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伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

プレスタ ~Preciouas Star's フェスティバル~ 感想

アトリエかぐやFortissimo ff
「プレスタ ~Preciouas Star's フェスティバル~」の感想です

2つ目の新チームの作品はどちらかというと萌え重視でしょうか
SD原画としてchoco chip氏が加わっているのも特徴です

【あらすじ】
様々な学科をもつ巨大学園「響之森学園」にかよう「倉嶋芳崇」は
平凡な学園生活を過ごすことに焦燥感を覚え何かをしたいと考えていた
友人の薦めもあって学園最大のイベントである通称「プレスタ」こと
「Preciouas☆Star's フェスティバル」にプロデューサーとして参加することにする

素人である芳崇が勢いで作り上げた企画書は絵空事のようなもので
実現すれば素晴らしいが、企画すら通らないと思われていた……
しかし、その企画が通過してしまいそれどころか学園の有名どころが
一同に介する豪華メンバーを要する最注目の企画となることに

情熱と決断力を武器に周囲に助けられつつも企画を引っ張っていく芳崇
全国区の有名人を要するがゆえに様々なトラブルに巻き込まれしまったり
はたまたメンバー同士で人間関係で色々とトラブルが生まれてしまったり
順風満帆とはいえない中で、果たして芳崇はプレスタを成功に導けるのだろうか?


【システム】
・画面は16:9
・キャラ別音声設定あり

機能的には最低限でしょうか
機能はともかくインターフェースは微妙に使いにくい印象があります
メッセージウインドウにはボイス調節Qセーブ/ロード、オート、スキップのみ
それ以外の機能を選ぶには画面右下の「COMMAND」をクリック(或いは右クリック)
する必要があります、しかしこの画面には設定変更画面は表示されず
設定を弄ろうとするとマウスカーソルを画面の上に持っていく必要があります
と、中途半端にバラバラにされていて、戸惑う部分があります
セーブ画面が微妙に重く感じるのも選択肢が多めのゲームでは不便ですね

本作にはプロフィール画面というものがあり、選択すると
各キャラクターの現在わかっているプロフィールと好感度が見ることが出来ます
この好感度を見つつゲームを進めていくと便利ですが、これもメッセージウインドウ
右上のハートマークをクリックする必要があり、微妙に見分けにくく感じました
そもそもこれもコマンドとかに含めてよかったのではと思うのですけどね……

余談ですがCOMMANDのメニューではLoadがLordと誤字されていたりもします
など、致命的なバグはないと思いますが、少々気になってしまう足回りでしたね


また演出面で、立ち絵のないサブキャラクターは
画面にカットインで口元から鼻あたりまでの顔が映し出されます
一部しか映ってないものその絵を見る限りM&M氏やChocoChip氏、唯月たすく氏
とメーカー始まっていらうの豪華メンバーになっています……いいのかこの演出


攻略対象となるヒロインは4人+1で1キャラあっさりと攻略出来るサブがいます
ハーレム展開などはなく、エンディングも分岐せず基本的に一本道のお話です
共通ルートの選択肢により好感度が変動していき一定値(75)以上あると
終盤でヒロインとして選択することが可能になります、同時攻略可能です
プロフィール画面という部分でいつでも好感度が確認可能で攻略は容易いかと思います


【雑感】
今となっては懐かしい気もするご都合主義のハーレム学園モノという感じです
学園でも一般人が近づきがたい有名どころばかりがヒロインとして一堂に会して
主人公にかまってもらおうとアプローチをかけてくる姿は非常にわかりやすいです
ここまでコテコテなスタイルは最近見ない気がするので多少懐かしさを覚えたり

こういった作品の場合求められるのは萌えゲーとしての側面イチャラブなのですが
どうにも個別に入るとあっさり終わってしまうことが多く短めなのが残念なところでして
ヒロインのアプローチは良かったのですからこのあと一通りイチャイチャいして山場
あるいはあっさりとエンディングまで突っ走るのは物足りなさを覚えました

抜きゲーなら本作ぐらいでの尺でもHシーンのボリュームさえあれば良いのですけど
萌えゲーと見るともう少しノンビリヒロインとのイチャラブを楽しませてほしかったです
逆に抜きゲーとして見たとしたら今度はHシーンが少々弱めになっているかなと思いました

どちらの良い点もカバーしようとして中途半端になっている気がする作品という感じで
作品の受ける印象に対して大きく外している感じではないのですがどちらも一歩足りない
突き抜けた部分などのない売りとなる部分があいまいな作品に感じました

何が悪いというわけではないですが強く勧める部分もない作品という感じです
ヒロインとかシチュエーションが気に入るならば手を出しても悪くはないですかね……


以下、ネタバレを含む感想




【ヒロイン】
■保科ハルナ
本名「倉里陽菜」思い出の女の子枠その1、幼少時代は男の友人として記憶しており
女性としては意識していなかった為、正しくは思い出の親友というところ
再会した時はあまりに変わった雰囲気と芸名を名乗っていたことから気付かなかった
多分本名を名乗っていてもこの主人公は気付かなかった気もするのですけど……

幼馴染枠は基本的にプレスタの前後にある3人の恋愛の決着とその後になりますが
その後のお話としては特筆することもない定番ネタとなってしまうので
魅せ場的な意味ではやはり3人の関係の決着のほうがメインという感じでしょうか

芸名であるとかパスケースであるとか仕掛けを色々使っているシナリオですけど
どれも少し考えれば直ぐに解決するような問題を引っ張ってこじらせるのは……
シナリオの都合で動かされすぎてなんかいろいろもやもやする展開になっていました

その後は、アイドルという立場が問題になるわけですが、会える機会には
とことん甘えてこようとする態度は非常に良かったと思います
その期間が短くてあっさり終盤へ移るのは物足りませんでしたが……



■鷹司亜璃亜
思い出の女の子その2、過去に結婚の約束をしていたベタベタな立ち位置である
クールな見た目に反してかなり情熱的に好意を示してくるヒロインでもある
その熱意は共通ルートの選択肢1つでそのまま個別ルートに分岐させるほど
決着があっさり気味ですが、コレぐらい勢いのあったほうが印象にも残るなと
泣き崩れるハルナを見てもハルナは敗北した方が映える気がするのです

シナリオはお金持ちなのでお偉いさんとの付き合いが発生して云々かんぬん
周囲の助けを借りて殴り込みをかける流れとかも含めて王道という感じですが
端から見れば少しは我慢しろよと思ってしまう設定周りはなんとも……
それぐらい熱々のカップルということで、基本勢いで突き進むシナリオですね

ヒロインはとにかくベタベタという感じで、告白後はずっとくっついています
胸が大きいということもあり胸を使ったプレイも多いです、演奏の邪魔になりそう……
共通ルートの時点ではさんでくるのはかぐやらしい部分だと思います、はい


■日比野鈿女
後輩2人はプレスタが終着点という感じでそこまでにそれぞれの抱える問題を解決
という感じになっています、解決した後はエンディングまでひたすらイチャイチャ
しかし全体的な尺で見ると短めで物足りないのはメイン二人と一緒ですけども

恋愛を知るために芳崇とスキンシップを取るうちに思いは大きくなり
その思いに振り回され、芳崇の前から逃げてしまうことになってしまう
距離を置いて互いの思いを自覚し、トラブルを越えて2人は本当のラブラブな関係に
と……プレスタと全く関係のないシナリオです、性能高すぎてそっち方面は
殆ど問題なく解決してしまうんですよね、ただプレスタのステージの裏方視点
というのは他にはなくてなかなか新鮮な感じで見られるシナリオでした

恋愛に目覚めてからの独占欲全開な態度は定番ですけどもいいと思います
しかし、足によるプレイが1シーンしかないのはどういうことなんですか


■笠本霧羽
周囲に心配をかけるほど練習に打ち込む霧羽にはどんな秘密がという感じの導入ですが
そのネタ自体はあっさりとしたもので、とにかく真っ直ぐな好意を向けてきます

霧羽の主人公逆攻略という感じでしょうか、練習が父との大切な思い出から
芳崇への今という思い出へ変わっていくといくのですが、霧羽がその辺りは
あっさり解決してしまうので、霧羽の成長の余韻的な者に浸ることもなく
ひたすら慕ってくる、後輩を可愛がってあげましょう的な話になっています
長く書くのもアレですけど、もう少し引っ張っても良かったんじゃないかなって



■蓬莱マナナ
シナリオ自体はあっけないものの、典型的な意地っ張りヒロインという感じで
ギャップを楽しむには十分な人材ではないかと思います
EDでは他のヒロインと違ってあっさりとアイドルを引退してお嫁さんになる
というのはメイン4人とは対照的な扱いは少し面白いと思いました



【Hシーン】
保科ハルナ:7
鷹司亜璃亜:7
日比野鈿女:9
笠本霧羽:8
蓬莱マナナ:1

最低7シーンということで、萌えゲーには多く抜きゲーには足りずというところ
シーンによってはあっさりしたものもあり、抜きゲー目的だと全体的に弱いです
プレイ的にも胸や足を使うものはありますが、マニアックなプレイはありません
基本的に抜きよりの萌えゲーぐらいのレベルで収まっているのではないかと思います

その割には本番まで行かないとは言え、結構大胆なプレイが
共通ルートで挟まる辺り、萌えゲーと素直にいえない部分もあるのですが


【まとめ】
作品の雰囲気としてはなんとも懐かしく、流行からはずれている気がしますが
それよりも、抜きゲーにも萌えゲーにも後一歩足りない感じが気になる作品でした
目指すところは後期のBYにあたるのでしょうけど、全体的に不足気味でしたね
色々あったとはいえ、アトリエかぐやに望む以上は抜きゲーとして相応のものを期待しますし
代わりに萌えゲーとして売るにしても、代わりとなるだけのレベルが欲しかったです

個人的にヒロインのアピールしてくる部分などはコテコテではありますけど
結構ニヤニヤ出来ていただけに、全体的にあっさり終わってしまったのは残念でした
個別のシナリオも直ぐに最後の山場に移ってしまうのでなんともあっけない印象で
この部分をもっと尺を増やしてイチャラブ+エロで怒涛の攻めを見せれば
エッチなイチャラブゲーとしてブランドの特性も活かせそうだったのですけども
小さくまとまってしまい、全体的に薄い作品で終わってしまったという印象です

大手萌えゲーメーカーのようなパフォーマンスは難しいでしょうし
もう少し特色となる部分を尖らせて、メーカーならではというのを作らないと
今後も厳しいのではないのかと思いました、つまりHシーンの充実をですね……

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