
【あらすじ】
この世には3つの世界
人の暮らす人間界と、魔族の暮らす魔界、天族の暮らす天界が存在し
本来それぞれの世界は交わらないはずであった……
しかし、魔界では領土を東西南北の4方に分け4つの魔王が争っており
膠着状態を解決する為、人間界に居る大魔法使いに4魔王それぞれが接触した
30歳を迎えたエロゲオタで定職なしで童貞だった「森井蔵之助」であるが
すったもんだの挙句、魔王とお付のメイドと共にコマして惚れさせてしまい
最終的には分割統治という形で争いを沈静化させる形となった(前作の話)
そんなわけで、4人の魔王と暮らしながら、今までと変わらず定職もなく
エロゲーに浸る自堕落三昧をしていた蔵之助の前に新たな客人がやってくる
1人は、メイド長としてメイドは愚か魔王にも恐れられる「ルキフグス」
コレ自体は、メイドたちと魔王が説教されるだけで話は終わるのだが……
天界で起きている魔界を静観する穏健派と滅ぼそうとする改革派の争いを止めるべく
穏健派リーダーのおの付天使「ガートルード」が蔵之助を連れ去ることで自体は急展開
魔王も巻き込んで天界の争いに巻き込まれることになるがココは(本編でも)省略して
魔王や蔵之助の活躍もあり事態は収束を見せた、あ、ルキフグスは元・最強の魔王でした
そんなわけで、再び日常に戻ろうとしたところで、何故か天界から客人がやってくる
穏健派のリーダー「マルグリット」と改革派のリーダー「ブリジット」
天界の事件で蔵之助に惚れた2人は何かと理由をつけて蔵之助の家に棲むことになる
2人のリーダーを慮るガートルードは、自分の身体を使って蔵之助を脅したり
2人を炊きつけたりしながら、強引に体の関係を結ばせてしまうことになる
これによって、魔王とメイドだけでなく天界の面々も全部食ってしまった蔵之助
蔵之助の住む家は、一瞬緊張状態となるがルキフグスの介入によって
期限内に蔵之助が一人を選ぶということで、話を纏めてしまうことになる
果たして、蔵之助は誰を選ぶことになるのだろうか?
長々と書きましたが、要は過程抜きで天界のヒロイン二人が補充された形です
【システム】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定あり
・シナリオスキップあり
・Hシーンの選択肢固定あり
・Hシーンのカウントダウンあり
基本的な機能はあり、Hシーンに特化したタイプです
シナリオスキップはデフォルトがOFFなので、ONにすると便利です
ゲームとしてはMAP選択タイプで、ヒロインは11にいますがEDは7種類
魔王は勢力別に、天界はひとまとめ、あとは前作と同じハーレムと従者END
マップ内にいるドット絵風のヒロインを選択するとイベントが始まります
選択によって特定条件を満たすとEDに分岐することになります
詳しい条件は殆ど攻略ヒントに全て書かれているので難しくはありません
【雑感】
前作から素直にパワーアップした続編という感じになっています
ヒロインがかなり増えている為、簡素化している部分もあって、そこがシナリオ
基本的に蔵之助が誰を選ぶかという恋愛的な部分に偏ってしまっています
マルグリットとブリジットは過程が無いですが全員が萌えエロゲーの個別が如くで
本当に難しい事を全て抜きにした、お手軽な作品として徹底されていマス
EDについては勢力別に分けたことで、前作よりも行き届いていますが
天使はひとまとめだったり、単独は無かったり、ルキフグスはシーンすらなかったり
と、やはり微妙にかゆいところに手が届いていない気がする仕様になっています
その辺りは気になるものの基本的にはお手軽でボリュームのある抜きゲーとして○
ということで、ヒロインに興味を持たれたならオススメできる一本であるかと
以下、ネタバレというか長くなるので略します
【攻略】
ヒントはあるんですが、解りくいのもあるのでもう少し詳しく
・魔王エンド:ヒントどおり従者とセットで攻略すると自動で分岐
・女神エンド:マルグリットとブリジットを選択していく
・従者エンド:従者を2回ずつ選択すると分岐
・ハーレムエンド:従者を含めて最低1人1回を選択して最終日を迎える
・ノーマル(バッド?_)エンド:上記条件を最終日まで満たさない
従者エンディングは、ガートルードが4回選択できる中2回でいいので
回収も同時に行う場合はガートルートを4回選んだ後他の従者とすると効率がいいです
ハーレムエンドは画像が罠になっていますが従者も含めて全員になります
ノーマルエンドは画像も無くルキフグスにオシオキされるだけです、がっかりです
【ヒロイン】
■アンジェリカ・ノル・ベルツフォカ
魔界では北方を統治していた「アスモデウス」、単体の戦闘力は4人では最強
前回から単独EDがあり優遇傾向であるが、今回は他と並ぶ形となった
人間社会ではデイトレードで財をなすなど、上手く順応している優等生である
唯一、蔵之助を真人間に戻そうと頑張っているがその辺りは報われない
全うなヒロインゆえに、ノーマルなシーンが多いがSMッぽいプレイもあり
■ジトニャ・ノル・ブトカ
アンジェリカお付のメイドであるサキュバス、基本的には真面目で人間界にも順応
ただスイッチが入ると種族ゆえの淫乱さが出て、蔵之助の精をいただく場面が何度も
描写はされないが、機を見ては蔵之助をいただいている様子……
アンジェリカのことが大好きで軽く百合が入っていたがHシーンでは自重されている
Hシーンもジトニャからリードするようなプレイが多く、軽く受けっぽいシーンとなる
自身の本分である淫夢を見せて絞るシーンも登場して漸く本懐を遂げる
■メイシャオ・シー・カオリャンチャウ
アスタロトらしい西方の魔王、我侭な性格で周囲を振り回すことがしばしば
人間界でぐうたらになってしまったらしく、思わぬ姿で登場することになる
基本的には、傲慢でいるが、いざ強く出られると弱いのはお約束であろうか
今回は度々のぐうたらでタオにも怒られ立つ瀬が無い、元から無かった……
Hシーンで度々鼻が消失するが、鼻が低いって設定ありましたっけ?
Hシーンは野外だったり寝ているときだったりと、蔵之助からの意地悪が多い
デブシャオとのシーンも1シーンぐらい…‥やっぱりいいです
■タオ
気弱なメイシャオつきのメイドであるスライム
ドジッ娘で、何かと失敗してはメイシャオに怒られている
今回の件ではメイシャオのあまりな態度にキレて怖い部分も……
気弱なメイドの為押し倒すことが多いが酔うと変色して逆に……
スライムなので触れた部分がスライム化したりと描写は多少特殊である
■エレアノール・エスト・ロートシルト
バエルらしい東方の魔王、見た目は幼くで性格も実際幼い
周囲に威厳を保つ為筋骨隆々の男にしか見えないモードに変身する事もできるが
その形態は今回は登場の機会も少なく、そのあたり美少女ゲー的な配慮が見られる
今回はとにかく無邪気に蔵之助にからんできて、自然体で居る印象
プレイはエレノアールからの悪戯的なプレイが多い、軽く受け的な部分も
また、エンディング後のプレイは結構マニアックなモノになっている
■レオヴィル・バルト
真面目で優等生なエレアノール付きのメイドで種族はアラクネ
偶に見せる女の子っぽい描写もあり、属性つめすぎな感じもするメイドである
発情すると抑えきれなくなり蔵之助を襲うのは今回も同様である
発情して襲われるシーンがあり3シーン中2シーンはレオヴィル主導になる
その際は自身のクモノイトを使った特殊なプレイとなっている
■アスセンシオン・スル・バルバンクール
ベルゼブブらしい南方の魔王、中二病が現在も進行中の魔王様
日常に溶け込んだ為に、取り繕う為の可愛い描写などが見られる
唯一蔵之助のほうが主導権を奪われるというかあわせる必要のある疲れる子
SMプレイへの欲求も段々過激になっており蔵之助すらも戸惑わせる
HシーンはSMチックなプレイが多い、ドMなので自らシチュエーションを用意する
魔王の中では唯一、EDに子供の姿が見られず、いたってマイペースです
■デメララ・オレンダイン
厨二病に嵌り続ける、主人を生暖かく見守るラミアのメイド
全ヒロインでも一番年上っぽい雰囲気を出しており、落ち着いている
それを通り越して、大抵のことには傍観モードに入っている気がする
しかし、自分に注目が向けられるとしっかり誘惑してくる出来た女性である
Hシーンは大人の包容力もありながら、ありとあらゆるプレイに応えてくれる
ラミアらしく尻尾を具現化させてロールさせるプレイもある
■マルグリット・セントレア・ヘネシー
穏健派のリーダーである女神、穏やかな性格だが実力は髄一でアンジェリカ並みの実力者
天界の争いで色々あったところを、蔵之助に助けられて惚れることになる
特にちょろくは無いのだが描写がない為、詳しいところは解らない
蔵之助を理解して歩んでいこうとする、よき女性だが、嫉妬深い部分もあり
Hシーンでは意外と意地悪なところを見せて主導権を握る事も
可愛らしいモノには目が無いのか、ショタ化した蔵之助に本章をさらけ出す
■ブリジット・セントレア・ヘネシー
マルグリットの妹で改革派のリーダーだった、攻撃力は髄一である
展開の争いで最終的には蔵之助に敗北し諭されたらしく、蔵之助を認めている様子
改革派ではあるが、基本的には常識人で、礼儀を重んじる由緒正しきお嬢様
しっかりとツンの部分を守る由緒正しきツンデレヒロインでもある
基本的に、メイシャオと比較される部分も多いが、ヒロイン力はこちらに軍配が
Hシーンはうぶなのに無理に背伸びして自爆するといった描写が多い
微笑ましいブリジットの努力を生暖かい目で見守りつつ悪戯しましょう
■ガートルード・エギュベル
マルグリットのお付の天使、ブリジットの事も勿論良く知っている
2人の思いを知っており、魔王達をけん制しつつ、2人をたきつける
魔王にも敬語を話すなど、基本的に礼儀はしっかりしているが蔵之助には態度が悪い
始終毒舌を飛ばしているが、二人の恋路は応援している複雑な娘である
Hシーンは基本的に付き合ってくれるものの、嵌りきらない感じの描写が多い
それについては、最後のシーンで理由が明かされる……基本はマグロ属性?
【Hシーン】
アンジェリカ:7
メイシャオ:7
エレアノール:7
アスセンシオン:7
マルグリット:5
ブリジット:5
ガートルード:5
ジトニャ:3
タオ:3
レオヴィル:3
デメララ:3
マルグリット+ブリジット:1
従者ハーレム:1
全員ハーレム:1
魔王は7枠、天界勢5枠、メイド3枠という均等構成、ルキフグスはない
新ヒロインの天界勢がメインヒロイン各扱いの割りに微妙な立ち位置
従者エンドに巻き込まれるもシーンが多いガートルードも微妙な立ち位置
Hシーンは基本的にはラブラブを抑えつつ、各ヒロインの個性のシーンを幾つかという構成
細かいシチュはともかく、大体の方向性はヒロインの項目参照のこと
【まとめ】
前作よりヒロインが増えながらパワーアップしたまさしく2といった作品
Hシーンについては素直にそういえるのですが、シナリオについては簡略化しました
基本的には蔵之助を誰が選ぶかに帰結するので、それぞれの萌えイベントを見つつ
恋愛関係を進めていく、そして告白という感じの単純な仕様になっています
天界?魔界?ハテ?といったところですね、ヒロインが決まると即EDに向いますし
そもそもマルグリットもブリジットも略しすぎというレベルではないです
シナリオや過程がどうかではなく、ヒロインを気に入るかどうかすべてということで
良くも悪くも実用性を重視した作品になっているかなと思います
そんなわけで、ヒロインと実際に結ばれるまでがいいという人には向いて無いです
恋愛の駆け引きとかいいからとりあえずHシーン見せろ!という方には向いています
そこが合えば全体的にライトながら抑えるところは抑えた抜きゲーとして楽しめるかなと
しかし多少被りはあるもののヒロインひとりひとりが何だかんだと立っているのは
この大人数では凄いなーと、その辺りさすがNEXTON系なのか、関係ないのかはともかく
お手軽ハーレムとしても楽しめます、やることは殆どHだけなのですけどね
と、お手軽なハーレム系抜きゲーを楽しみたい人にオススメの作品になっています
色々と属性も抑えていますし、数うちゃ当たるは健在という感じですね


