
マルチとかやってない人間の感想ですのでその辺り適当に
ジャンル的には……3D対戦アクション?
ボスである対戦相手と戦う為ザコ戦を在る程度倒す必要があったり
ボス戦の周囲にもザコが登場したりすることもありますけど
基本的には忍者である少女たちの戦いがメインになるでしょう
本作の特徴はなんと言ってもCERO Dで大丈夫なのか?という程の過激な描写で
下着になるのは当たり前で、更にその下も……と言うレベルの露出になります
故にCERO Zでもコンシュマーで出ることが問題視されそうな作品なのですが
どうやらCERO Dで問題ないようで……色々と心配になる作品です
そんな過激さのみが売りかと思ったら意外とアクション部分も楽しく
複雑なコマンド入力を要求しない簡単操作の爽快アクションながらも
ガード弾きや閃乱と陽乱と陰乱のモード切替による戦い方の変更など
駆引きの要素も存在しており、なかなか侮りがたいゲームになっています
長くなるので
【基本的な部分】
操作可能なキャラは20、どれも魅力的且つ個性的な濃いキャラに仕上がっており
簡易ながらもストーリーモードが全員分用意されているなどしっかり作られています
ストーリーモードはキャラ個別の短いエピソードが楽しめる「百花繚乱記」と
各学園(勢力)毎の単位での長めのストーリーが楽しめる「新説少女忍法帖」があります
前者はキャラの魅力(?)を見せるための比較的コミカルな展開が多く
後者は勢力毎に差異はあるものの意外とシリアスな展開になることが多いです
百花繚乱記は全員知り合いであそれなりに仲良しという設定が存在しますが
その辺りは「新説少女忍法帖」とかなり雰囲気が違うものになっていますので
イメージ的には「新説少女忍法帖」→「百花繚乱記」という形なのかもしれません
ただし、このゲーム各キャラクターにレベルという概念がありまして
初期の1から最大50まで上がります、これの高低が難易度に大きく響くのです
故にまったく百花繚乱記でキャラクターのレベルを上げずに少女忍法帖に挑むと
アクションが苦手な人には大変苦労するゲームになってしまうかもしれません
キャラの性質を知る意味でも一度は百花繚乱記をクリアしておいたほうが
ゲームの進行はスムーズになるかなとは思うのですけど、その辺り好き好きですね
私はLv30~40ぐらいに上げてから少女忍法帖やってました……
レベル上げはともかく対CPUなら基本的にはコンボをつないで快適なゲームです
グラフィックは上手くディフォルメされておりキャラは可愛く表現されており
それが特にラグなどの問題を起こさずに楽しむことが出来ますなかなか爽快です
ただ、問題点も結構あって単純に快適とはいいがたいのですよね
ロックオンの件もあるのですけど、最大の問題となる部分はロード時間の長さでしょう
ステージの開始には毎回10秒~20秒程度掛かります、パッチを充てた状態です
ロードのタイミングだと不用意に電源などが切れないので結構不便に感じます
また、個別のストーリーを見る百花繚乱記の場合全て5ステージ構成なのですが
「ロード」→「ステージ1」→「セーブ画面」→「ロード」→「ステージ2」→……
とクリアまでほぼ止めどころがなく続けていくことになります
一時的にゲームを閉じる場合にはステージプレイ中ぐらいしかないという不便さ
セーブ画面も結構ネックで毎回するかしないか聞いてきた上オートセーブではなく
セーブ画面を開いて操作させるなどプレイヤーの操作が介入する必要があり
面倒くささを冗長しています、キャンセルするにも「NO」選択の手間がありますし
こんな仕様ですがこのモードを中断する仕様はあっても「やり直し」は出来ません
操作ミスなどで思ったような結果が出ない場合は一度任務を中断するか終了させて
もう一度そのステージからやり直す必要があります、因みにそのステージだけは出来ず
そのステージから開始と言う形になるのでステージ2だけやりたくてもステージ3が開始
ステージ3以降やりたくなければそこまでいって任務を放棄する必要があります
格ゲーのアーケードモードを考えれば途中で止めれないのは道理だとは思うのですけど
格ゲーのアーケードでも1キャラ倒すごとにセーブするか聞いたりロード時間だったり
その辺りの問題が基本的には無いはずです、あったらごめんなさい
と、百花繚乱記だけでもかなり文句が出てしまう結果となっています
どれもロードがそれなりに早ければ少々面倒くさいで済む話なのですけど
ロード時間が長い為にこの足回りが非常にもどかしくてストレスになります
新説少女忍法帖については無理やりステージを継続する事はないのですが
こちらは多くの場合1ステージクリアするごとに拠点画面に戻ってしまいます
シナリオに連続性があるか否かの違いなのでしょうけど、これも結構不便です
それこそセーブのように「ストーリーを続けますか?」とでも聞けばいいのに
場合によっては1戦終わっただけで拠点画面に戻って続きを遊ぶために
もう一度任務の項目を選んで「新説少女忍法帖」を選んで「章」を選んで
章内のどのチャプターを遊ぶか選ぶというプロセスはかなりあほらしいと思いました
そんな感じでメインとなるゲームパートをつなぐ部分にかなり不満がありました
正直ゲーム部分は結構楽しいなと思いつつ遅々とすすまなかったのはコレでした
合間合間にやろうにもロード時間があるし……みたいな感じで避けてしまうのです
【アクションパート】
肝心のゲームパートはレベル上げたおかげもあってスイスイでしたね
特に開幕陰乱を行うと開始数秒で終わるような任務もあって……ロードのほうが長い
アクションが苦手な人でも開幕陰乱→適当に連打→秘伝忍法で何とかできると思います
余裕が出てくると他の楽しみ方もできますし、CPUと戦う範囲では気軽に楽しめる範疇
といってもレベルが上がるとザコが嫌がらせだらけになるのはなぁとも思ったり
一部のザコとか登場時にだけ命をかけている種類がいますよね初見殺しといういじめ
初見殺しの鴉とモグラ、無駄にガードする亀バズーカー、無駄に固い熊のやつ
辺りがこのゲームの面倒くさい相手かなと思います、それこそボスの忍者よりも……
忍者戦はハードにしない限りは最終ステージ以外ガードも使わないので
適当に間合いとって殴るだけでなんとかなりますしねレベル差が激しいと尚更……
ちなみに相手が忍転身をする前に秘伝忍法を当てれば忍転身せずに勝利が出来たりと
更に横着した戦いも可能になったりします、陰乱のもう1つのメリットです
陽乱は陽乱でハイパーアーマがあり、閃乱は閃乱で空中コンボが充実します
お気軽は陰乱ですが他でも色々と楽しむことが出来るのではないかと思います
(それらの恩恵を受けるためには結構やりこむ必要がありますけども)
キャラによっては凄いコンボ数をあっさりたたき出したりお手軽操作で無双気分
高難度だとそう簡単ではないですがレベルの救済処置もありますし
アクションがそこまで得意でなくても(私程度でも)なんとかなるでしょう
【適当なキャラの印象】
■半蔵
・飛鳥
モグラアタックが強いですけどロックオンが手間
普通に殴ってもそれなりにいけるから問題ないかなぁ
・斑鳩
お兄様が可愛い
ショートダッシュキャンセルが使えるので普通に強い
だけど他ほど壊れた性能じゃないかなぁって
・葛城
△溜めと強秘伝忍法が強力
一方的な展開は得意じゃないですけど
敵に回すとノーダメージが結構きつい相手
・柳生
彼女は本当に妹なんていたのでしょうか?
7777連要因として有用、敵に回すと厄介ですね
・雲雀
ジャンプ→□→□→□→□→□→……
強秘伝忍法がかなり安定した性能なのであっさり勝てたり
■焔愚連隊
・焔
命駆すると軌道が変わりすぎて使いづらい印象
シャナモードは強いけど強引にいくなら弱秘伝忍法のほうが楽
・詠
全体的に遅いしそんなに射程が長くない……
ただジャンプ+□は優秀で壁に追い込むとほぼ勝利確定
・日影
性質的は焔と近い気がする、ショートダッシュキャンセルもあり基本的には優秀
足でかき回して適当に駆け回ってるだけで倒せるんじゃないかなって
・春花
命駆で相手を凍らせながら戦うとあっさり勝てたりする
閃乱で戦うとグダグダになる可能性が……秘伝忍法はどっちも強い
・未来
中距離特化で範囲も広いが決定打に駆けるのでハイパーアーマ系に弱い
命駆や忍転身で火力を上げると強くなる、シナリオの扱いに反して強い
■月閃
・雪泉
うーん微妙、凍らせられるのが唯一の特徴かなぁと対CPU話
ただ月閃メンバーは汚れも少なく全員可愛いのがうりプリ
・叢
月閃のショートダッシュキャンセル係……そこそこ強い
秘伝忍法は犬が強いだけとか言っちゃだめ、まあまあ優秀だと思う
・夜桜
本作髄一の真面目枠……汚れは無いけど性能的に不遇かなぁと
ジャンプ+△が二段階で結構強力、あと地上でも突進がかなり強力で
相手が忍転身をする暇を与えずにつぶせたりする、そんな時もある
・四季
ジャパニーズニンジャ!かなり攻撃がトリッキーで敵だと厄介
味方として?ギャップキャラで良い娘だとおもうんですけどねぇ、はい
・美野里
このエピソードのせいで黒影様は凄く評判落としたよね
全体的にお馬鹿キャラ多いのに更に子供那キャラを用意されても……
バケツ突進は強いと思う、でも自爆技あるよね?攻撃判定あるの?
■蛇女
・雅緋
作品が作品なら主人公タイプになりそうな人性能は高く安定した強さ
作品の扱いは強キャラなんだろうけど扱い的に基本ピエロだよねーって
・忌夢
この枠は柳生でいっぱいなんですけど……
シナリオ的にはかませ枠ですが、正直最強クラスの性能かなーって
痺れとピヨりで一方的に戦えます、秘伝忍法は弱のほうが決定力あるかも
・紫
百花繚乱ですら暗いんですけどこの人……だいたい忌夢が悪いと思う
姉と違ってかなり使いにくい印象です……でもおっぱい大きいからいいよね!
・両備
蛇女の良心……え?最後の引き金引いたキャラもお前だろうって?
強攻撃は隙が生じやすいから基本は□でぺちぺち殴っているといいです
巨乳モードは好みじゃないので命駆ばかりやります
・両奈
蛇女では一番狂っているようで一番落ち着いていた娘
結局やることやるんですけどね……春花との関係は一体なんなんだ……
適当に回転しているだけで周囲に被害を撒き散らす厄介なキャラクター
忍転身中とかも銃声聞こえるけど気のせいだって……
【シナリオとか】
少女忍法帖は最初3つの学園から選択できます
前5章形式で1章ごとに所属する5人の忍者全員を使うので25ステージ構成といったところ
各ステージは方向キーの右を入れることで難易度を5段階プラスするハードを選択できます
特にメリットは無いですが閃陽陰の稼ぎには有効な場合があるようです
仕様はともかく
「死塾月閃女学園」は善忍のエリート学園らしく、特にメインとなる5人は
敬愛する祖父の意思を都合と悪忍を問答無用で根絶やしにしようとしています
そんなわけで悪忍と交わる半蔵学園ゆるすまじと喧嘩を吹っかけていくことになります
お話は比較的ライトで、全勢力の魅力を見せるには丁度よい塩梅なっていますね
「善忍」「悪忍」という誤解の与える字面をそのまま誤解して暴走している感があり
お話的に強引だなと思うわけですが、それはともかくとして
しかし悪忍なしでは云々自分達の手を汚さないでいいからって正当化しているだけのような
「秘立蛇女子学園」は悪忍の学園で、前作焔たちが抜け忍になった為
焔たちへの制裁と半蔵学園の復讐、ついでに喧嘩売ってきた月閃をつぶす話になっています
月閃と蛇女の扱いは自分たちのメイン以外は酷いですけど仕様のようです
その裏では復讐物語が潜んでいたり、他と違って倒した相手が退場したりと
全体的にハードで喰らい話になっています、最後の話は正直……うーんというところで
しかし、やることやっているのに最後だけ爽やかに締めても騙されないぞ……
「国立半蔵学院」は1作目から操作可能になっている所謂主人公チーム的な存在
一応、襲ってきた月閃を倒すシナリオなのですがゲームでは勝利シナリオでは敗北
が多すぎてなんとも……特に酷いのは秘立蛇女の三人が同時に襲ってきて
それを退けたのにあいてが何故かつまらない相手とか勝ち誇るシーンがあったり
その後特に音沙汰なく退場する蛇女の面々の扱いはなかなかに酷いと思います
どうでもいいけど、メイン意外だと叢さんはいい役もらえるなぁ
3つクリアすると焔紅蓮隊が登場これは全体の総括と次へ向けての話がされます
「焔愚連隊」は元蛇女のメンバーで、前作のいざこざで抜け忍となりました
その辺りのいざこざは軽く説明されるのでなんとかなるでしょう、なるよね
抜け忍はさぞつらいだろうと思いきやかなりお気楽なシナリオになっています
一応蛇女周りはシリアスなんですけど、それ以外やることないのかなぁなぁ感が
どのシナリオでも忌夢の小物臭は安定だよねプレイヤーキャラでは髄一の強さなのに
クリアすると最終決戦とか言うのが始まりますこれだけ難易度が選べずやたら高難易度
飛鳥と焔から選べてタイマンで勝てればクリアですレベルがないとかなり難しいです
どちらで勝ってもいいですが一度は両方プレイしないとアイテムが揃いません
百花繚乱記については……基本酷い話だったねになります
大抵のキャラクターのイメージダウンにつながります上がる人もいるかもしれません
忌夢さんはちょっと救えない人です夜桜さんがやたら真面目で逆に違和感があります
【過激な表現について】
正直このゲームやっていて過激だなと思えどエロイなと思うことはなく
ただなんとなく気まずい気分になるゲームであるとは思いました
なんていうんでしょう深夜番組をみるようないけなさと言いましょうか
いけないことをしていることに興奮するんであって描写自体はそれほどというところ
家庭用ゲームの殆どがそのカテゴリーに属するんですけどね
そういえば最近そういう深夜番組ってあまり無いような気がするんですけど
その辺りが一部の過激な深夜アニメに回ったのかなと的はずれな憶測をしてみたり
そんな感じで深夜アニメ的ないけない気分になりたければ良いよって感じですね
【まとめ】
ゲームが始まればテンポのよいアクションゲームだけどその間をつなぐものが……
他にも細かいところが気になったりしますけどおおむね満足したかなと言うところで
ロードを中心として足回りがもう少し快適になれば更に化けるゲームになるかなと
ただ過激なゲームだけで終わらせるのは勿体無いのでこの方向性を更に洗練して
単体でも楽しめるゲームとして育っていって欲しいなと思わせるものでした
その上でこの濃いキャラも過激な描写は忘れてはいけないのでしょうけど……
萌えキャラとかその類を憎んでないならお手軽アクションとして手を出してもいいかも
意外と楽しめるかも知れませんよということで……
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