
すでにおなじみになった感じもあるこのシリーズ
4作目は正義感あふれる少年が魔物の力を借りて魔神に挑みます
【あらすじ】
数百年も前からモンスターに支配され、人間が家畜や奴隷にされている世界
主人公「レキ」は現状を変えようとモンスターの統治者である「魔神」に挑もうとしていた
魔神は過去に数々の勇気ある人間が挑むも誰一人として帰ってくるものはいなかった相手
そういった現実を知りつつも、レキは自身を奮い立たせモンスターたちに立ち向かおうとする
しかし、モンスターの世界の入り口に足を踏み入れたレキの前にサキュバス「リリス」が現れる
リリスの前に触られもせずあっさりと射精してしまうも、なんとか自分の意志を貫こうとするレキ
そんなレキに何か思うことがあったのか、リリスは魔神を倒す協力をすると言って来る
モンスターは自分を倒した相手に服従する性質を持っており、それは四大悪魔王も例外ではなく
モンスターを従えていくことで、魔神に対抗する戦力を得られるかもしれないと助言をしてくる
かくしてレキはリリスの力を借りモンスターを倒すことでモンスターの力を得ていく
果たしてレキは四大悪魔王と魔神を倒すことができるのか?そしてリリスの狙いは?
【システム】
■ADVパート
ADVパートは普通の4:3画面で、ゲームが主なので便利機能はありません
ヒロインというか魔物は数が数なので音声の個別設定などはありません
■ゲームパート
・ダンジョン探索パート
ダンジョン探索パートは前作と殆ど同じで、マスとマスが線でつながれたすごろくの様なMAP
分岐方向を決めて進めていくだけになっています、一方通行で、戻ることはできません
ただし、何度も挑むことはできるので、複数回もぐることで全てのマスに止まることができます
ダンジョン一つ一つは小さく、あっさりゴールできるので周回もそこまで手間ではないと思います
奥にいるイベントマスでボスに勝利するとダンジョンがクリアとなり次のダンジョンが出現します
ザコに負けるとコンティニューできますが、ボス戦は敗北するとそのままゲームが終わります
MAP内のマスには絵が描かれたものと何も描かれていないものがあります
何もないマスに止まるとランダムでザコが登場して戦闘となる場合が存在します
特殊な効果のあるマスもあり、基本的には「回復」「罠」「宝箱」となっています
回復は主人公のHPの回復、罠は主人公のダメージ、宝箱はアイテム入手となります
ちなみに一度宝箱マスでアイテムを入手すると宝箱の空いた絵になりますが
その後もそのマスに止まったらランダムでアイテムを入手することが可能です
一部には固有の敵が配置されたマスと、イベント(主にボス戦)が発生するマスがあります
奥にいるボス以外の特殊なマスの固有の敵は倒すと振り分けポイントが3もらえます
ちなみに特別なグラフィックを持っていますが、負けてもイベントはありません
といっても全編で2匹しかいないので、そういう敵がいる程度の認識で良いかと思います
■戦闘パート
フロントビューの1対1でこちらより相手のHPを先に0にすると勝ちというシンプルな戦いです
コマンドは攻撃、支持、精液を与える、道具、調べる、逃げるの6種類となります
攻撃は、直接攻撃を与えるものになっています、非常に弱く設定され使う必要がないです
支持は、仲間のモンスターのうち誰かがランダムで攻撃をしてくれるものです
攻撃のエフェクトと台詞は変わりますが、特にキャラ差はなくて、似たようなダメージです
通常攻撃よりは強力かつノーコストの攻撃ですので通常地の攻撃はこちらになるかと思います
ただし、通常攻撃もですが命中率が低いため、確実に当てたい場合は向きません
精液を与えるは、仲間のモンスターに与えて強力な攻撃をしてもらうものです
この際、精力というパラメータを使用することになります、MPとかSPみたいなものです
モンスターの数があり種類は豊富ですが、威力は20消費と15消費の差でしかないです
道具はそのとおり回復アイテムを使用することができます
HP50%回復と精力50%回復とHP精力全回復の3種類です、何処かバランスがおかしいような
全部で9個ずつ手に入れることができ、あまり使わない方なら終盤には全部9個になるかと
調べるは相手の最大HPと現在HPを見ることができます、一度調べると効果はずっと継続します
逃げるは、戦闘から逃げます、固有の敵の場合は強制敗北になります
ボスの場合はそのままエンディングとなり、中ボスの場合はザコの敗北と同じ扱いです
・育成パート
レベルアップするとステータス振り分けようのポイントが3つもらえます
これを、HP、精力、攻撃、防御の4つに振り分けることで強化していきます
HPは、敵の攻撃にどれだけ耐えられるか、あげないと後半一撃でやられる場合もあります
精力は、ボス戦の要である精液をあたる攻撃を多く使うのに重要になっていきます
攻撃は、通常攻撃だけでなく支持や精液を与えるの攻撃も依存しているので重要です
防御は、HPと同様あげないと後半の敵で一撃のダメージが重くなってきます
他にもマップ上に2匹いる固有の敵を倒すと振り分けのポイントが3つもらえます
・戦闘について
あいかわらずというところで、ダメージ計算にランダム要素が強すぎる気がします
こちらの攻撃も相手の攻撃もかなり外すようになっており、無闇に長引いたり
攻撃を防いだり、渾身の一撃だったり、の不確定要素が混ざったりするので
ダメージの幅が非常に大きいです、通常だと1だったのが運が悪いと100近いダメージを受けたり
安全圏が非常にわかりにくいので、余裕なく戦っていると事故死することがあります
バランス自体は基本的にゆるいので、結果的にはそこまで難しくないのですが……
ちなみにラスボスよりもセレーネのほうが強かったです、攻撃力が高いので
単純に火力が高いボスが強く感じるシステムなんですよね、この戦闘だと
■全体
マシンスペックが足りないのか、システムが悪いのかは不明ですけど
セーブ、ロードで何度かトラブルがありました、セーブできないとメッセージができます
その状態で一度セーブしたファイルはロードも失敗するので、死にデータになりました
あと、一度スクリプトのエラーか何かで落ちたこともあります、私の環境では不安定でした
今回は敗北のシーンが全てエピローグも用意されてそのままゲームオーバーとなるので
ボス前で保存して、一度回収した後敗北というゲームになっていました少し面倒ですね
前作のように四天王クラスの固体以外は、リセットできる敗北でよいと思うのですが……
今回も微妙に取り逃す可能性のある回想はあるものの、周回の必要はありません
前回のあのアイデアも面白いと思うのですが、2周しろとなると手間でしたからね
以下、多少ネタバレが含まれるため、隠します
【攻略?】
一応、全シーンを攻略するには4大悪魔王に挑める状態のデータを作る必要があります
最初に「淫魔の間」に行きリリスと戦う必要があります(火力不足で難易度が高いです)
最初で無いとダンジョンの奥に行ってもリリスと戦えないので、注意が必要です
次に残りの3人を倒すことになりますが、2人を倒すと魔神シャリアに挑めるようになります
これを残した状態で、シャリアに挑んで勝利するとシャリアEDになります
シャリアは普通に敗北するとただ単にゲームオーバーになるだけです、駄目な魔神です
4大悪魔王を全て倒してシャリアに勝利すると展開が変わり最終ダンジョンが出ます
リリスと戦っていない状態でも、「淫魔の間」の奥へ一度でも行っていると同様の展開です
最終ダンジョンのボスは勝利と敗北の2パターンでイベントがあり、両方見る必要があります
回想を埋めるとおなじみのタイトルに後日談が現れていつもどおりやられます
【Hシーン】
イギン(イソギンチャク娘):2(触手、本番)
カリナ(ワーム娘):2(逆アナル+バキューム、騎乗位)
エキドナ:2(逆アナル、ロール+騎乗位)
ジュエリー(ミミック、本体金ぴか):2(口、騎乗位)
ローレ(薔薇娘):2(触手+本番、騎乗位)
緋翠:(鬼娘):2(胸、本番)
レリア・ルリア(2対1セットの単眼娘):2(口、首輪でつながれ本番)
バスティ(牛娘):2(母乳、本番)
マリエッタ(アンドロイド):2(足→掃除機バキューム、掃除機バキューム+ブラシ)
フェンリル:2(足(爪)、騎乗位+触手逆アナル)
マキナ(要塞鬼):3(電気+バキューム、騎乗位、騎乗位)
セレーナ(ネプチューンクイーン):3(胸、触手三点攻め、騎乗位)
アヌア(アヌビス):3(逆アナル、騎乗位、顔面騎乗)
シャリア(魔神):4(足、口、騎乗位、騎乗位)
リリス(サキュバス):5(尻尾、足、胸、本番、騎乗位)
ハーレム:1+1
脅威の騎乗位率ということで、本番となぜか差別化していますが、多いからです
ただ単に、立位、座位、正常とか書くのがアレだと思ったのもあるんですけど
あとは逆アナルも定期的に入る感じで受け~ソフトMを抑えたラインナップです
とりあえず獣はお尻に興味を持つという感じなのでしょうかね
胸とか手とか口とか足とか普通のプレイの範疇で多いのは、逆にないですね
バスティさんはあの大きさで、下をはさまず上を挟むとは……
名前の横の括弧は種族の説明、固有の名前が多いの個人的な注釈とか
ネプチューンクイーンはパーフェクト超人とかの類に見えます
要塞鬼は機械の上に乗った鬼としか説明できません、エキドナはエキドナで通じるよね?
ジュエリーとかカリナ辺りはもうネタ的にきついのではと思わなくもなく
別にまたスライムが出ても誰も怒らないと思うんですけど、重複避けてますね
ラスボスにもなるメインヒロイン、リリスがしっかりサキュバスしてますね
それだけでも、結構この作品は良かったのではないかと思わなくもなく
【まとめ】
3から大きな進化はないものの遊びやすくなっています
今までの良いとこどりというかんじで、バランスよくなっているかなと
面白いかはともかく、そこまで苦痛にならないゲームにはなっているかと
某もんむすとは違う方向で手堅く進化している印象ですね
ここまで来るとモンスターの好みかそうでないかというところでしょうか
一応全部に最低2回ずつ幹部クラスには3回ずつあるので好みがあればそこそこ楽しめます
Hシーンの回数も多く、ボリュームの面では特に不満がありません
内容が偏っていますが、その辺りは好き好きでしょう、個人的には特に問題なく
DLゲートしてみると高額ですがこのクオリティでこのボリュームなら不満はなく
辺りである人にはコストパフォーマンスも高い作品ではないかと思います
このジャンルが好きでOHPのモンスターを見ても特に抵抗がないならば
問題なくお勧めできる作品ではないかなと思います
でも、もう少し正統派の魔物で固めてもいいのではないかなと……


