伝統攻撃

でも、それって根本的に感想になっていませんよね?

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大図書館の羊飼い 感想

オーガストの「大図書館の羊飼い」の感想です

前作のユースティアの暗く退廃的な雰囲気のファンタジーから一転して
明るい雰囲気の現代が舞台となる学園モノとなっている本作は
メーカーではおなじみの○○とみせかけてなフェイントもあまりなく
少し不思議な設定が存在する学園モノぐらいに纏まった作品です

ヒロインはメイン5人+サブ3人の8人とかなり多くなっており
更にメインのうち4人はおまけに近いとはいえ2つの目ルートがあるために
EDにすると12もあるというかなりボリュームの多い作品になっています
攻略自体は単純ですが全てを見るとかなり手間に感じる部分もあるでしょう

シナリオはおおまかに二つの展開に分岐するようになっており
羊飼いなどの要素が殆ど関わらないままヒロインと付き合っていく展開と
羊飼いなどの不思議要素がある程度関わってくる展開に大きく分けられます
後者の展開は1人でも攻略したあとにアンロックされるようになっています

不思議要素といってもシナリオにがっつり絡んでくるわけでもなく
展開のスパイス程度の扱いになっておりどちらにしろ大人しめかなと思います
超展開やシナリオをひっくり返す大仕掛けをを期待している人には弱いかなと

その分堅実に学園モノ、恋愛モノとして書かれているかなと思います
大きなイベントなどはあっさり流されるなど派手さにはかけますが
キャラクターなどがしっかり描かれており掛け合いなどで楽しむことが出来ます

その割にはボリュームがあるので、人によっては眠くなるかもしれません
個人的にはテンポがよく進んでいくので退屈せずに楽しむ事は出来ました
1つのイベントに対してテキストが長くなりすぎないように書かれているのでしょうか
全体的にあっさり終わらせて変に長引かせないのが功を奏した印象です
勿論合う合わないはあるので、合わないとかなり辛い内容になる可能性もあり

あっさり気味の味付けにした反動か魅せば等もあっさり目に片付けられている気も
ヒロインとのイチャイチャあたりはもう少し濃厚に書いて欲しかった部分もあり
シナリオの展開についてもあっさりと決着がつくことも多くなっています
変に曇る展開や引っ張る展開も無いのですが、そういう展開を期待する人には
あまりにあっけなさ過ぎると感じる内容になっているかもしれません

と、前作と打って変わってヒロインとの交流を楽しむことを重点においた作品
全体的にあっさり気味で物足りないと思ってしまう部分はあるものの
丁寧に作られていはいるので、ヒロインが気に入って雰囲気があえば
しっかりと楽しめることが出来る内容になっていたかと思います

基本的にはキャラ同士の掛け合い重視なので体験版などで確認すると良いかと
逆に前作の雰囲気に強く惹かれた人や超展開を期待する人には弱いですかね


後、いろいろプレイしていて思ったのは細かいところで気を使ってるなという部分
画面演出は流行のアニメや驚きの新システムがあるわけでもないですが
画面のエフェクトなどで漫画チックに表現するとか上手く演出しています
ツイートでも語ったんですけど外箱がすごく空けやすくなっていたりして
やっていることは難しくないんですけど、小技を駆使して上手くやっているなと
妙に感心する部分の多い作品となっていました、意外とこういう部分って大事ですね


以下、ネタバレを含む感想





【システム】
・画面は16:9(4:3と切り替え可能)
・キャラ別音声設定あり
・シーンバックあり
・コンティニュー機能あり
・ゲームパッド、キーボード対応
・マウスジェスチャー対応
・シナリオのロックあり

いろいろあり、マウスジェスチャーなど凝った機能も可能ですが
多分このゲームで一番欲しいであろうシーンスキップがありません
共通部が多い中攻略することも多い中でぜひ欲しい機能でしたが
よりによってないということで、微妙に不満の残る足回りでした

シナリオは1周目は「小太刀凪」を除く4人のメインヒロインと
サブ3人が攻略できる羊飼いの関わらないルートしかプレイできません
2周目以降は出来るだけヒロインを贔屓しない選択肢が登場して
それを選んでいくと小太刀凪を含むメインヒロイン5人が攻略できる
羊飼いの設定が関わるルートに分岐できるようになっています

メインヒロインのシナリオをクリアするとそれに対応した
後日談が「Appendix Story」でプレイできるようになります




【ヒロイン】
■白崎つぐみ
ふとしたトラブルが原因で出会い色々あって図書部の部長となる同級生
学園をもっと楽しくしたいという具体性のに乏しい目標を持って動いているが
そこに向かって動くエネルギーはすさまじく、周囲をひきつけていくことになる
シナリオによっては図書部すら越えて生徒会にまで手を伸ばしていくことに

ということなのですが実態はそこまでのキャラかなというと微妙なところですね
比較対象となるのが桜庭さんと望月さんになるので仕方ないのですけども
下手したらシナリオで食われているような気がしないでもない娘になっています

扱い的にはパッケージヒロインというべきか、こういう言い方をする以上は
シナリオの中では中心人物ではないというか羊飼いという要素で言うと
下手をすれば一番遠い位置にいる娘、一般人代表、普通の娘という感じ
普通の可愛い娘ではあるのですけど、どちらかというとサブのほうが生きるタイプで
にぎやかしとして弄られているほうがおいしい娘になっていますね

この娘だけは羊飼いが関連する簡易なシナリオのほうが生きてくるなという感じで
羊飼いという非日常が表に立ってはじめて生きてくる日常代表的な存在でした



■桜庭玉藻
つぐみの親友でサポートのようなことをしている、時期を同じく図書部に入部
出会いの雰囲気から難儀な娘と思いきやなかなかに物分りの良い娘
図書部の実質的なまとめ役であり、少々頑張りすぎているきらいもある
基本は真面目な図書部のまとめ役ではあるが、冗談なども通じる柔軟さはある
たまにかっこつけたようなくさいセリフを言って自爆する修正がある
出身の地方では姫あつかいの歴史ある家柄のお嬢さまであったりする

あざというプレイヤー狙い撃ちヒロイン、対応するサブヒロインもおらず
乙女チックなヒロインらしく恋人関係になるのも若干早めになっており
思う存分イチャイチャすることが出来たりします、羊飼いルートも乙女です

シナリオは正直つぐみって桜庭ルートのために作られたのではと思うほど
自分のシナリオよりも活躍するつぐみの活躍ぶり……はともかくとして
度を過ぎた努力家で何事も自分で抱え込んでしまう内罰的な部分があります
何かと面倒くさい娘なのですけど、その分みせる弱味とのギャップが素敵です

ここでは親友キャラの高峰のとある設定が明らかになるわけですけど
このほかで生かされることは殆どないのですよね、まあ必要ないですけど


■御園千莉
学園では声楽を志しており実力はトップクラス、しかし現在、講義はサボり気味
世界に通用する実力がありながら活かそうとしないことを周囲から疎まれている
あまり強く干渉されることに慣れていないのか、桜庭などとは口論になることも
声優として活動をする放送部の「芹沢水結」とはなにかしら過去にあった様子
初対面だとドライでクールな印象があるが、懐くとかなりの悪戯好きとわかる
素直でなく天邪鬼な面もあり最初の頃は「鈴木佳奈」からは子供っぽいと思われるも
話し合っていくうちに友人として認め合っていくことになる

なかなかに立ち位置が難しいヒロインだなぁと少しクルーな後輩というのは
クール系が実質不在なので問題のですけど少々周囲の濃さに負けている気も
安定してくるとちょっと天邪鬼な友達思いの良い娘なんですけども
こうヒロインが多いとつぐみ同様存在が希薄になってしまうというか
後輩勢で友人にもなっていく鈴木がキャラとして濃いのも微妙に仇となっていますね


■鈴木佳奈
食堂のウェイトレスとして出会った後輩、ノリがよく誰とでも話をすることが出来る
図書部に入部してからは体当たり芸でムードメーカーとして活躍していくことに
しかし、その態度は彼女の過去の経験から生まれた賢く生きる為の処世術であり
本来の自分は違うという、まあよくある類の病気ですが対処しないと長引くやつです

読書が趣味だったり自分の腹のうちを隠す処世術だったりを身につける辺りからして
主人公に一番近いタイプと語られます、それでいて距離を置いて冷静に観察できる
という主人公だったからこそ鈴木の特性を早くに知ることが出来たという感じで

主人公→鈴木の関係に限らず鈴木→主人公や白崎→桜庭であるとか桜庭自身とか
表面上はキャラを演じつつも、しっかりと互いを見ているんだなぁと言う感じで
こじれても最悪まではいかないだろうという安心感がありますね

生きるのに必死な感じの娘ですが、文章を書く才覚を発揮、持ち前のガッツと合わせて
要所要所で活躍していく存在となります、桜庭に次ぐ図書部の功労者という感じです


■小太刀凪
煩い図書部を注意しに来た図書委員、メインヒロインでは唯一図書部ではない
主人公の部屋の隣に住んでおり、テレビを見るために遊びに来る
何度か接触をして思わせぶりな態度を見せたり、ドライな態度をとったり
つかみどころが無い……何故か動物全般を非常に苦手としている

シナリオ上の仕掛けを一手に引き受けているヒロイン
それ故1周目では攻略できず羊飼いに近づくことが条件となっている
共通ルートでも明かされる羊飼いの仮免であり、図書部結成の原因となった

羊飼いの正体と役割、そしてその上司、羊飼いのあり方が語られる一方
親友の高峰に退学の危機が訪れ生徒会と図書部が選挙で争うことになってしまう

その一方で羊飼いの仮免から脱却できるよう試験を受けることになる凪と主人公
凪の性格がドライで他人の幸せを純粋に願えないが為試験に苦戦する
羊飼いの試験を受けるうちに凪ではなく無自覚の主人公が合格してしまう

こちらのルートではナナイの正体についてはあまり語られることは無く
割とあっさり羊飼いを振りきります、代わりに小太刀の過去についてが中心
何かと設定がつめつめの凪と主人公の過去、その関係が明らかになります
過去を聞くと忍びないけどやっぱりギザで攻められる凪の明日はどっちだ

胸が大きいため裸立絵でも正面を向くとフェイスウインドウで見れない不具合が……



■望月真帆
事あるごとに主人公に生徒会入りの勧誘をかけてくる生徒会長
天才やエリートの集まる学園で生徒会長を務め支持を集める凄い人
図書部の勧誘で主人公をめぐり多少きつい態度を見せることもあるが
基本的には良い人……というか凄く器の大きい人である、通称もっちー
茶目っ気もあり親しみもあるがそれが原因か嬉野さんに弱みを握られている

学園の問題に関わる場合は何かとサポートしてくれたりと活躍は多く
副会長で羊飼いルートの敵役になる「多岐川」さんも要するなど
良くも悪くも、シナリオで何かとお世話になる方であります

つぐみルートから分岐することに、正直つぐみより目立ってる……
欠点らしい欠点といえば最初から主人公に一途な好意を抱いていることか
後輩キャラだとこういう立ち位置は多いですけど先輩キャラは結構珍しい気も


■芹沢水結
声優としても活躍する放送部のホープ、千莉ルートの途中から分岐できる
嘗ては千莉の友人であるが、ある発表会を境に疎遠となっている
千莉が天才ゆえの悩みなら、こちらは秀才ゆえの悩みという感じで
話の構造自体はサブヒロインだけあって単純で全うな恋愛という感じで
放送での告白というか暴露はありがちですが結構好きなネタです

あと、個人的に上半身だけ脱いだ立ち絵がよかったと思います


■嬉野紗弓美
食堂の看板ウェイトレスで鈴木の先輩、サイズがAAな人
プログラムで高い技能を持ち論文なども発表しているらしい
情報方面では学園髄一で敵に回すと非常に厄介な相手
いつも笑顔を絶やさないが素は黒く、怒らせてはいけない
趣味はゲーム、表向きは可愛いイメージのゲームであるが
本来はFPSなどが得意で、趣味が高じてゲーム同好会を過去につく手いる

シナリオは楽しくゲームしているうちに打ち解けていくだけ
可愛がられてキレる嬉野さんが可愛いと思ったら末期です……可愛い



【Hシーン】
・白崎つぐみ:4
・桜庭玉藻:4
・御園千莉:4
・鈴木佳奈:4
・千莉+佳奈:1
・小太刀凪:3
・望月真帆:1
・芹沢水結:1
・嬉野紗弓美:1

メイン4人は本編で2回羊飼いルートで1回Apeendixで1回
小太刀凪は別ルートが無いので本編の2回とAppendixで1回
千莉+佳奈は2人のルーとクリア後にAppendixで1回
サブヒロインは本人のルートで1回

多岐川さんを除いて立ち絵のあるヒロイン全員にHシーンあり
基本はノーマルなプレイで前戯→本番という流れになっています
複数回あるヒロインはコスチュームとか野外とかの差異がある程度
過激なプレイやマニアックなプレイはありません
あえて言えばおまけで3Pがあるくらいでしょうか

回数はヒロインの数もありそれなりにありますが全体を見ると少ないぐらい
ただ、Hシーンをウリにしているメーカーではないですい濃くてもアレなので
抑えるところは抑えているという感じでそれほど不満などはありません
しかしHシーンになるとヒロインのビジュアルが少々変わるような気が……


【まとめ】
丁寧に作られた少し不思議な学園青春モノという感じでしょうか
爆発力には欠けますが安定感があり純粋に学園モノのADVを求めるなら問題ないかと
超展開が無いのもですが、本来なら派手に演出しても良いであろうイベントを
悉くスルーしている為、大きくはずすことは無いものの大きく当たることもないかなと
演出にも派手さは無いですが、小技が聞いている感じで上手さを感じました

ヒロインは個人の好みで差はあるもののどの娘も可愛く描写されていたかと
サブはともかくメインはそれぞれしっかりとキャラの背景が書かれていました
サブは解りやすく可愛いヒロインを書いているという感じですねどの娘も良かったです
ただ、これだけ良い娘が揃っているのですが個別ルートは全体的にあっさり目で
イチャラブがどれも少々足りないような印象を受けました

ただ、全体的にあっさりな味付けをすることで話を冗長にすることなく
テンポ良く話を進められたなという側面もあるので好みで分かれる部分かと思います
シナリオの山場に着いても全体的に大人しめになっていたかと思います

共通ルートなど日常のテキストでもそうなのですが、あまり余韻に浸らせること無く
見せたい部分が終わればあっさりと話を区切るのが、テンポのよさに繋がっており
長い共通ルートでもだれることなく読めたのはこの辺りの調理があってこそでしょう

逆に濃厚な描写を期待してしまうと、このあっさり風味は仇になるかなと思います
主人公たちにとっての大イベントでは準備期間に多くの時間を書かれており
当日は殆ど何も無く結果がかかれるのみなど非常に淡白な描写で終わっています
この辺りは長々とヒロインとのデートを書かれてもだれていた可能性はありますが
影響がメインの山場であるとかヒロインとのイチャラブまで及んでいる感じで
物足りなさを生んでいる気もするのが少々不満の残る部分でした

多くを求めればきりがないですが、このボリュームをあまり退屈することなく楽しめ
また、8人もいるヒロインの全てに魅力を覚えたという辺りで十分満足しました
業界の大手が手堅く作ったまっとうな学園青春モノ萌えゲーと言うことで
こういったジャンルが好きならぜひオススメしたい作品になっていました
こういう全うな学園モノというのもたまにプレイすると楽しいよねって事で

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コメント


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前回が異世界モノだったのに対して、今回は基本にのっとった王道学園モノ。しかし、最近のユーザーたちは過剰な期待ばかりして高望みするあまり、いざ蓋を開けてみたら・・・・という痛ましい評価をすることが多くなっています。もうちょっと落ち着いてプレイできないものかと思っています。長々と会話を読みことに疲れる人は、格ゲーみたいなコマンド重視のゲームのほうが向いているのではないでしょうか
恋愛とエロではそれぞれ軸先が異なりますので、そこをきちんと理解して割り切らないといけないんじゃないかな・・・・と日々憂いています

坂田白金時 | URL | 2013-02-15(Fri)11:06 [編集]


>坂田白金時さま
コメントありがとうございます

ユーザーがメーカーの狙いを理解して受け止めることが出来れば
誤解も少なく互いに不幸になることも減るのでしょうね
100人いたら100人に受ける作品なんてまず作れない以上は
ユーザー側が賢く選択、あるいはそのギャップを受け止めるというのが
必要な気がしますね……非常に難しい話ではありますけども

RmG | URL | 2013-02-17(Sun)04:20 [編集]


スキップ機能は、こういうタイプのゲームでは逆に御法度のようです。それをつけてしまうと、途中の会話が飛ばされてしまい、どうしてそのような展開になるのかという話の中核部分が除かれてしまうため、メーカーはあまりつけたがらないみたいです。
この手のゲームは会話重視の設計ですから、これはもう飲み込むしかないでしょう。

名無しさん | URL | 2013-02-18(Mon)11:00 [編集]


>名無しさん様
コメントありがとうございます

ご法度なのでしょうか?
確かに会話の前後関係は重要かと思いますが、それは完全な未読既読判定でなく
シーン単位で行ってしまう等で、ある程度は解決することのように思うのです
(例えばAXLはシーンスキップにあらすじを用いて全体の流れも補完しています)

変わりにスキップを用いるにしても結局スキップ中のテキストは読みません
意味不明な場合はバックログなどで確認する方が多いのではないかなと
逆にシーンバック機能との競合など仕様の問題などで避けたのではと思っています
(勿論、演出上の意図やメーカーの哲学による可能性もあるとは思いますが)

本作のスキップは遅くはないので普通なら言及するものではないのですが
羊飼いが関わるルートではあまりに共通部分が多く、繰り返しとなるので
もう少しどうにかならないのか程度の気持ちで今回書かせていただきました

システム面では他に特に指摘する部分がないことから目立つかもしれませんが
ないからダメとまで言うつもりはないです誤解を招いたなら申し訳ございません

RmG | URL | 2013-02-18(Mon)22:25 [編集]


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