伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

ひとつ飛ばし恋愛 感想

ASa Projectの「ひとつ飛ばし恋愛」の感想です

【あらすじ】
父親の単身赴任につきあって3年前に町を離れていた主人公「三枝和樹」は
戻ってきた街で姉妹や従姉、幼馴染達といった昔懐かしい面々と再会する
彼女達にはそれぞれ親しい友人がおり、和樹は友人の身内という形で出会う
最初は、間接的な関係、しかし、妙な縁から次第に惹かれあっていき……

幼馴染でも姉でも妹でもない、ひとつ飛ばした関係のヒロイン達との恋愛
というのがテーマとなった、美少女ゲームとしては変則的な構成の作品
果たして身内の友人との恋愛関係はうまくいくのか?


【システム】
・画面は16:9
・個別音声設定あり
・システム音声設定あり

基本的な足回りになっています、進行の便利機能などプラスアルファはありません
攻略対象となるヒロインは4人、隠しヒロインなどはなく、サブも攻略不能
シナリオは個別分岐前の選択肢で1発分岐(ただし事前のヒロインごとの二択が影響)
この単純仕様のため、便利機能などは必要ないというところでしょうか


【雑感】
美少女ゲームという特殊な環境下では定番どころである幼馴染や姉妹を避けて
その友人などを攻略対象にするというのは特殊なようで意外とそうでもないような
ひとつ飛ばしというと特殊な気もしますが、ヒロインのポジションとしては
作品のメインでは殆どないものの以前からあったというのが殆どなきもしますね

その上で特殊なのはメインを張れる素材が存在するのにあえて避けていることでしょう
姉、妹はともかく幼馴染、従姉あたりは普通にヒロインとしていても問題ない感じで
問題はないけど、この作品のテーマのために避けているといったポジションに見えます

それをして、ひとつ飛ばしして恋愛をすることに奇をてらう以外の意味があったか
となるのですが、正直その部分についてはあまりなかったように思えます
私としては、メインを張ったひとつ飛ばしのヒロインへ向かっていく理由として
主人公の和樹が惚れたという作品の都合以外に特に見出すことができませんでした

もちろん個別に入ってデレた後のヒロインは、十分魅力をもっていたと思いますし
そこはお約束的をしっかり抑えているが故の部分もありひとつ飛ばし故ではないかなと
テーマに拘り過ぎるものではないですが、個別に分岐してデレるまでの間というのは
どうも興味が薄いヒロインを攻略している時のような気分に近いものがありまして
シナリオを引っ張っていくヒロインとしてはどれも弱い部分があるなと思いました

ただ、個別のシリアスになると主人公とヒロインではなく、ヒロインとサブヒロイン
ということで、友人同士での関係が強めに描かれているような印象がありまして
もうひとつの狙いと思われる女性同士の友情についてはしっかり抑えられており
「ひとつ飛ばし恋愛」はともかく、メインとサブのセットについては成功しているかなと
しかし、それだと主人公がないがしろになると思ったのか、そこで終わらずに
再びヒロインとのドタバタな日常に戻しているためにオチが弱くなっていたりして
なんだかメーカー自ら設定したテーマに振り回されている感じがしましたね

前作の好評を得てか「寿りさ」が、かなり暴走したキャラとなっている気がしますが
その辺りが問題なければ、テキストについては相変わらず楽しめるかなと思います
個別で多少ネタの勢いは弱まるも、シリアスな展開は控えめになっておりまして
基本は配点ションな掛け合いとヒロインとのイチャラブという感じになっています

全体的には「ひとつ飛ばし恋愛」というテーマに過剰に期待しないのならば
前作同様にキャラ同士の掛け合いを中心としたネタ成分が強めのラブコメとして
楽しめるかと、またイチャラブ描写についても、かなり甘めに描かれているので
ヒロインが純粋に気にいているなら手を出してみてもいいかと思われます


以下、ネタバレを含む感想




【ヒロイン】
■園原碧里
妹「三枝紅」の喧嘩友達のような存在、水泳部の新人で夏芽の後輩にあたる
変わったしゃべり方で、ちょっと浮いた存在である紅に対して素直な後輩
共通ルートの時点で好感を持っている相手であるた基本は順風満帆な流れ

最初から親しい感じから、順調に付き合いそのまま安定してしまうので
特にプレイヤーも和樹も碧里も特にひとつ飛ばしの特殊性を感じることなく
あっさりと恋愛ストーリーがはじまり一応の決着がついてしまっている

どちらかというと、碧里の友人であり主人公の妹である紅の話になる
そこからはシリアス部分を担当する紅がシナリオもっていっており
合間のイチャラブ担当が碧里という図式、ヒロインとして食われている気も

シリアスというかシナリオのメイン部分は最後まで紅という印象ですが
それがまずい気がするから最後のシーン追加したのではないかと思うほど
最後のイベントがおまけ過ぎるんですけど、これは……


■蒼木夏芽
姉「三枝メグ」の友人である上級生で水泳部のキャプテンを勤めている
厳しい性格もあり、初対面の人間などは苦手意識を持つものも多い
園原碧里の部活の先輩であり、和樹の悪友「蒼木恭次郎」の姉でもある
と、なにかと間接的な接点の多いヒロインだが活躍はそこまで多くない

恭次郎が恋をしたということで、アドバイスを得るために和樹は
女性で周囲の相談できる相手として一番まともそうな夏芽を選ぶことになる
夏芽に恋愛感情を持っていた和樹も相談という機会を活かし仲を深めていく
その意図が明確になり、相談はなくなってしまうが夏芽自身も惹かれていた

恋愛自体は非常にヘタレである為、メグにあおられて動くという形でくっつく
メグは助演的な立場で使われる面が大きく、その辺りは紅とは立場が大きく異なる
そもそもメグという人間自体がこの世界では完成された存在である為に
メグ自身を変に暴走させることもできないのか、シリアス部分の展開も唐突で
無理に良いシーンを使って過去語りして作品のテンプレに当てはめている気も


■玉森桜
クラスメイト兼幼馴染「五味斑千乃」のもう一人の幼馴染であり親友
桜にとっては唯一無二の親友であり、依存が強く、正直張りこむ余地がないほど
和樹に対する態度も学園の優等生として接するも、特に思うところはない様子

嘗ては太っており周囲にいじられていた経験があり、千乃に守ってもらっていた
しかし、やせて容姿が良くなると途端に擦り寄ってきたという過去があり
その経緯もあり軽く男性不信の嫌いもある、千乃の幼馴染ということで
何度となく交流していくうちに、和樹は例外として打ち解けて行く
そして、ある事件をきっかけに千乃と桜と和樹の関係は逆転していくことになり……

デレた後は依存一直線という感じで、かなりの糖分多めの甘々キャラになります
人によっては、メインルート以外の彼女のキャラはかなり嫌悪を分けそうですが
それを取り戻すかのように、ひたすらイチャイチャして千乃が疎外感を覚えます
今までの関係と恋人ができてからの関係というのを一番明確に描いているかなと

因みに中盤で喧嘩らしい喧嘩をしたこともないただ仲の良い2人の関係を
和樹が気にする描写もあるが、特にその後フォローされることはなかった


■寿りさ
いとこの「羽田野阿知華」の舎弟である金髪、同級生で桜のクラスメイト
先輩には無駄に弱く、同級生にはふざけた態度で、後輩には無駄に強気
とにかくヒロインを捨てたようにシモネタ、メタネタなんでもござれな娘

前回のヒロイン「乃来亜」の好評を受けてなのか変顔が非常に多く
ネタもメタなネタやヒロインを捨てたものが多い
この娘をヒロインと思えるかどうかは結構分かれそうなところ

くっつく過程もかなり適当になっており、どうやってくっつくのか?という
一番気になる解を力技でねじ伏せてしまっている辺りこれでいいのかなぁと
ある意味、このキャラらしい展開ではあるのですけども、なんでもありですね

阿知華もポテンシャルはありつつも、全体的に影が薄いキャラになっていました
家族ぐるみの関係での過去など大きいアドバンテージはあるんですけども
どうにも薄味な気がしますし、そもそも、この話にりさがまったく必要ないという……

他はだいたいヒロインとサブヒロインの関係が大きく尺を割かれるんですけど
りさについてはサブヒロインと主人公という変化球……誰を攻略しているんですっけ?

【Hシーン】
・園原碧里:4
・蒼木夏芽:4
・玉森桜:4
・寿りさ:4

均等に4回ずつ、サブヒロインとの3Pとかはありません
ヒロインと結ばれてからは等間隔でHシーンがあり、4シーン目はおまけ的な特殊プレイ
胸の大きいヒロインは胸ではさんだり、足を使ったりと多少の特殊プレイはあり
野外プレイなど特殊な場所でのプレイもあり、一人だけ電車とか超難易度もあり
内容自体は萌えゲーの平均的な濃さという感じですかね


【まとめ】
色々と設定に変化球を入れてくるメーカーですが、今回はち少し変化させすぎたのか
作っている側が振り回されている部分が多くあるのではないかと思いました

「ひとつ飛ばし」のヒロインについて一番ネックとなりそうだと思ったのが
主人公とヒロインはどうやって互いに惹かれて行くのかという部分だったんですが
碧里と桜はなんとなくわからなくもないのですが、他2人は勢いで誤魔化された感もあり
テーマ的にみてもシナリオの流れ的に見ても、妹の友人、幼馴染の友人が描きたいもので
他の2人は無理やり数合わせに持ってこられた感があるなというのが正直なところです

また、前作からの課題ともいえた個別シナリオの失速については意識して変えてきたのか
本作ではシリアスといいますか、少し良い話的な流れは各シナリオの終盤に少しあるものの
それが最後を締めるイベントになるということもなく、意外とあっさりと着地させており
基本的にはネタとイチャラブ重視という感じで、個別での勢いの失速は緩和させているなと
イチャラブ描写自体がコメディ部分を弱くしているといってしまえばそれまでですが…・・・

しかし逆に、シリアスとなるイベントを越えた後は、それ以上の山場が作れないためか
結末はこれからも騒がしい日常が続きますよ的などたばたエンドといったものが多く
タイミングも唐突であるために、グダグダなまま終わっているという印象もありました

コメディを中心とした作品なんだから、こういう構成もありだとは思うのですが、
碧里シナリオなどはそれなりにきれいな切りどころが見えていたため、最後のグダグダ感は
なんとも勿体無いかなと思ったりもします、そういう作品でないといえばそれまでですが……

色々思うところはありますがヒロインとサブヒロインにプラス主人公という微妙な間柄から
ヒロインと主人公にプラスサブヒロインという図式に入れ替わる逆転現象を描いていき
最後にヒロインとサブヒロインの和解(友情の再確認)を描くというのは面白い試みかなと

それがどうもヒロインとのイチャラブと独立していてヒロイン対主人公対サブヒロインではなく
ヒロイン対主人公とヒロイン対サブヒロインという図式になっている気もしましたけど……
その辺り、もう少し3人である必要性とかに説得力が持たせられていたらなと思いました

コメディやイチャラブやシリアスの描写などパーツパーツは面白いと思う部分もあるので
このあたりを如何にうまくひとつの話として組み立てるかがポイントになるのですかね
それがもう少しうまく出ていればかなり印象は違うものになったのかなと思ったり

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。