
世間的にも個人的にも美少女ゲーム業界的にも激動の一年でした
今年は数だけで言えば多めにプレイしており、商業は64本でした
これに感想を書いたんだから体験版とかあまりできるわけないよね
しょうがないよね、と自分に言い訳をしてみる今日この頃ではあります
ただ、どうも一つ一つの作品の印象が弱まった気がしており
自分のプレイできる本数を超えてしまった感があるなという所です
廉価をぬけばやはり月3本ぐらいが私の限界かなと思うところです
去年は最後に逆転ホームランがあったのでよかったのですが
今回はコレというのに出会えず、あえて言うなら1月に出たアレですかね
本数の弊害は他にもあって、購入する作品の検討ができず冒険が減って
無難な結果になる作品を無難に買ってしまった気がするのが1つでした
ある程度期待したものが外れてしまうことも多かったのもあります
結果的に自分の責任で印象の薄い一年としたしまったなと
量より質とは言いませんが、もう少し質を優先し他方が良いかなと
反省する1年となりました、来年は絞って行きたいところです
そんな私事は置いて、個人的にブランドやらで印象的だったのは
アトリエかぐやが勢いを取り戻して、アストロノーツが……というところですか
前者は個人的な感想ですが、なんだか最近調子が良い印象ですね
対して、去年は強さを見せたアストロノーツは、今年は安定して新作を提供したものの
来年以降が色々怪しい雲行きになっているなと、色々思うところがある流れです
あとは戦国某の全年齢展開でしょうか、時々見られる流れでしたけど
まさかこのブランドがそういう手をとってくるとは予想だにしませんでした
そもそもあっぱれで2年延ばしたオチがコレかみたいな……
KEYはもう、ああいうメーカーですしHシーンがなくてもいいか的な部分もありますが
ここが非18禁にうまみを覚えても個人的に×だなと思い、今回は手を出しませんでした
そんなレベルの低い駆け引きはともかく、結局、今後どうなるのか?というところ
と、さっき激動とかいったのにたいしたことコメントできませんね、多分激動だった筈
最近こちらの雑誌を買っていないので世情に疎いのですよ、危険ですね
そんな、世の中のことは置いておいて、今年のプレイ作品で印象深いものなどを
例によって長くなるのとネタバレがふんだんに仕込まれる可能性があるので隠します
【今年の5本!】
去年と同じく10本を考えたのですがそろわず
無理に増やすぐらいなら、キリの良い5本に削ることに
と、ある程度かいて見返したら去年7本だったんだね
別に無理にきりよくする必要がなかったのではと思いつつ
すでに、5本のつもりで話を考えたので5本でいきます
リンクはタイトルは本ブログの感想
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■大図書館の羊飼い(オーガスト)
力のあるブランドがしっかり作った学園モノ恋愛ゲーということで
改めてここの強さを見た感じです、退屈になりがちな日常もさらっと読めて
シリアス部分もヒロインの魅力やシナリオのテンポを殺すことなくと
抑えるところをしっかり抑えた、完成度の高い作品だったと思います
話だけならありがちな作品ですけど、なかなかこのレベルではないですね
ブランドの力をしっかりと見せられた作品でした
■ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1-(インレ)
元は同人ゲームが音声ついて、シナリオを追加されて登場した作品
忠臣蔵という1つ題材でループをしながら飽きずに見せるのは凄いなと
ヒロインも魅力的で、サブでも色々気になるヒロインがいたのですけど……
そのあたりあまり美少女ゲーム的でない文法が見られるのも元同人ならではか
それが、良くも悪くも本作の魅力につながっているので、多くは言いません
追加シナリオ部分はいつもより期間がないためか駆け足気味かなと
特に終盤はかなりぶっ飛んだ展開のために好みは分かれるかと思います
ただ、今年でた中ではトップクラスに勢いのあった作品かと思います
商業作品をリリースしたということで今後どうなるかはあるんですけど
今後の活躍に期待したいブランドです
■たまはじ!-たまたまハジケル妹たち-(アトリエかぐや TEAM Gassa-Q)
新チーム3つが毎月新作となったとき不安8割、期待2割でしたが……
チーム名がひときわ意味不明だけどBYもHTPも良く考えた同じだった
そんな妹汁を髣髴とさせるとりあえず妹とべたべたエロエロする話です
正直、HTPの妹版じゃないかといわれると反論しにくい部分もありますが
年下で、イチャラブ方向に舵をきったのは上手いアクセントとなりました
このままHTPと上手く差別化していけばと、今後に期待したいチームですね
■モーレツにゃん×2クリニック 女医とナースがマンモスギザエロE(アトリエかぐやHonkyTonk Pumpkin)
わがままミルク~と悩んだのですけど、個人的な好みでこちらに軍配を上げました
かぐやの世界の医療機関に関わったら駄目だよというお話になっています
ハーレムの展開などはこちらのほうが癖が強いので、女性化とか苦手ならば
多分わがままミルク~の方が合うのではないかなと思います、私は大丈夫でした
キャラのデザインもこちらの方が特徴的なのですけどね、完全に個人の好みです
■巨乳ファンタジー外伝2(Waffle)
外伝にさらにナンバリングがついた、人気シリーズの続編にして完結編
多少マンネリを覚えつつも、やはり逆転は気持ちいい、安心して楽しめる作品です
ヒロインもさらに追加されつつ、全員の見せ場を作っているのは良いところかなと
Hシーンは相変わらずの胸偏重で、描写は人によっては合う合わないがありますが
濃さはありますし、Hシーンもシナリオとも波長が合えば非常に楽しめると思います
このシリーズが好きな人には安心しておススメできる作品になっていました
【今年の次点】
いくつか引っかかる部分があり5本ほどではないものの自分の中で印象に残った作品です
中には数の関係など非常にくだらない理由で時点落ちしたのもあったようななかったような
■お嬢様はご機嫌ナナメ(emsemble)
ところどころで光るお嬢様ゲー、とんがりすぎた部分もありますが
個人的に一部描写で気になる部分はありつつもヒロインは可愛かったです
内緒にしていたのですが、私、お嬢様ゲーが大好きでして
いつも過剰に期待してしまって、毎回肩透かしを食らうこと多いのです
それだけに雰囲気と、ヒロインの可愛さだけでも評価が甘くなります
ただ、変に経済に絡めたシナリオはそこまで要らなかったかなって……
個人的には詩綾様ぐらい肩の力抜けるシナリオでいいんですけどね、
■グリザイアの楽園(Front Wing)
ついに完結したグリザイアシリーズ3作目……なのですが
正しくは迷宮にあった「カプリスの繭」の続編という感じになっていまして
この両方あわせてヒロインは置いて雄二のためのシナリオになっていました
その為かHシーンもなく、美少女ゲームとしてどうなのかなと思う部分もあり
とはいっても、ヒロインの活躍はあるのですけど、それも次第にフェードアウト
最後が駆け足過ぎて、盛り上がりきれず、少し萎んでしまった印象です
他にも前作の引きから、本作の続きは意外とあっさりした展開でしたしね
一番気になったタナトスさんが肩透かしだったのもなんともといったところで
ところどころのイベントは印象深いものもあるのですが……
少し期待しすぎた分もあり、思ったより盛り上がれない作品でした
3作全体でみると感慨深いものもあるのですが、ここまで分けたのは?
と思うと、やはり最終的に全肯定がしにくい作品かなというところです
■妹ぱらだいす!2(MOONSTONE Cherry)
こちらも続編にして安定の路線、前作を知っていればなんと狂った設定か
殆ど前作のノリで楽しめるのがいいのか悪いのかという感じになっています
双子については少し変化球気味のヒロインだったのは面白いですね
ただ、さすがに前作と似通った部分が大きかったので、1作目よりは劣る印象
しかし、その辺りを比較して楽しむと何か発見があるかもしれません
Hシーンについては相変わらずのクオリティですので安心できます
そろそろトップページから18禁な絵が見られるのはどうにかしたほうがいいかなと
■わがままミルクDEしてあげる(アトリエかぐやHonkyTonk Pumpkin)
モーレツにゃん×2がなければこちらが上に上がっていました、時代の敗者です
こちらは姉ゲーとしての要素が強いですね、かぐやの姉キャラは好物です
HTP路線のいつものはどちらかというとこちらの方が多い気もしますので
そういう意味では、安定路線から少し外れてみたかったのもあります
なんだかんだ言いますけど、今年は2本とも個人的にはアリな作品でした
■ひとつ飛ばし恋愛(ASa Project)
ノリの良い掛け合いがウリとなるASaの新作は、ついに個別もドタバタを導入
終盤が上手くしまってた気もしますが、個別の失速はあまり感じなくなりました
ただ、少しテーマが変化球過ぎたかなという気もして、ヒロインが弱めでした
正直1つ飛ばさない恋愛を見てみたかったなと思うのはわがままでしょうか
しかし、この変化球もウリの1つだと思うので個人的な当たり外れについては置いて
今後の作品にも、こういった遊び心には期待したいところではあります
■LOVELY×CATION2(hibiki works)
パラメータ要素のある恋愛ゲームという感じですね
意外とアイテム回収とかシーン回収が楽しく、面白いアクセントになっていました
もう少し明確な変化があると、楽しめたのですが、そこが乏しいのはもったいない
システムの関係上、シナリオ的に薄いのは仕方がない感じでしょうかね
そのあたりが少しあっけなくて、印象が薄かったのが弱いポイントでした
■あおぞらストライプ(Astronuts Spica)
前作はサキュバスたちを題材にしましたが今度は海の家を舞台としての恋愛物語
夢に向かって走っている主人公が周囲の女性にちやほやされるという心地よい環境
海やファミレスやらの美味しい設定も上手く使った、抜きよりの萌えゲーです
ただ、どうしても「えれくと!」の萌よりの抜きゲーのほうが肌に合った身として
シナリオのボリュームが多くてHシーンまでの道のりが遠かったのが少し
しかし、やりたいことはこういうことだろうなのがしっかり見れた作品ではありました
尤も、絵師で色々あったみたいで、次回作といえないのが辛いところではあります
■魔王のくせに生イキだっ!2~今度は性戦だ!~(Luxury)
前作も次点だったミドルプライスの抜きゲーです
余計なストーリーを排除して基本イチャとHシーンに傾けており相変わらず好感触
ただ、エンドは増えたものの従者や天使勢単体のエンドが存在しないところや
ルキフグスのシーンがないという脇の甘さがもう一歩足りない作品でした
素材としては十分にそろっているはずなのに、見せ方で損している気がします
■S.D.I. -ムスメに童貞を奪われるボク-(Tangerine)
バックグラウンドが少し暗い、あまり見ないタイプのMゲーです
どうしても設定がネタに走りがちなこのジャンルにしては珍しいタイプで
勢い任せも嫌いではないですが、設定にしっかり意味を持たせたのが印象的
少し後味が悪いので万人にはおススメしがたいですが、かなりお気に入りです
■HHG 女神の終焉(ういんどみる)
Hyper→Highspeed→Geniusの続編、一応新作として楽しめなくもないですが
前作と違いヒロイン個別のお話に力を入れた作品となっています
主人公も立っていますし、キャラゲーとしてかなり楽しめる作品になていました
ただ、その反面、本編が前作ありきで、ちょっとあっけない感じもありまして
そこが前作より少し落として次点にとどまる結果となりました
【ツイッター賞】
■おねだりしなさいお兄様(ARMADILLO)
ツイッター賞とは、管理人がツイッターで尤もつぶやいた作品に贈られる賞である!
そんなのしらねーよという感じではありますが、ネタにしやすい作品でした
特筆すべきはなによりも、その意味不明な調教パートとパラメータにありまして
多分周回した回数で言えば今年尤も周回したゲームといえるでしょう、凄い!
ネタにしてますけど、これがもう少し快適に遊べるようになっており
調教パートがもう少し凝っていたら今年の一本として紹介してました
そのもう少しが果てしなく遠いんですがね……アイデアはすばらしいのに……
【同人ゲーム】
最近となりましてはすでに無視でいない状態となった同人ゲーム
ということで個別で特に気に入った作品などをピックアップします
■ROBF(アスガル騎士団)
某有名MMORPGをベースにしたBFRPGという、非常に奇妙なめぐり合わせの作品
非常に手馴れて作られたゲームという感じでしょうか、安心してプレイできます
原作再現にも配慮されており、プレイ済みならさらに楽しめること間違いなしです
数多くのモンスターが現れ負けシーンも豊富にアリと抜き方面もさることながら
自分のスタイルに合った育成を行いダンジョンやモンスターを倒す楽しさもあります
抜きとしてゲームとして全体的に高レベルにまとまった作品だったのではないかと思います
■もんむす・くえすと!終章(とろとろレジスタンス)
まさか、本当に完結するとは、と思わず言ってしまうほどの規模の作品
中章のテンションを崩さず最後まで駆け抜ける事ができた作品でした
もちろんHシーンありきですけど、王道のファンタジーとしても楽しめます
ただ、後半は異形の敵やルカを殺す目的の相手が多すぎたのは少し難でして
抜きとしては少し他よりも人を選ぶ部分の多い作品になっているかなと
でも、やはり何処か数シーン、波長の合うシーンは出てきて……
この3作を通せば商業なみの値段となるのですが、決して後悔はしない内容です
もんむすに襲われるというシチュに抵抗がないなら迷わずGOな作品でしょう
【ヒロイン】
2013年のプレイ作品で気に入ったヒロインたちです
・望月真帆(大図書館の羊飼い)
・出水和琴(LOVELY×CATION2)
・瀬里奈・マルグリッド・オクタヴィアス(星ノ音サンクチュアリ)
・江口怜亜(モーレツ☆にゃん×2クリニック)
・サリー・霧宮(HHG 女神の終焉)
苦戦の作品群に反してキャラは本気でどの娘を選ぶか悩みました
それこそ10人ぐらい選んでも良かった気がするのですが抑えました
ヒロインについては確実に私のつぼを押さえてくるようになりました
……私がちょろくなっただけかもしれません、ちょろい娘は大好きです
【私的なこと】
さらに体験版をやる回数が減って製品版との記事数がついに逆転しました
それ自体は悪いことではないですが、弊害が色々あり、それは先に語ったとおり
商業ソフトが増えたといっても、今年はM目当てのロープライスも多めなのですね
昔は探してもなかったのですが、今年は探せば何なりと出て充実はしていましたね
ここから界隈がレベルアップをしていけばと期待をかける今日この頃です
さて、今年の12月はおとなしかった分、1月は結構来るので派手になりそうです
来年は作品数を抑えるといいましたけど、変に本数を増やさないという意味であり
本当にほしいものはしっかり、変に本数をふやそうとしない、しっかり吟味する
をキーワードに2014年は手を出していこうかと思います
後は、同人、音声作品が少しおとなしくなり気合の入ったゲームが増えている印象
商業を意識して収まるところに収まる作品よりも、個人の趣味が入った
同人ゲームのほうにこのジャンルは任せてもいいのではと心が傾くこともしばしば
商業には商業の魅力があるので、同人オンリーになることはないつもりですけど
今後も力関係が変わっていきそうだ、と感じさせられた1年でしたね
感想にもなっていないプレイ作品も結構あるのが同人ゲームにはあります
そんな同人の来年の注目は……色々あるのですけど、出ない可能性もあるので
とりあえず黙っておきます、アレとか来年の年末すら怪しいですしね
と、そんな感じで2013年でした
自分のプレイした作品群では振り切れない部分もありましたけど
それは自分の作品の選び方が悪かったんだとポジティヴにとらえまして
2014年はガンガンにせめていきたいと思います!……本数は減らしますけど


