盤だけ日常の学園モノ、その後戦闘だらけの燃え作品ということで
それ系が好きな人は、体験版などで雰囲気を掴んで行けそうならありかなと


以下、ネタバレを含む感想です




【シナリオ】
ヒロインで区別すると微妙な気もしますが、便宜上各ヒロインルート扱いで

■真奈瀬晶
四四八の幼馴染の1人、目つきと口は悪いが仲間内では常識人ポジションである
四四八とは親ぐるみの付き合いであり、2人の仲は良く親にからかわれている
父「剛蔵」の思い人である「柊恵理子」との進まぬ関係仲を応援する親孝行な面もあり
その思いが表向きとはいえ、戦いの始まりの引き金となってしまっている

素直な性格ということで、ヒロインらしい場面もちらほら見られるかと思います
共通ルートでも水希とならんでヒロインしているのでヒロイン力は十分でして
個別に入っても素直に2人の関係について見ることが出来ましたね


最初の目的を考えると、まずこのルートから入るのが自然なのかなと思いつつ
1シナリオ、1勢力と考えると柊聖十郎といきなり戦うのは急すぎる気もしたり
更に、3シナリオで一番ややこしい仕掛けもあるので、意見は分かれそうですね
最終シナリオで明かされる、現実と夢界について一番のヒントがあるのもここです

聖十郎はこの時点では晶の力でしか勝利を得ることができないわけですけども
ここで終わらず神野によって復活し着々とリベンジを狙う辺りは面白いところかなと
この辺りは4シナリオと見せかけてのシナリオ構造が上手く生かされている気がします
ちょっとメタ的な評価になっていますが、あとで少し感心した部分です

聖十郎の能力は人間的には絶望的な能力ですから、絶望感を覚える意味でも
最初にプレイするのに向いたお話かなとも思ったりしますね



■龍辺歩美
晶と並ぶ幼馴染の1人、小柄で可愛らしい外見からマスコット的な扱いである
基本的にはボケを担当するにぎやかしだが、マイペースで肝が据わっているため
動転することがなく、最後まで冷静を保っているいざというとき頼りになる存在
歩美自身は幼馴染の間でも一歩引いた位置に居ることに対しては思うところがある
オタク気質でゲームが得意、中でもFSPは世界でもトップクラスの腕前である

一歩引きながらもポロっとこぼれる本音がよく、ついに抑え切れなくなる
という流れは鉄板で、そこはよいと思ったのですが、如何せん恋愛部分については
描写が短すぎて結ばれるまでの流れが急すぎる印象がありましたね

シナリオ的にみても狩摩という特殊な相手に対応して作られたキャラのような
狩摩が先か歩美が先かはともかくとして、本筋からして役割ばかり前に出ていた印象
とはいいつつも、時々見せる隙みたいな部分は可愛いと思うのですけどね


話は読みやすかったのですが、終盤駆け足と言いますか、飛ばされた部分も……
どうも最終ルート用に無理矢理含ませる部分を作ってないかなと思う部分もあり
情報量的には晶より多く、晶シナリオの答えあわせ的な部分はあるのですけど
結局肝心の要がわからないので順番的にはこちらが先でも良いのかもしれません

狩摩との決着はアレでよかったのかなと思いつつも、逆にらしい幕引きとも思えたり
ルールがあれなので仕方ないですが、三面含めしこりの残る決着だったなと
そこに輪を掛けるように後日談の巻きっぷりについては一体何があったのかと思うほど
全体的に煙に巻かれたような雰囲気を覚えてしまうシナリオになっていました
3人がリタイアしたことについては、もう晶ルートでなれたので置いておきます



■我堂鈴子
四四八のクラスメイトで、非常にハイスペックな優等生で四四八をライバル視する
ただし、詰めが非常に甘く、とんでもないミスをやらかしてしまう為、まず勝てない
お嬢様故高飛車な言動なども目立つが、根は善人で、隙も多いため愛されキャラ

日常ではネタのような顔芸が多く、ヒロイン度を著しく下げてしまっている
淳士とは幼馴染の関係でもアリ、その微妙な距離感(恋愛ではない)は面白いです


このシナリオに関しては、ヒロインルートというのが厳しいところですね
まず主人公がとらわれのお姫様状態で、一応鈴子がリーダーとなる辺りは
鈴子のシナリオといえなくもないのですけど、基本的に男衆に食われてしまいます

百合香が吸血して四四八がとらわれるって凄くHそうな展開なのですけど
全員違う方向むいていて、そんなことなかったという感じでした
いえ、こういう作品でそういう方向性のエロを求めるのは無駄だと思うんですけど

どちらかというと残った要素を全部詰め込んだシナリオ的な印象があります
何よりも男勢の活躍、そして、最強の敵「百鬼空亡」との戦闘など見所が多いです
散々な目にあったキーラも漸くまともに……まともに?……戦闘しますし
百合香の件もあるのですが、こっちも幽雫と鳴滝の世界になっていますし

女性キャラの比率が多い割には、完全に男のシナリオみたいな印象が強いですね
バトル描写とかが好きならば盛り上がるシナリオではないかなと思ったりもします
ただ、四四八が復活したあたりからは、本筋はクールダウンされる感じですね
終盤は完全に幽雫と鳴滝の戦いに持っていかれている感じです

ということで完全に男たちのシナリオ、ついでに鈴子という印象でした


■世良水希
2年間眠り続けて、復学と同時に四四八のクラスメイトとなった一応年上の女性
四四八の見る夢の世界で出会い、その後、運命?の再会を果たすことになる
人当たりの良い明るく気さくな聖灰汁で、四四八の仲間たちとは直ぐに打ち解けていく
夢界については四四八よりも詳しいようだが、何か隠している部分が見受けられる
神野に対しては並々ならぬ敵意を向けており、いきなり突っ込んでいくこともある

流石にメインだけあってプロローグからヒロインの人となりについて語られていますし
シナリオに何度となく登場するテーマに関わるものとなっているなど特別扱いです
その為、他のヒロインよりもインパクトは強いのですが、基本的に他3ルートだと空気で
攻略する頃には存在が希薄になっている可能性もあるという微妙なポジションでした

それでもヒロインらしく、身体を張って少ないお色気シーンを見せてくれる様は……
もう少し別ルートで別の方法存在を示すべきだったと思います、ハイ


本筋としては最終シナリオですね、全部やり直すことはなく最初からクライマックスです
鈴子ルートで煮え湯を飲んだ栄光と鳴滝がリベンジマッチをする部分もありますし
キーラも大活躍……大活躍?して鈴子と再戦があるのでやっぱり直前は鈴子かなと思ったり

敵数も多いので全体的にあっさりです、対策すれば怖くないって感じなのでしょうか
柊聖十郎との再戦については、四四八さんの成長に欠かせない要素だとしましても
他は全体的にあっけない結末が多いような気がしました、神野明影さんが小物過ぎて……
こういうトリックスター的な存在は第二形態になると駄目ですねって感じです

甘粕戦については、アラヤうるさいとかアラヤうざいとか色々思うところはあるのですけど
甘粕さんのキャラの面白さで許せてしまう感じです、勢いで楽しむことが出来ました
過去作も勢い的な部分はありましたけど、コレは完全に別ジャンルですね
負け方の潔さもよくて、萌えキャラといわれるのも仕方なしだと思います、ハイ


……追加される100年後については、逆に引っかかる部分もあるんですけど
100年後のために戦ったんで、そのためなのかなと思いつつ、こういったネタをやるには
時代が近すぎて色々引っかかる気がするんですよねーと細かいこと考えてしまったり
解釈が間違っているのかもしれないですけど、少し不思議な感じの演出でしたね

あと、その演出が昔の古きよきギャルゲーEDみたいになっているんですけど……



【Hシーン】
世良水希:2
真奈瀬晶:1
龍辺歩美:1
我堂鈴子:1

1人1回ずつ……世良水希のみ2シーンあります
といっても片方は特殊な場面に成っていますので
2シーンあるから2シーンは多少エロいってこともなく
お手本的な愛を確かめ合う為の初々しいシーンとなっています

この作品にHシーンを期待する方も殆どいないと思いますが
もう少し頑張っても罰が当たらないのではないでしょうか


【まとめ】
一般受けを狙って少し丸くなったかというと、なんかえらそうな意見ですけども
いつもより読みやすくマイルドな印象を受けてしまったのは確かでした
この系列に手を出すとき、覚悟を持って挑んだのですけど、意外とするする読めて……
個別シナリオのボリュームもそれぞれ無理が無くて、あっさり気味になっています
そんなわけであっさりコンプ……最後までするする読めたのはさすがという感じですけど
読んでいて疲れる、けどとめられない!みたいな性質の悪いクスリのような見たいなのを
無意識のうちに求めていた身としては、晶ルート以外はちょっと肩透かしに感じました
水希ルートだけでも、もう少し、と思うあたり、完全にライターの術中ですね

いつもと比較しなくても、全体的に物足りないのは間違いなかったです
特にキーラに敗北してからの流れ、急展開というか置いてけぼりと言いますか
シナリオ構成的に仕方ない部分もあるのですが、いきなり狩摩が出てきてもという感じで

修学旅行ぐらいまでのながれは凄く楽しかったのですよ、日常と夢界の切り替えとか
訓練は端折りすぎている気もしますが、そこからの事件、そしてキーラの登場で大敗北
ここからどうやって逆転していくのか!?と過去シリーズ含め一番好きな展開でした
それが分岐をしてみると……あれ?見たいな感じでしたね、晶ルートはわかるのですが
強敵と戦いながらも成長していく物語だと思ったんですが、キーラさん……

とまあ、シナリオの構造でノリきれない部分が出てしまっているなという印象です
水希ルートぐらい最初から攻略するぐらいの無茶を見たかったですね

キャラクターの魅力はやはり男で、甘粕かな、インパクト強かったです技とか負け方とか
最終戦はいつもはっちゃけますけど、そっちの方向じゃないよ的なずれが素敵でした

対して主人公は、交換の持てるキャラだと思うのですが、日常はともかく
戦闘では地味でしたね、実質グランドに行くまでは目立つ戦果がありませんし
水希も鈴子、そうですが、万能でつよいとやはりこの作品ではひかりにくいなと

と、色々引っかかる部分はあるのですが、やはり、最後まで読ませてくれる熱量はあり
雰囲気などがあうなら、手を出しても損はしない作品であると思います

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