
クロシェットの「プリズム◇リコレクション!」の感想です
近未来の街を舞台に、街をアピールする☆☆☆部の仲間たちの奮闘を描くお話
ヒロインは4人、個別ルートに分岐するとほぼ選択肢はなく一本道です
一度の選択肢で分岐するほど単純な構造では流石にありませんけども
狙ったヒロインについてはまず間違いようがないレベルのものです
共通ルートが結構長いので繰り返しは難ですがスキップもあるので
そこまでストレスを溜めることはないと思われます、基本は読んでるだけです
Hシーンは1人7回ずつと、このジャンル(萌え)で考えればかなりの分量
前作よりもヒロインが減ったことで相対的に上がったとみられますが
その裏側はともかく準・抜きゲーぐらいに認定してよいレベルになっています
回数だけでなく1シーン1シーンも結構濃く絵もしっかり描かれています
やりすぎて登場人物のイメージが損なわれるのではと心配になるレベルです
あくまでエロゲーと割り切ればいいですが、少々やりすぎ感もあったり
7シーンもある為ひたすらエロを繰り返すだけと思いきや
シナリオの分量もかなりあります、1ルート1ルートがかなり長いです
イチャラブをしっかり入れつつもそれ以外の部分でも充実しています
画面演出もカットインを使い動きを見せるなどつくり込みが見られ
かなり気合を入れて作られた作品であるなというのは感じ取れます
システムに不便はなく、萌えもあり、エロもあり、ボリュームもあり
絵は個人の好みもあるでしょうが、好きな人には十分な質を保っています
今の萌えゲーの必要とされる要素をしっかりそろえたように見えます
ここまでお膳立てがあるのですが、良く出来た作品かというと……
なんだか素直にうなずけない部分が多々あるのが、正直なところでした
気合が入っているのは解るのですが、上手く機能しておらず空回りしています
話に上手くのめりこむことが出来、全体的に退屈と感じる部分が多かったのです
一言で言うとシナリオなのですが、ヒロインとの関係と進展を見ると
Hシーンの多さで少々阻害されている部分はありますけど悪い印象は無いです
ただ、それでもこの作品のシナリオが微妙と思ってしまうわけには
ひとつの作品として必要なそれ以外の部分が起因しているように思われます
まず問題だったのは何より日常のテキストが非常に冗長であることです
共通ルートは基本こればかりなのでボリューム以上に長く感じました
個別ルートでもキャラが集うと同じ流れとなってしまうので疲れます
日常のテキストは☆☆☆部のメンバーが集って会話することが多いのですが
本題を進めていくうちに脱線していって何の話題だっけ?となって終了したり
散々脱線したのを無理やり戻してぐだぐだのまま終わるという事が多いです
もし、ライターがギャグ系のテキストに強くそのトークで引っ張れるなら
いいのですが、本作はそれに類するようなものではないと感じました
キャラクターは楽しそうに会話していますがプレイヤーが楽しいかは別問題です
仲良く談笑しているグループを見て楽しそうだなとか混ざりたいなと思っても
何のクッションも無くその場にほうりこまれてしまえば困るのは明らかで……
結局、なかなか進展しない会話を早く終わらないかと待つことのみです
他に多く尺が割かれていることとして図南市についての設定説明があります
これは☆☆☆部自体が図南を良く知ってもらうことが目的なのですから
自然な流れではあるのですけど、テキストで伝えられても魅力はわかりませんし
そもそもプレイヤーが良く知ってどうするのかというのが疑問になります
これがシナリオの仕掛けにのために必要な設定であるというならば
もう少し話をまとめてほしいと思いつつもアリではあると思うのですけども
ネタバレになってしまいますが残念なことに殆ど活かされることはありません
真剣にこの辺りの設定を理解すれば、おそらく良く練られているであろう
図南の設定は理解できるかもしれませんが、シナリオの理解にはつながりません
また、シナリオの山場を作るために設けられたのであろうシリアス要素も微妙です
カミカゼ☆エクスプローラーに引き続き、敵の立ち絵といったものは存在しません
それどころか味方であろうとヒロインと一部の親しい人物を除けば立ち絵は無いのです
それで戦闘などされても盛り上がりようもありません、印象に残りません
正直、シリアス関しては他の要素と違い手を抜いている部分があると思います
あくまで萌えをウリとするならシリアスはそこそこでいいとは思うのですが
わざわざ、☆☆☆部などという荒事から遠い集団を用意してのお話で
こんなアンバランスな(結果的にはしょぼい)存在を用意したのはなぜかなと
☆☆☆部に大きな仕事を舞い込むとか、ちょっとした事件に巻き込まれるとか
そういったものでもよかったと思うのですけど……少し大げさすぎるかなと
後はHシーンですかね7シーンはさすがにこのタイプでは無茶があったかなと
広範に固まる関係もありシリアスな場面の前後でもやってしまうことがあったり
正直、ヒロインや主人公の理性を疑うような場面が何度かありました
過激なHシーンは良くも悪くもイメージを変えてしまうものですからね
と、色々と理由はあるのですが何事に対しても配慮が過剰だったのではないかと
作品を良くしようとした結果、別の問題を発生させている部分が多く見られます
過去の反省を活かして進化してきたメーカーですが、気を回しすぎたのか
無闇に膨れ上がってしまっているのがどうにも仇になっているなと感じました
多少のネタバレをにおわせつつ全体の印象になりますが
しっかり作られているのはわかりますしシリアスパートはともかくとして
ヒロインとの関係などは初対面からのステップアップの不自然さはおいて
しっかりとかかれており、魅力などはしっかりと抑えられていたと思います
如何せんボリュームが多いことや、サービス?をやりすぎたことで過剰となり
一気に進めるにはきつい内容となってしまった感があります
しかし、30分アニメを小分けにしてみていくようにゆっくりと進めていくと
また違った印象を受けるのではないかと思います
全体の流れを見る限りそういったマイペースに楽しんでいく
萌えアニメや萌え漫画を意識しているように見られる部分もありますし
それに則れば、ヒロインといっぱいイチャラブが出来て
Hシーンもたくさんある理想的なゲームに化けるのではないかなと思います
EDを迎えるまで一気にプレイする人には厳しい内容
マイペースに少しずつ進めていくタイプの人には結構オススメ
ということで肩の力を抜いてゆっくり楽しみたい人向けの作品ですかね
萌えやエロはしっかり作られているので、ボリュームが多い中で
適当に間引いて目当ての部分だけ楽しめると言う方にも向いているかも知れません
萌えゲーとして楽しむ上での最低限のところは揃っているのですよね……
そこに更に加えた部分が、もろ手を挙げて賛成できる内容ではなかったというだけで
以下、ネタバレを含む感想
近未来の街を舞台に、街をアピールする☆☆☆部の仲間たちの奮闘を描くお話
ヒロインは4人、個別ルートに分岐するとほぼ選択肢はなく一本道です
一度の選択肢で分岐するほど単純な構造では流石にありませんけども
狙ったヒロインについてはまず間違いようがないレベルのものです
共通ルートが結構長いので繰り返しは難ですがスキップもあるので
そこまでストレスを溜めることはないと思われます、基本は読んでるだけです
Hシーンは1人7回ずつと、このジャンル(萌え)で考えればかなりの分量
前作よりもヒロインが減ったことで相対的に上がったとみられますが
その裏側はともかく準・抜きゲーぐらいに認定してよいレベルになっています
回数だけでなく1シーン1シーンも結構濃く絵もしっかり描かれています
やりすぎて登場人物のイメージが損なわれるのではと心配になるレベルです
あくまでエロゲーと割り切ればいいですが、少々やりすぎ感もあったり
7シーンもある為ひたすらエロを繰り返すだけと思いきや
シナリオの分量もかなりあります、1ルート1ルートがかなり長いです
イチャラブをしっかり入れつつもそれ以外の部分でも充実しています
画面演出もカットインを使い動きを見せるなどつくり込みが見られ
かなり気合を入れて作られた作品であるなというのは感じ取れます
システムに不便はなく、萌えもあり、エロもあり、ボリュームもあり
絵は個人の好みもあるでしょうが、好きな人には十分な質を保っています
今の萌えゲーの必要とされる要素をしっかりそろえたように見えます
ここまでお膳立てがあるのですが、良く出来た作品かというと……
なんだか素直にうなずけない部分が多々あるのが、正直なところでした
気合が入っているのは解るのですが、上手く機能しておらず空回りしています
話に上手くのめりこむことが出来、全体的に退屈と感じる部分が多かったのです
一言で言うとシナリオなのですが、ヒロインとの関係と進展を見ると
Hシーンの多さで少々阻害されている部分はありますけど悪い印象は無いです
ただ、それでもこの作品のシナリオが微妙と思ってしまうわけには
ひとつの作品として必要なそれ以外の部分が起因しているように思われます
まず問題だったのは何より日常のテキストが非常に冗長であることです
共通ルートは基本こればかりなのでボリューム以上に長く感じました
個別ルートでもキャラが集うと同じ流れとなってしまうので疲れます
日常のテキストは☆☆☆部のメンバーが集って会話することが多いのですが
本題を進めていくうちに脱線していって何の話題だっけ?となって終了したり
散々脱線したのを無理やり戻してぐだぐだのまま終わるという事が多いです
もし、ライターがギャグ系のテキストに強くそのトークで引っ張れるなら
いいのですが、本作はそれに類するようなものではないと感じました
キャラクターは楽しそうに会話していますがプレイヤーが楽しいかは別問題です
仲良く談笑しているグループを見て楽しそうだなとか混ざりたいなと思っても
何のクッションも無くその場にほうりこまれてしまえば困るのは明らかで……
結局、なかなか進展しない会話を早く終わらないかと待つことのみです
他に多く尺が割かれていることとして図南市についての設定説明があります
これは☆☆☆部自体が図南を良く知ってもらうことが目的なのですから
自然な流れではあるのですけど、テキストで伝えられても魅力はわかりませんし
そもそもプレイヤーが良く知ってどうするのかというのが疑問になります
これがシナリオの仕掛けにのために必要な設定であるというならば
もう少し話をまとめてほしいと思いつつもアリではあると思うのですけども
ネタバレになってしまいますが残念なことに殆ど活かされることはありません
真剣にこの辺りの設定を理解すれば、おそらく良く練られているであろう
図南の設定は理解できるかもしれませんが、シナリオの理解にはつながりません
また、シナリオの山場を作るために設けられたのであろうシリアス要素も微妙です
カミカゼ☆エクスプローラーに引き続き、敵の立ち絵といったものは存在しません
それどころか味方であろうとヒロインと一部の親しい人物を除けば立ち絵は無いのです
それで戦闘などされても盛り上がりようもありません、印象に残りません
正直、シリアス関しては他の要素と違い手を抜いている部分があると思います
あくまで萌えをウリとするならシリアスはそこそこでいいとは思うのですが
わざわざ、☆☆☆部などという荒事から遠い集団を用意してのお話で
こんなアンバランスな(結果的にはしょぼい)存在を用意したのはなぜかなと
☆☆☆部に大きな仕事を舞い込むとか、ちょっとした事件に巻き込まれるとか
そういったものでもよかったと思うのですけど……少し大げさすぎるかなと
後はHシーンですかね7シーンはさすがにこのタイプでは無茶があったかなと
広範に固まる関係もありシリアスな場面の前後でもやってしまうことがあったり
正直、ヒロインや主人公の理性を疑うような場面が何度かありました
過激なHシーンは良くも悪くもイメージを変えてしまうものですからね
と、色々と理由はあるのですが何事に対しても配慮が過剰だったのではないかと
作品を良くしようとした結果、別の問題を発生させている部分が多く見られます
過去の反省を活かして進化してきたメーカーですが、気を回しすぎたのか
無闇に膨れ上がってしまっているのがどうにも仇になっているなと感じました
多少のネタバレをにおわせつつ全体の印象になりますが
しっかり作られているのはわかりますしシリアスパートはともかくとして
ヒロインとの関係などは初対面からのステップアップの不自然さはおいて
しっかりとかかれており、魅力などはしっかりと抑えられていたと思います
如何せんボリュームが多いことや、サービス?をやりすぎたことで過剰となり
一気に進めるにはきつい内容となってしまった感があります
しかし、30分アニメを小分けにしてみていくようにゆっくりと進めていくと
また違った印象を受けるのではないかと思います
全体の流れを見る限りそういったマイペースに楽しんでいく
萌えアニメや萌え漫画を意識しているように見られる部分もありますし
それに則れば、ヒロインといっぱいイチャラブが出来て
Hシーンもたくさんある理想的なゲームに化けるのではないかなと思います
EDを迎えるまで一気にプレイする人には厳しい内容
マイペースに少しずつ進めていくタイプの人には結構オススメ
ということで肩の力を抜いてゆっくり楽しみたい人向けの作品ですかね
萌えやエロはしっかり作られているので、ボリュームが多い中で
適当に間引いて目当ての部分だけ楽しめると言う方にも向いているかも知れません
萌えゲーとして楽しむ上での最低限のところは揃っているのですよね……
そこに更に加えた部分が、もろ手を挙げて賛成できる内容ではなかったというだけで
以下、ネタバレを含む感想


